前に冊子に書いた記事載せとくねベル

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園の先生から「○○君の行動が心配です。一度、専門機関を受診してください」と言われたら、誰でもショックを受けます。

 

その中で「うちの子を障害児扱いした!」と相手に怒りの気持ちを持ったまま一歩も前に進めない人がいます。

 

また母親が受容し「専門機関を受診したい。療育手帳も取りたい」と思っても

 

夫や姑から「躾の問題だ」とか「似たような子は沢山いるじゃないか!個性の一つだ」と言われてしまい、放置してしまう人もいます。

 

前に6連載で書いたよメモ

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人生100年時代と言われています。

 

親亡き後、長い人生が続きます。仮に親が30歳で子どもを産んだら親が80歳のとき、子どもは50歳です。

 

8050

()問題(はちまるごおまるもんだい)

 

50歳の引きこもりの子どもを同居している年金暮らしの親が支えている状態を表す言葉です。

 

「背景に発達障害が隠れているのでは」とも言われています。

 

また、重ね着症候群という言葉もあります。

 

精神疾患の治療が上手くいかない陰には発達障害があり、このケアをしないと見かけの上着の疾患は改善しない意味です。

 

福祉とつながらないまま親子とも社会から孤立して、親が亡くなった後、子どもは孤独死。

 

こんなことにならないためには、子どもの状態をしっかり見つめて「この子が幸せな人生を歩むためには、親として今、何をしなくてはならないか」を考えることが必要になってきます。

 

福祉の網の目から零れ落ちないためには、療育手帳や精神障害者保健福祉手帳を取りましょう。

 

これがなければ行政に対して“障害がある”証明が出来ないからです。

 

また、手帳が取れなくても受給者証をとり福祉サービスを受けることも出来ます。

 

こうして、まずつながること。そして、行動することです。

 

「手帳を持っているとデメリットがあるでは、受験するとき不利になるのでは」という人がいますがデメリットはありません。

 

それを使いたくなければタンスの奥にしまっておけばよいのですから。

 

反対に手帳を持っていなければ就職するとき法定雇用率の中にはカウントされず、他の健常者と全く同じスタートラインで就労しなくてはならず苦労します。

 

親亡きあとの相続させる財産についても計画を立てておきましょう。

 

親が亡くなったら、法定相続人である子どもが親の財産を相続することになります。

 

多額のお金をいきなり手にしてしまった知的障害のある40代男性が、数ヶ月に渡って客引きに何度もバーに連れていかれ親が残した1500万円を使い切ってしまった事件もありました。

 

こうならないためには親が生きている間に残す財産を管理する仕組みを利用することです。

 

家族信託、成年後見制度があります。詳しくは“障害のある子の親なきあと 渡部伸著“を参考にしてくださいね。

 

親が亡くなった後、残された子どもから「世間体を気にして障害を隠し、何も動いてくれなかった」と恨まれることのないように、何とか受容することです。

 

親が乗り越えなくてはならない第一のハードルですが、前に進んでほしいと思います。

 

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