5月5日は私達に縁ある三カ国の祝日でした。
日本はご存知のように「端午の節句」「こどもの日」。
長男が生まれた時はロンドンにいたのですが、母が鯉のぼりを贈るというのを断って(当時は街中で庭なかったし!)玄関などに飾れるミニサイズのものをお願いしました。あれから24年、毎年飾っていたせいか長男がいじりまくったせいか金箔部分がもうボロボロですが、飾ると異国でも日本気分を味わえて重宝しています
オランダは「BEVRIJDINGSDAG (Liberation Day) 」。
第二次世界大戦時のナチス占領下から解放された日。
我が家は高速降りた後街中に向かう大通りに面していて、この日は軍服を着てジープに乗る人たちの長いパレードがその道を通るので毎年「わあ〜!すごいすごい!」と言いながら見学しています。ちなみに、その前日は戦時中に亡くなった人々を追悼する日で夜の8時には全国で追悼タイムとなります。昨日は長男がちょうど飲食店でのアルバイト中で食事中の観光客などにも協力を仰いだと言っていました。次男もちょうど電車に乗っていて、その時間は公共交通機関が追悼のために止まるのだとか。こうやって国をあげて忘れないようにするのは大切なことですね(戦争への抑止力になっているかはわかりませんが)。
そして、ギリシャでは今年はこの日が「PASCHA 東方正教会の復活祭」でした。
<KOKKINA AVGA:ギリシャではカラフルなのではなく玉ねぎで赤く染めたたまごのみ使用。最近はカラフルなのもスーパーで売られる様になって来ているようですが。今年はこの赤のみで。1ヶ月ほど前からコツコツ玉ねぎの皮をためてます。>
<恒例のたまご割り行事:クリストアネスティと言ってお互い卵の端を割り合い、また反対側でアリストアネスティと言って割ります。最後まで割れなかった人がその年のラッキーパーソン。今年は次男が最強でした。>
子どもたちが二人とも13時半過ぎには出かけるのに私がのんびりしすぎて13時からの食事になってしまい、ちょっと慌ただしいイースターのお祝いでしたが、たまご割りイベントまで無事済ませられたこと(今年の勝者は次男。無敵であっという間に決まってしまいました)、珍しくミラも写真に収まってくれたこと、そして先日アテネから持ち帰った義母の素敵なテーブルクロスを使用出来たことで満足なイースターランチでした♪
<AVGOLEMONO: レモンスープ。たまごとお米でとろみをつけています。羊の内臓も一緒に煮込むのですが、ないので気持ち肉汁を追加😆。本来は日付が変わった夜中にいただくものなので、まずはこのスープから>
<前菜類>
<SPANAKOPITA: ほうれん草のパイ。ほうれん草とディルやミントのハーブ類、フェタチーズをフィロで包んで焼きます>
<白アスパラガス: 砂糖と塩とバターで茹でてバルサミコ酢で>
<きのこのマリネ:最近しめじやエノキ、エリンギがもう少し簡単に入手出来る様になりました。嬉しい♪>
<TZAZIKI: 水切りヨーグルトときゅうりのサラダ。ディルとニンニク、レモン入り>
<スペルト小麦使用の天然酵母パン:ALMEREで週末だけ開くパン屋さんで友人が入手してくれました。ここが今のところ一番美味しい!確かワンホールで4ユーロ強>
<メイン>
<PAIDAKIA:ラムチョップとポテトのオーブン焼き。にんじんも入ってますが・笑>
<KRITHAROTO me GARIDES:海老とオルゾの煮込み。ギリシャではこのオルゾパスタはKRITHARAKIという名で日本のお米のような存在かな?様々なサイズがあります>
<HORIATIKI:グリーク田舎風サラダ。基本はトマト、きゅうり、カラマタオリーブとフェタ。あとは紫玉ねぎやパプリカなど>
<TSOUREKI:イースターにいただくブリオッシュのような甘いパンです。年々形が歪になってる気が💦>
こうやって家族が集まってお祝い出来るのも後どのくらいだろう?と毎度考えてしまいます。今後住む国がバラバラになっても3年に一回は家族で集まれると良いねと話していますが(2年おきだと一回くらいパスして良いかと思ってしまいそうなので3年が妥協点?)、その時にはもうこうやって料理する機会も減っているかも知れません。次の趣味を見つけねば?!です
<ワインはペロポネソス半島の白を。意外に飲みやすくて今度ワイナリー訪問しようという話になりました♪>
<義母の手作りテーブルクロス。素敵なので持ち帰って来ました♪>
最後までご覧いただき
ありがとうございました✨