皆さんこんにちは!朝岡です。
あつ~い夏本番ですね。夏バテには栄養補給が欠かせません。
美味しいものをたくさん食べて、この夏も乗り切りましょう!!('-^*)/


さて、毎回多くの方にアクセスしていただいているこのブログですが、
この度、お引越しをいたしました。(^-^)/

新しいアドレスは↓
http://blog.goo.ne.jp/tatami-japan/


今後ともよろしくお願いいたします。m(u_u)m

茨城県下に4店舗を構えるジャパン畳工房水戸支店 。 ('-^*)/

水戸は城下町だけに職人の町でもありました。

その技術と知恵を生かしたお店には面白いものが色々あります。


畳の専門 水戸支店

畳の博物館!?

 上等な畳表 をひとつひとつ手で切って作った畳の見本帳。

眺めているだけでリーズナブルなものから最高級品まで実に種類が多いのにビックリ。

畳の小さな博物館のようです。

さらに、竹林と立派な虎が描かれた4枚セットの襖もありました。

地方の大きな家では、このような襖がまだまだ注文されることが多いそうです。(写真が無くてすみません)


 ユニークなのは商品だけではありません。

水戸支店 では年数回、畳新聞を発行しているのです。

関川畳・内装店で働く人の紹介や子育て日記、ハイキングのお知らせや報告、といった日常の情報といっしょに畳の表替えのイラスト図やい草の情報なども載っている。親しみながら畳に関する知識も頭に入る仕組みです。

そしてカラーでデザインも楽しく分かりやすいチラシも好評。

たたみ替えメニュー表を見れば予算に応じたベストの畳や襖・障子 ・網戸・壁紙の張り替えがたちどころに判明。

親切でキメの細かい情報が満載です。



畳

 「茨城県で一番気軽に頼める畳屋 さんを目指しています!」という言葉がとても印象的でした。

JR水戸駅の前には御存知水戸黄門が助さん格さんと共に人々を見つめています。
そこから程近い南町商店街にあるのが水戸支店。
昭和2年創業の関川畳商店はジャパン畳工房 に参加するのとほぼ同じ時期に水戸にも進出を果たしました。

 笑顔がなんとも優しい専務の関川恵一さんは畳製作の「ものづくりマイスター」にも認定されている人。茨城県の拠点である水戸の利点を生かして法人様むけの営業を始めたり、冬の時期に各工務店さん向けに畳の見本帳を作って配布するなどきめ細かい活動をしています。水戸支店の店頭にもさまざまな畳表がディスプレイされていました。

水戸支店

 「畳はね、日に焼けてちょっと表面が茶色になってきてから畳表の質の差がでてくるんですよ」そういって関川さんが指差す畳は、確かに表面の美しさや弾力に差が出ています。「専門学校の生徒さん達に看板や外装も含めて店内ディスプレイのアイデアを出してもらう企画も好評で、マスコミの取材にもつながりました」
 関川さんは職人であると同時にアイデアマンなのです。

店長

次回は水戸支店が発行する畳のフリーペーパーなどをリポートします。

畳の新しい可能性を追求しているジャパン畳工房 滋賀支店。今まで想像もしなかった魅力的な畳の使い方を知った一方で、これぞ本物!という感動にも出会いました。

それはオフィスへ向かう「畳階段」の途中に展示されていた畳…と言っても50センチ四方の編みかけの小さな畳です。
「ちょっと触ってみてくださいな」と言われて手のひらで撫でた感触といったら!!……。表面は絹のように艶やかにして柔らかい。あまりの滑らかさに指の腹でもういちど確かめてみると、編み込まれた畳の、なんと弾力性に富んでいる事!これは生き物じゃないか?!と思うほどの体験でした。これが最高級の畳表だったのです。



今、畳の原料であるイグサは輸入物が多いのですが、国産の極上素材を使った畳表はまさに芸術そのもの。
本当の本物に出会えた感激は実に大きかったです。

こういう最高級品我が家の和室に使おうとしたら大変ですが、たとえばですよ、お雛様のお内裏さんとお雛さんに敷いてあげる…なんて贅沢は充分できると思うのですね。雛祭りの時に「わぁ、これが最高の畳なんだね」と日本の文化を確認できたら素晴らしいですよね。

とにかく今回は最高級品の魅力に惚れ惚れしました。
よろしければここをクリックしてください!

ジャパン畳 工房 滋賀支店のオフィスへは階段の玄関から上がるのですが、こちらの階段はなんと全部畳張りなのでありました。これにはビックリ。 というと長方形のイメージがありますが、こちらの階段では踊り場につながる三角形の畳や、階段の垂直板の部分にもすべて が使われているのです。

そればかりではありません。なんとオフィスの床も畳!その上にデスクやチェアを置いている。社員は靴下でお仕事をしていらっしゃる。僕も靴を脱いでオフィスにお邪魔したのですが、これがすこぶる気持ち良いのです。足下の解放感は、靴を履いている時とは比べ物にならないほど素晴らしい。普通の和室畳 とは少々違って硬い なのですが、じかに触れる感触が心地良い刺激となるんです。それでいて机や椅子があるから仕事の効率は変わらない。いや、足下が爽やかな分、効率は高まると思いますね。こりゃ発見だ!。まだありました。滋賀支店では を腰板(壁の低い部分に貼る板)や天井にも使えるようにアレンジした商品の提案もしているのです。色や織り方に変化を持たせて、畳の新たな可能性 を大胆に追求している。こうやって店舗にもお薦めの畳ニューウエイヴ を展開しているのです。な~るほど…感心。

そうそう、このリポートを読んで「うちはこんな変わった の使い方をしている」とか「こんなおしゃれな使い方はどう?」なんてご提案がありましたら、写真つきで是非お寄せくださいね。お待ちしてます。 の新世界はまことにアイデア次第なのを実感した滋賀支店訪問 でした。

いよいよジャパン畳工房 の支店巡りの始まりです。柔道牛若丸と弁慶で有名な京都の五条大橋から車で小一時間。最初の訪問地である滋賀支店は甲賀市の田園地帯にありました。晴れた日には近江富士を正面に望む素敵な場所にある支店で出迎えて頂いたのは、代表取締役の鳥本義正さん。創業78年にもなる支店は従業員の働きやすさを考えた快適な工場&オフィスです。



鳥本さんは日焼けした顔をほころばせながら話してくれました。「これからの時代はね、ただお店でお客様を待っていちゃダメです。相手の心に飛び込んでいって、日本の伝統を残し増やしていく…これが大事だと思うね」飛び込んでいくのはお客様だけでなくて、メーカーさんをいかに動かすかも大切なんですって。老舗って言うのは守るべき伝統と思い切って変える斬新さを両立させると聞いていましたが、こちらはまさにそんな空気を持っているお店です。


伝統と革新の両方を目の当りにして僕は感激!詳しくは次回…。

日本人がこれほどホッとできる場所もないでしょう。タタミ はあってあたりまえ、という感覚がありますよね。ところが不思議なのは、世界中見渡してもフォーマルな場にもなって、くつろぎや生活や就寝の場所にもなるなんて素材はタタミ以外に無いのではないか、という事実。こんな素晴らしい空間はありません。ヨーロッパは部屋やカーペットや椅子で公私の空間を厳然と区別しますからね。 日常で当たり前というのは、ついつい本当の価値を忘れがちになってしまうものです。僕はタタミがその典型的な例に思えて仕方がない。千年に及ぶ歴史と伝統を持つタタミ は現代でも毎日日本人の生活を支えています。当たり前すぎちゃってピンもキリもごちゃまぜになりかかっている。これはちょっと残念。 そこに皆さんのちょっとしたこだわりや、ライフスタイルの趣味を加える事ができたら、そりゃもうタタミ は21世紀になって平安時代以来のお洒落な流行になる可能性大と真面目に信じています。

日本人同士で面と向かって「和」の文化なんて言うと、奈良京都の神社仏閣とか、お茶や邦楽とか、桜や歌舞伎だとか、まぁ色々候補はいっぱい出てくると思うのです。共通しているのは、なんとなく限られたフィールドということ。そんなイメージがありませんか?


 でも、文化ってあんまり構えないで安心できるのが本物だと考えるのですよ。さりげなく和服を着こなす人とすれ違ったら理屈なしで「素敵だなぁ」と感じますよね。ちょっと海外旅行に出かけて帰ってくると、米のご飯や蕎麦がとっても美味しく感じるでしょう?

そういう共通の感覚こそが「和」のDNAみたいなものだと僕は思いますね。

 そういう感覚はまだまだ大多数の人が持っていますから、それはそれで結構なのですが、そこにもうひとつ「こだわり」を加えると、思っていた以上に素敵な世界を発見できる…

それが「和」の文化だと思います。

畳3