はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

 

いまのところ

 

大阪と長崎にカジノが

 

出来そうなんでしょうか。

 

 

 

IR法案というやつです。

 

 

 

 

これに関しては

 

賛否両論がありますが

 

医療者の目線としては

 

ギャンブル依存症の患者さんが

 

増えるだろうなと予想できます。

 

 

 

 

ちなみに

 

今のところ日本には

 

カジノが存在してないため

 

ギャンブル依存の対象は

 

パチンコ・パチスロが最多です。

 

 

 

 

このギャンブル依存症は

 

ほかの依存症とは

 

違う特徴もあります。

 

 

 

 

たとえば

 

アルコール依存症との違いは

 

身体面の影響が

 

かなり少ないことです。

 

 

 

 

これは”いい面”と

 

思われがちですが…

 

内科から精神科などの

 

紹介されるルートがないことを意味します。

 

 

 

 

それだけ

 

ギャンブル依存症だけで

 

病院にかかるハードルが

 

かなり高くなっているのです。

 

 

 

 

さらには

 

ほかの依存症よりも

 

深刻な金銭面のトラブルに

 

巻き込まれる可能性が高いです。

 

 

 

 

それは過去の記事でも

 

お話ししたので参考にしてください。

 

 

 

 

そこで今回は

 

診察における話ですが

 

このギャンブル依存症と

 

間違いやすい疾患について

 

お話ししたいと思います。

 

 

 

 

 

 

そもそも

 

アルコールでも

 

違法薬物でも

 

ギャンブルでも

 

依存症にいたる背景には

 

”生きづらさ”があります。

 

 

 

 

とくに

 

勘違いされやすいのは

 

違法薬物の依存症です。

 

 

 

 

世間的には

 

快楽におぼれて

 

またその快楽を求めて

 

辞めれないものだと

 

思われがちです。

 

 

 

 

しかし

 

違法薬物の使用者の大半が

 

不安や悲しみ、虚無感、孤独など

 

ネガティブな感情を

 

少しでも紛らわすために

 

使用しているのです。

 

 

 

 

これは

 

ほかの依存症でも同じで

 

当然、ギャンブル依存症にも

 

同じ背景があります。

 

 

 

 

とくに

 

うつ病不安障害

 

抱えている患者さんは

 

社会で生きていくうえで

 

多かれ少なかれ支障が出ており…

 

 

そのネガティブな感情が

 

何かしらの依存症の源流に

 

なりやすいことは

 

世界的にも指摘されています。

 

 

 

 

そのため

 

パッと見たところ

 

ギャンブル依存症だけど

 

よくよく話を聴いてみると

 

その裏には

 

うつ病が隠れているなんてことも

 

あるわけです。

 

 

 

 

さらに

 

注意が必要な疾患は

 

発達障害のADHDです。

 

 

 

 

その理由として

 

ギャンブルにハマっているのが

 

ADHDとしての衝動性によって

 

ギャンブルを辞められない

 

可能性があるからです。

 

 

 

 

その一方で

 

落ち着きがなくて

 

注意力が散漫になって

 

生活に支障が出ている理由が…

 

ギャンブル障害で

 

衝動性が増している可能性もあります。

 

 

 

 

この2つを鑑別するためにも

 

やはりADHDなのかどうかを

 

幼少期の頃や

 

ギャンブルと接点がない頃の

 

エピソードなど踏まえて

 

確認していく必要があります。

 

 

 

 

そのため

 

ここの診断は

 

間違いやすいので

 

慎重になります。

 

 

 

 

 

 

今回は

 

ギャンブル依存症と

 

間違いやすい疾患について

 

お話しさせていただきました。

 

 

 

 

ギャンブル依存症かな?

 

と思う患者さんが

 

来院された時には

 

ADHDの特性がないか

 

慎重に確認する必要があります。

 

 

 

 

そこには

 

本人だけではなく

 

家族など普段から本人を

 

良く知る人の話も聞くため

 

なかなか時間がかかります。

 

 

 

 

また

 

診察では

 

うつ病や不安障害が

 

背景に潜んでないかも

 

見逃してはいけない

 

ポイントです。

 

 

 

 

たしかに

 

複数の疾患が絡んでいると

 

それなりに治療も複雑で

 

大変になることもあります。

 

 

 

 

しかし

 

その一方で

 

ギャンブル依存症として

 

認知行動療法を利用しつつ

 

 

うつ病として

 

薬物療法に加えて

 

デイケアに参加するなど

 

多方面から

 

色々な支援やサポートを

 

使える可能性もあるのです。

 

 

 

依存症は孤独の病です。

 

 

 

多くの人と

 

つながるキッカケが増えるのは

 

とてもプラスになるのです。

 

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

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