はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

 

もう11月の中旬で

 

あっとゆー間に

 

年末になりそうですね。

 

 

 

 

コロナの感染状況も

 

気になるところですが

 

久々に実家への帰省を

 

考える人もいるでしょう。

 

 

 

 

そこで

 

久々に親と会ったときには

 

注意深く観察してみて

 

くださいね。

 

 

 

  

『ん?』って思うことがあれば

 

どこに連絡すればよいかは

 

以前の記事でお話しをしましたね。

 

 

 

 

家族だからこそ

 

『単なる老化だろうなぁ』

 

と軽く考えてしまいがちなので

 

注意してくださいね。

 

 

 

 

久々にあった親を見て

 

あなたが知っている

 

今までの親の姿とは

 

ちょっと別人だと気がついたとき

 

どのように感じるでしょうか。

 

 

 

 

『あぁ…年老いたなぁ…』

 

と悲しくなることも

 

あるかもしれません。

 

 

 

 

その一方で

 

どちらかといけば

 

そんな親に対して

 

イライラしてしまうことも

 

珍しくありません。

 

 

 

 

そこで今回は

 

親の老化にイライラするのは

 

なぜなのかについて

 

お話させていただきます。

 

 

 

 

 

 

『せっかく久しぶりに

 

実家に帰っているんだから

 

親にイライラすることは

 

さすがにないですよー』

 

と思っているかも知れませんね。

 

 

 

 

では

 

私が外来などでよく聞く場面を

 

紹介させてもらいますね。

 

 

 

 

例えば

 

次のようなシチュエーションです。

 

 

 

”歩いているときに膝が痛そう”

 

”かなりやせ細ってないか”

 

”やたら手すりを持つようになってる”

 

などに気がついたので

 

親に話を聞いてみたところ…

 

 

 

 

実はずっと前から

 

膝の痛みはあるけど

 

我慢して生活していたことが判明。

 

 

 

 

そこで

 

あなたは

 

『早く病院に行ったほうがいいよ』

 

とアドバイスをするでしょう。

 

 

 

 

しかし、親は断固拒否…。

 

 

 

 

その理由としては

 

大概、次のような感じです。

 

 

・別に大したことはない

 

・自分のことは自分が一番分かってる

 

・いきなり入院や手術って言われても怖い

 

・サプリ飲んでるし大丈夫

 

・もっとひどくなったら行く

 

 

 

 

このように言われて

 

あなたは納得できますか?

 

 

 

 

せっかく

 

忙しいなか時間をつくって

 

実家に帰ってきて

 

心配して声かけているのに

 

このような返答をされたら

 

モヤモヤしますよね。

 

 

 

 

しかも

 

年末年始がおわれば

 

次に会うのはいつでしょうか。

 

 

 

 

『どんどん進行するかも…』

 

という焦りが生まれたり

 

『今後は自分の仕事とかに

 

支障も出てくるかも…』

 

とか考えてしまったりします。

  

 

 

 

そのような場面も 

 

なんとか説得に成功して

 

やっとの思いで

 

あなたの付き添いで一緒に

 

病院に行ったとしましょう。

 

 

 

 

そこでは

 

次のようなことが

 

起こりるのです。

 

 

 

 

診察室に入るやいなや

 

『別になにも困ったことはないけど

 

子どもが病院に行けというから来た』

 

と言ってみたり…

 

 

 

 

医者の前では

 

良い恰好をしようとして

 

『毎日、ひとりで外を散歩して

 

健康には気をつけてます』

 

というような話をする人もいます。

 

 

 

 

付き添っている

 

子供からすれば

 

本人の性格からして

 

絶対にひとりで

 

散歩を続けてるなんてないのは

 

分かりきっているので

 

バレバレのウソだったりするわけです。

 

 

 

 

子どもとしては

 

とてもガッカリするし

 

病院という場所ですら

 

しっかり自分の症状を

 

正直に伝えない姿に

 

イライラしてしまうのです。

 

 

 

 

といった具合に…

 

久しぶりに出会ったからこそ

 

このような感じなことは

 

起こるかもなと

 

思っておいた方がいいです。

 

 

 

 

心の準備が出来ているほうが

 

イライラすることも

 

軽減できるでしょう。

 

 

 

 

とくに

 

今まで自分のなかで

 

”立派の親”と感じていたら

 

その落差は大きいです。

 

 

 

 

あなたが小さいときに

 

『人にウソをついたらアカンよ』

 

などの道徳的なことを

 

教えてくれていた親が

 

自分の目の前で

 

サラッとその場しのぎの

 

ウソをつく現場を目撃するのは

 

ショックも大きいでしょう。

 

 

 

 

このようなネガティブな

 

気持ちをもったとしても

 

『自分はこころがせまい…』

 

『親不孝者だ…』

 

と思わなくても大丈夫です。

 

 

 

一般的な親子関係では

 

どれだけ年月が経っても

 

愛着関係がつづくので

 

子どもからすれば

 

親の存在というのは

 

心の安全基地なのです。

 

 

 

 

しかし

 

目の前の安全基地で

 

非常識なことが起きたり

 

不安定な状態だと分かると

 

こちらの心も乱れるのです。

 

 

 

 

自分にとっての

 

安全基地だからこそ

 

『ちゃんとしておいてほしい』

 

と思ってしまうのです。

 

 

 

 

結局のところ

 

親の老化に伴って

 

子どもが抱えるネガティブな気持ちは

 

心の安全基地を失う恐怖なのです。

 

 

 

 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

今回はなぜ老化する親に

 

イライラしてしまうのかについて

 

お話しさせてもらいました。

 

 

 

 

それは

 

心の安全基地を失う恐怖

 

からくるものでした。

 

 

 

 

だからこそ

 

誰にでも起こりえる

 

心の反応でもあります。

 

 

 

 

なので

 

その自然と生まれる

 

ネガティブな気持ちと

 

自分がどう折り合いを

 

つけていくことの方が大切です。

 

 

 

 

親が老化するのは

 

止められるわけではないので

 

もうそれは仕方ないことです。

 

 

 

 

ふと気づいたときには

 

『あぁ、かなり親に対して

 

厳しい当たってしまってる…』

 

と感じることもあるでしょう。

 

 

 

 

でも

 

なぜそうなるのか

 

心の動きが分かっていたら

 

『自分の安全基地が無くなりそうで

 

怖かったり不安だったりするんだ

 

と自分自身や親を

 

不必要に責めることを

 

減らせる のではないでしょうか。

 

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

=(大切なお知らせ )=

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