20時じゃないけど書く走る人

 

この間、質問を受けたとき簡単に書いたんだけど、こちらに詳しく書きます。

 

息子が小学校時代のお話です。

 

息子は小学校1、2年の間は支援学校、3年生から支援級に転校したのですが

 

支援級の保護者の一部に「支援級は通常学級に行くための練習の場」、「支援級は通常学級に戻るための練習の場」と勘違いしてしまっている人がいました。

 

例えば

 

支援級にいた6年生の子の親御さんは

 

「通常級で取りこぼしてしまっている単元を学年を遅らせて指導してほしい」

 

「私の子はは実年齢は6年生です。通常級でやっている2年生の算数を教えてください」といって

 

2年生の算数で行うリットル、デシリットルのかさの問題をやらせてくれるように要求していました。

 

その子がそれだけの能力のある子だったらよいのですが、知的遅れがあり、とうてい「一デシリットルは1000ml」のかさの換算などできない状態でした。

 

担任は親への説明ではなく、要求が強い親の押しに負けてしまったのか、考えがなかったのか個別対応ではなく一斉指導でリットル、デシリットルの課題を与えていました。

 

息子はそのとき5年生、時計がやっとわかる状態でした。

 

それなのに一斉指導でかさの単元滝汗

 

支援級に在籍する目的として、学力をつけて通常級に移るという思いは持たないでほしいと思いました

 

支援級の目的は個別支援計画が立てられその子が生きていくうえで必要な学力をつけていくクラスだと思います。

 

途中から通常級に行く子もいますが、小学校卒業時に支援級にいた子は中学はたいてい支援級に進みます。

 

それどころか、小学校通常級に6年間いた子で「いよいよ中学に入学時に通常級で続けていくのは無理だろう」と支援級にドロップダウンしてくる子が息子がいた中学では6割いました。

 

高校は普通高校ではなく特別支援学校高等部に進み、職業訓練を受け、障碍者雇用促進法による法定雇用率により企業就労を目指します。

 

障害のある子にとって学年相当の学力をつけていくことが人生にとって必須だとは思いません。

 

支援級でお金の計算、時計を読むなどの生きていく上での必要なことをしっかりと身に着けさせていくことの方が大切だと私は思っています。

 

支援級は通常級に行くための訓練の場と勘違いしないでほしいです。

 

参考にしてください

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