はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

 

2月4日から

 

北京オリンピックですね。

 

 

 

 

あなたが注目している

 

競技や選手はあるでしょうか。

 

 

 

 

アスリートときくと

 

”とてもメンタルが強い人達”

 

といったイメージが先行しますね。

 

 

 

 

ただ

 

最近の様々なニュースでも

 

とりあげられているように

 

そうとも言い切れないのが現実です。

 

 

 

 

 ちなみに

 

アスリートと聞くと

 

プロのレベルの思い浮かべるかもしれませんが

 

実際には”部活を頑張っている学生”なども

 

十分に含まれてきます。

 

 

 

 

そのような

 

アスリートのメンタル面と

 

密接に関係してくるのは

 

ケガなどの問題です。

 

 

 

 

何となくでも

 

アスリートがケガすると

 

精神的にもダメージがありそう…

 

というのは想像できると思います。

 

 

 

 

なので

 

アスリートがケガの治療をするとき

 

整形外科医などはもちろんですが

 

ときには精神科医ががっつりと

 

治療に関わっていくこともあります。

 

 

 

 

そこで今回は

 

アスリートが怪我をした時に

 

どのような心に傷を負うのかについて

 

お話ししたいとおもいます。

 

 

 

 

 

 

アスリートにとって

 

怪我というのはつきもの

 

とも考えられます。

 

 

 

 

しかし

 

その影響によって

 

長期間、競技から離れるのは

 

かなり精神的な苦痛が伴います。

 

 

 

 

さらに

 

”ケガ”と表現しても

 

ストレス性の症状としての

 

”痛み”であることもあります。

 

 

 

 

アスリートは

 

順位やタイムなどの数字や

 

勝ち負けを常に意識した

 

過酷なプレッシャーを抱えた毎日を

 

過ごしているわけです。

 

 

 

 

その結果として

 

ストレス性の症状が

 

身体に出てしまう人がいるのも

 

ある意味、納得がいくでしょう。

 

 

 

 

たとえば

 

足が痛くて走れないという訴えで

 

整形外科などで色々な検査するも

 

どこにも異常がなく

 

痛みだけはずっと続くようなケースです。

 

 

 

 

このような時は

 

整形外科の先生も

 

施しようがないので

 

心療内科に紹介されたりします。

 

 

 

 

ただ、

 

ストレスが原因だと分かっても

 

何か1粒の薬を飲んだからといって

 

その痛みが完全に

 

解決するようなわけではありません。

 

 

 

 

どちらかと言えば

 

ストレスとなっている

 

自分のなかの心の葛藤

 

向き合っていくことが求められるのです。

 

 

 

 

もちろん

 

その葛藤というのが

 

いつも一生懸命練習しているのに

 

まったく結果が出ないことに

 

悩み苦しむストレスのときもあります。

 

 

 

 

ほかには

 

チームメイトやコーチとの人間関係が

 

ストレスになっていることも

 

少なくありません。

 

 

 

 

ただ

 

どのような原因であろうとも

 

治療に長期間を要するケガや

 

ストレス性の症状が続くと…

 

 

そこからさらに

 

焦りや不安、孤立、絶望などに

 

苦しめられてしまうのです。

 

 

 

 

幼いころから

 

多くの時間をその競技に捧げており

 

自分のアイデンティティが

 

スポーツ選手であることそのもなら余計で

 

 

ケガなどによる戦線離脱というのは

 

自分が生きる価値や希望まで

 

失われた感覚になってしまうのです。

 

 

 

 

アスリートのケガの報道は

 

よく耳にするかもしれませんが

 

身体的な話だけではなく

 

心にもこれくらい大きな影響がでるのです。

 

 

 

 

 

 

では今日のおさらいです。

 

 

 

今回はアスリートが怪我した時に

 

どのような心に傷を負うのかについて

 

お話しさせていただきました。

 

 

 

 

アスリートといわれる方々は

 

スポーツや競技に対して

 

かなりの熱量をかけてきただけあって

 

それを阻んでしまうケガや病気には

 

身体的な影響だけではなく

 

精神的にも大きなダメージを負います。

 

 

 

 

アスリートの

 

長期間の戦線離脱というのは

 

まるで大切な人の喪失体験と同じような

 

心の反応がおこります。

 

 

 

 

初期の段階では

 

最初は茫然自失で何も考えられず

 

何を言われても耳には入りません。

 

 

 

徐々に時間が経っていくと

 

『なんで自分がこんな目に…

 

そんな長期になるハズはない…』

 

のように現実を否定するようになります。

 

 

 

ここで過剰に

 

無理したリハビリに

 

取り組んでしまう人もいます。

 

 

 

 

そのような現実の否定の後には

 

喪失感、辛さ、苦しさ、絶望などの

 

負の感情が一気に襲ってきます。

 

 

 

 

当然、それでも

 

いつもの日常の時間は流れていき…

 

リハビリや治療などによる

 

新しい環境や新しく生まれる人との関係のなかで

 

自分を立て直していくプロセス

 

ゆっくりと始まっていくのです。

 

 

 

 

もしあなたの傍に

 

学校の部活なども含めた

 

アスリートがいる時には

 

この心の変化をぜひ理解しておいてください。

 

 

 

 

ケガが発覚した初期の段階から

 

落ち込んでいる当事者に

 

『まぁ、休憩だと思ってゆっくりしなよ』

 

と、良かれと思って声かけをしても…

 

 

本人はすぐには

 

現実は受け入れられずに

 

その言葉に苦しむこともあるのです。

 

 

 

 

そして

 

この心の変化は、アスリートに限らず

 

何かに長期間、熱心に取り組んできた人が

 

それを失ってしまったときには

 

同じような心の反応になります。

 

 

 

 

当事者への接し方として

 

活かしてもらえるとうれしいです ^^

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

【今日の参考記事】

 

 

 

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