はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

 

在宅勤務だと

 

家族との時間が増えますね。

 

 

 

 

なので

 

今まで気がつかなかった

 

家族のあたらしい側面に

 

ふとした瞬間に

 

気がつくことがあります。

 

 

 

 

それが普段は

 

そこまで深く接しない

 

自分の親ならなおさらです。

 

 

 

 

また

 

コロナ禍での活動制限が


緩和されてきたタイミングで

 

『久しぶりに実家に帰ろう』

 

と思っている人も多いですね。

 

 

 

 

さて、そこで

 

久しぶりに実家に帰ったら

 

『うちの親、こんな感じだっけ…』

 

『あれ?何度も同じ話をしてる…』

 

『こんなに歩くの遅かったっけ…』

 

と違和感をおぼえるのです。

 



 

そこで

 

『これはいよいよ

 

本格的に介護を考えないと…』

 

と感じたりするわけです。

 

 

 

 

では

 

このような時には

 

初動として

 

どこに連絡すれば

 

いいのでしょうか。

 

 

 

 

今回はそのようなお話しです。

 

 

 

 

 

 

親の認知症を疑う場合ですが

 

たまにおられるのが

 

『とりあえず精神科に相談かなぁ…』

 

と思ってる人も多いですね。

 

 

 

結論から言えば

 

それは違います。

 

 

 

 

本人抜きで

 

家族だけで相談にきても

 

精神科医としてできることは

 

ほぼほぼありません。

 

 

 

 

結局のところ

 

遠回りだったりします。

 

 

 

そこで

 

ぜひ覚えておいてほしいのは

 

認知症だろうが

 

足腰の問題だろうが

 

『うん?』と思ったときは

 

地域包括支援センター

 

に連絡です。

 

 


 

もしかしたら

 

あまり聞きなじみが

 

なかったかもしれませんね。

 

 

 

長い名前でもあるので

 

とりあえずは

 

『包括(ほうかつ)』

 

という略称だけでも

 

覚えておきましょう。

 

 

 

 

このブログ記事でも

 

以後は”包括”と略して

 

話をしていきますね。

 

 

 

 

『介護で迷ったら”包括”』

 

 

この合言葉さえ覚えておけば

 

何とでもなります。

 

 

 

 

『もしかしたら認知症かも?』

 

と思ったときも

 

初動としては


包括に連絡で


間違いありません。

 

 

 

 

何度もいいますが

 

初動でいきなり

 

本人無しで精神科クリニックに


家族だけがきて

 

『親が認知症っぽいのですが

 

どうしたらいいですか…』

 

と相談にきても

 

 

『まずは地域包括支援センターに

 

相談してみてください』

 

と案内されるだけなので

 

二度手間になるだけです。

 

 

 

 

なので

 

久々に見る親に対して

 

『うん?』と思ったら

 

すぐに包括に連絡しましょう。

 

 

 

 

ちなみに

 

包括には

 

地域ごとに担当エリアが

 

決まっているので

 

インターネットの検索で

 

『親の住所(市町村●丁目まで)


+ 包括支援センター』

 

と調べたらOKです。

 

 

 

 

これで親の住所の担当の

 

包括支援センターがどこかを

 

見つけることができます。

 

 

 

 

あとは

 

電話で相談をしてもいいし

 

実際に訪れてもいいので

 

とりあえず気になっていることを

 

ぜんぶ相談してみましょう。

 

 

 

 

正直、今回の記事は

 

これで終ってもいいのですが

 

もう少しだけ

 

よく聞かれる話を

 

追加しておきますね。

 

 

 

 

そもそもの話として

 

地域包括支援センターとは

 

どのような場所なのでしょうか。

 

 

 

 

ラフに表現すれば

 

高齢者のためのお悩み案内所

 

と言ってもいいでしょう。

 

 

 

 

ここには

 

ケアマネ、社会福祉士、保健師など

 

介護、福祉、医療のプロが

 

大集合している場所です。

 

 

 

 

なので

 

各々のお悩みに対して

 

現状に合わせた

 

最適解を案内してくれます。

 

 

 

 

ただでさえ

 

先の見えない

 

不安な介護のことで

 

『次にどうしたらいいか』

 

を教えてもらえることは

 

とても有意義なことですよね。

 

 

 

 

65歳以上の高齢者が

 

自ら相談してもOKですし

 

家族さんが相談してもOKです。

 

 

 

 

本人の許可とかは

 

とくに無くても

 

家族の相談に乗ってくれます。

 

 

 

 

ちなみに

 

相談は無料です!

 

 

 

 

何度も何度もいいますが…

 

精神科にきたときは

 

相談だけでも有料なので

 

やはり初動は

 

包括を利用しましょう。

 

 

 

 

そして

 

親がある程度元気なうちに

 

包括のほから

 

親に対して

 

ちょこちょこコンタクトを

 

取ってもらっていると

 

いざという介護が必要なときに

 

親の受け入れもよくなります。

 

 

 

 

やはり

 

だれか分からない人から


いきなり

 

『あなたには介護が必要!』

 

と言われたとしても

 

受け入れられないものです。

 

 

 

 

そもそも

 

自分の家に

 

家族以外の人が

 

入ってくることに

 

拒否的な高齢者も多いです。

 

 

 

 

『第三者が家にやってくる』

 

という出来事にも

 

慣れてもらう意味もあります。

 

 

 

 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

今回は

 

親の介護が気になるとき

 

初動で相談するところについて

 

お話しさせてもらいました。

 

 

 

 

結論としては

 

『包括!』

 

『ほーーかつ!』

 

『ほーーーかつ!!』

 

 

 

 

大事なことなんで

 

3回いいました。

 

 

 

 

これだけ覚えておけば

 

『うわぁ…介護かぁ…

 

何から始めたらいいんだろ…』

 

と悩むことがグッと減ります。

 

 

 

 

そして

 

包括を利用しようとする人が

 

いちばん気にすることは

 

『どの段階で相談したらいいの?』

 

だと思います。

 

 

 

 

この結論としては

 

1つでも『うん?』と思ったら

 

相談してみましょう。

 

 

 

 

家族の直感は当たります。

 

 

 

しかも

 

大概の場合が

 

家族だからこそ

 

『これくらい高齢者ならあるか…』

 

と甘い判定をしてしまって

 

スルーしていることが多いです。

 

 

 

 

たとえば

 

今まではそんなことなかったのに

 

『いつも手すりを使って

 

階段を上るようになってる』

 

という変化があればどうですか。

 

 

 

 

1つの『うん?』があれば

 

その背景には

 

もっともっと『うん?』

 

と思える違和感があると

 

思ってもらって大丈夫です。

 

 

 

 

だから即・連絡なのです。

 

 

 

ちなみに

 

包括の目線としても

 

早い段階で相談してもらうと

 

『この地域には

 

このような高齢者がいるんだな。

 

ちょっと注意しとかないとな。』

 

と現状を知るきっかけになります。

 

 

 

 

かなり進行してから

 

介入するのでは

 

よりサポート体制が

 

複雑になってくるので


大変なのです。

 

 

 

 

やはり

 

介護も病気も

 

早期発見・早期介入です ^^

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!