はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

 

以前の記事で

 

引きこもりのことで悩んでいるなら

 

どこに相談したらいいのかについて

 

お話しさせていただきました。

 

 

 

 

相談先を考える時は

 

次の2つに分けて考えるのでしたね。

 

 

 

(A)就労支援

(B)引きこもり支援

 

 

 

この2つの違いは

 

引きこもりの当事者が

 

少しでも『働けたらなぁ…』

 

思っているかどうかで分類しました。

 

 

 

 

そのような想いがある人は

 

(A)就労支援に該当するので

 

どのような場所に相談すればいよいかを

 

以前の記事でお伝えしました。⇓

 

 

 

 

 

しかし、世の中には

 

『働きたくない…』・『どうせ、ムリ…』

 

といった考えのなかで

 

引きこもっている人もいます。

 

 

 

 

そこで今回は

 

そのような人の(B)引きこもり支援として

 

どこに相談すればよいかを

 

お話しさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

そもそも

 

(A)就労支援では

 

引きこもり当事者が来ることで

 

サポートの話が進んでいきます。

 

 

 

 

これは

 

病院も似たようなところがあり

 

家族からの相談はたくさんありますが

 

結局は、本人がこないと

 

何も出来ないことはよくあります。

 

 

 

 

しかし

 

『働きたくない…』と思っている当事者が

 

自らサポートの場所に行くことは

 

なかなかありません。

 

 

 

 

なので

 

必要なのは”家族からの相談”

 

しっかり対応してくれる施設なのです。

 

 

 

 

そこで

 

(B)引きこもり支援が

 

とても重宝されるのです。

 

 

 

 

そうです!

 

 

 

(B)引きこもり支援を対応している

 

次に3つのサポートは

 

家族からの相談にしっかり対応してくれます。

 

 

 

 

①ひきこもり地域支援センター

 

②市町村による引きこもり相談

 

③生活困窮者自立支援制度

 

 

 

 

ではここからは

 

この3つがどのようなものなのかを

 

お話ししていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

3つとは言いましたが…

 

①ひきこもり地域支援センター

 

②市町村による引きこもり相談

 

2つはセットで知っておいてください。

 

 

 

 

厳密には違いますが

 

①が都道府県単位

 

②が市町村単位

 

のようにざっくり考えてOKです。

 

 

 

 

①ひきこもり地域支援センター

 

ハローワークと同じように

 

厚生労働省の事業であり

 

全ての都道府県に設置されています。

 

 

 

 

たとえば

 

兵庫県では下記の5か所あります ⇓

 

 

 

 

しかし

 

5か所といっても

 

やはり自宅から遠くて

 

アクセスが困難な人もいますよね。

 

 

 

 

そのような人は

 

②市町村による引きこもり相談

 

活用すればOKなのです。

 

 

 

 

①が遠いようであれば

 

まずはお住まいの市町村の

 

HPや相談窓口で探してみてください。

 

 

 

 

ちなみに

 

私の出身である兵庫県川西市なら

 

以下のようなところになります 。⇓

 

 

 

 

先程も述べたように

 

この①と②の特徴は…

 

本人だけではなく

 

家族が相談に行くことも可能です。

 

 

 

 

そこでメインに行われることは

 

来訪者の相談を聞いて

 

担当者が何が必要なのかを把握して

 

適切な機関につなぐことです。

 

 

 

 

施設によって異なりますが

 

引きこもりの子供を抱える家族会

 

ひきこもりに関する勉強会などを

 

開催していることもあります。

 

 

 

 

少しまれではありますが

 

引きこもり当事者に会うために

 

家庭訪問をする施設もあります。

 

 

 

 

ただし

 

これは事前に

 

当事者の同意が必須です。

 

 

 

 

つまり

 

本人がOKしないとダメなので

 

その制度があっても

 

勝手に押しかけたりはできません。

 

 

 

 

③生活困窮者自立支援制度

 

 

 

こちらは

 

サポート機関ではなく

 

制度の1つです。

 

 

 

 

というのも

 

引きこもりの相談にくる家族が

 

心配している内容の多くに

 

次のようなものがあります。

 

 

 

『自分たちが死んだら

 

あの子はどうなってしまうのか…』

 

 

『親の年金がなくなったら

 

どうやって生活していくのか…』

 

 

 

 

もちろん

 

親がいなくなり

 

貯蓄や財産がなく働けないなら

 

生活保護を受給する選択肢もあります。

 

 

 

 

しかし

 

今まで引きこもりだった人が

 

役所などに行って

 

煩雑な手続きを出来るかは

 

また別の話になってくるので

 

家族としても心配しているのです。

 

 

 

 

そのような家庭にとって

 

生活困窮者自立支援制度が

 

役にたつことでしょう。

 

 

 

 

この制度の大きな特徴は

 

1世帯のまるっと

 

サポートするイメージです。

 

 

 

 

というのも

 

①ひきこもり地域支援センターは

 

相談者に1人1人に対して

 

適切な場所に繋ぐことが優先であり

 

その場限りになりやすいです。

 

 

 

 

しかし

 

生活困窮者自立支援制度では


相談を受けた支援者が

 

具体的な支援プランを作成して

 

二人三脚で取り組んでいきます。

 

 

 

 

この制度では

 

支援プランの作成だけではなく

 

他にもいろいろなサポートがあります。

 

 

 

 

詳細は下記を参照にしてください

 

(京都府での取り組みです)

 

 

 

 

見ていただけたら分かるように

 

お金の相談から

 

就労準備支援事まで

 

幅広く相談にのってくれます。

 

 

 

 

引きこもりの件で

 

悩まれている家族とすれば

 

頼らない手はありません。

 

 

 

 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

引きこもりの相談先を考える時に

 

当事者に働く意欲が全くない時は


(B)引きこもり支援

 

の方向で考えましょう。

 

 

 

 

そのうえで

 

頼れる次の3つは

 

ぜひ覚えておいてください。

 

 

 

①ひきこもり地域支援センター

 

②市町村による引きこもり相談

 

③生活困窮者自立支援制度

 

 

 

 

これらの大きな特徴は

 

病院やハローワークのように

 

本人ではなく、家族が訪問しても

 

相談にのってくれて

 

解決の糸口を一緒に探してくれるところです。

 

 

 

 

もちろん

 

相談に行っただけでは

 

引きこもり当事者が

 

急に『今日から外でバリバリ働きます!』

 

のように変わることはないでしょう。

 

 

 

 

しかし

 

引きこもり問題を抱える家族のなかには

 

その事実を誰にも話すことができず

 

ひた隠しにして生活している人もいます。

 

 

 

 

そのような家族にとって

 

その辛さや苦悩を

 

吐き出す場所があるだけでも

 

救われる人もいるでしょう。

 

 

 

 

ただ、その一方で

 

これらの行政のサポートだけでは

 

引きこもりの問題が

 

解決しないのも事実です。

 

 

 

 

だからこそ

 

民間の業者の力を

 

借りることもあります。

 

 

 

 

そこで、今後は

 

行政ではなく民間だからこそ

 

できるサポートであったり

 

その注意点についても

 

お話しできたらと思います。

 

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

【今日の参考記事】

 

 

 

 

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