はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

 

精神科をやっていると

 

学校でいじめにあってしまい

 

心に深い傷をおった子供と

 

お会いすることは少なくありません。

 

 

 

 

ただ

 

いきなり本人が病院にくるより

 

まずは、親だけが相談という形で

 

病院に来ることもあります。

 

 

 

 

そもそも、親としても

 

『もしかしたら、いじめられてるかも?』
 

のような疑惑の段階で病院に来られ

 

・どのように接したらいいか?

 

・すぐに病院に連れてきたほうがいいか?

 

などを確認したい人も多いです。

 

 

 

 

まず、家のなかで

 

『いじめられているかも?』と

 

物理的に気づくポイントとしては

 

次のようなものがあります。

 

 

 

・やたら服が汚れている

 

・なぜかお金が減っている

 

・私物がボロボロになっている

 

 

 

 

さらに

 

本人の様子から気がつくポイント

 

次のようなものがあります。

 

 

 

・明らかに元気がない


・視線が合わない

 

・好きなモノでも食欲がない

 

・夜も寝れてない様子

 

・寝れてても、夢でうなされている

 

などがあります。

 

 

 

 

ちなみに、このあたりは

 

過去の記事で詳しく書いているので

 

参考にしてください。⇓

 

 

 

 

 

では、親として

 

このような異変を感じた時に

 

どのようなタイミングで


どのようにして

 

子供に事情を聞いたらいいのでしょうか。

 

 

 

 

そこで今回は

 

そのあたりについて

 

お話しさせていただきます。

 

 

 

 

 

もしかしたら

 

『親が気がついても

 

子どもの方からSOSを出してくるまで

 

待った方がいいのかも…』

 

のように思う人もいるかもしれません。

 

 

 

 

しかし、それは間違いです。

 

 

 

 

というのも

 

子供の方から

 

自分がいじめられていることを

 

親に伝えることはしません。

 

  

いや、できません。

 

 

 

 

その理由としては

 

いじめの被害者の子どもたちは

 

みんな素直な親思いな子です。

 

 

 

 

つまり

 

・親に対して心配をかけたくない

 

・親に知られるのが恥ずかしい

 

といった気持ちでいっぱいなのです。

 

 

 

 

さらには

 

学校では、ずっといじめの辛いことで

 

頭がいっぱいなのだから

 

せめて家では、そっと普通の生活をしたいと

 

思っている子供もいます。

 

 

 

 

このような

 

子供の気持ちを知ったうえで

 

急に『もしかして、いじめられてる?』

 

のように、たずねても

 

余計に隠そうとするだけなのです。

 

 

 

 

子どもとしても

 

緊張感がありすぎる雰囲気の中で

 

秘密を打ち明けるのは

 

とてもハードルが高いことなのです。

 

 

 

 

なので、まずは

 

子どもにたずねるのに

 

おすすめの時間帯としては

 

みんなで夕飯を食べた後の

 

少しリラックスしている時

 

一番いい頃合いです。

 

 

 

 

その時に

 

『何か、悩んでいることはない?』

 

『何か、心配なことはない?』

 

というような切り口で

 

問いかけてみてください。

 

 

 

 

もしかしたら

 

『いや…何もないよ…』

 

と、隠す方向になるかもしれません。

 

 

 

 

この時に、親が焦って

 

『あるでしょ?素直に言ってごらん』

 

と、力ずくで誘導するのは危険です。

 

 

 

 

けっして無理をせずに

 

『今日は話にくいんだろうな』

 

と思い、一旦ストップしましょう。

 

 

 

 

そして、また数日後に

 

また同じようタイミングで

 

同じような声をかけていくことを

 

繰り返して続けてみてください。

 

 

 

 

そうすることで

 

子どもとしては

 

・もう気づかれているだろな…

 

・もう秘密を抱え込むのもしんどいな…

 

のような気持ちに、徐々に傾いていき

 

本人から話そうと思えてくるのです。

 

 

 

 

そして

 

子どもから話をしてくれた時は

 

まず、何よりも感謝を伝えてください。

 

 

 

 

それだけ言いにくかったことを

 

勇気を出して言ったのだから

 

『言ってくれて、本当にありがとう』

 

と伝えてあげてください。

 

 

 

 

さらに続けて

 

今までの辛かった気持ちに共感

 

どんな時も味方であることを伝えて

 

一緒に乗り越える約束をしましょう。

 

 

 

 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

今回は

 

『うちの子、いじめられているかも?』

 

と、思った時に

 

どのようなタイミングで、どのようにして

 

子供に事情を聞いたらいいのかを

 

お話しさせて頂きました。

 

 

 

 

つい、やってしまいがちなのは

 

『いじめられているに違いない!』

 

と、親が思い込んでしまうと

 

強引になってでも

 

子どもに口を割らせようとします。

 

 

 

 

心配だからこその行動なのは

 

十分に理解できるのですが

 

それでは

 

余計に子どもは言いたがりません。

 

 

 

 

なので

 

・心配しているよ

 

・いつでも味方だよ

 

・普段と様子が違うことに気がついてるよ

 

というメッセージを、少しずつ伝えていき

 

本人から言い出せる環境を作りましょう。

 

 

 

 

さらに

 

子どもから

 

いじめられている事実を聞いた時も

 

つい、勢いあまって

 

いきなり学校や加害者の家に

 

乗り込んだりはしないでください。

 

 

 

 

当然、子どもにも

 

その後の人間関係がありますから

 

さらに過ごしにくくなる可能性があり

 

いきなりやることではありません。

 

 

 

 

親として忘れてはいけないのは

 

『達成しなければいけない目標は

 

子どもの命を守ること』


であることです。

 


 

 

そのためには

 

果敢に立ち向かうことだけが

 

正解ではないような時もあります。

 

 

 

 

我が子が

 

いじめられているの分かると

 

気が動転して

 

頭が真っ白になることもあるでしょう。

 

 

 

 

そのような時は

 

一度、冷静になって

 

達成しなければいけない目標

 

ふり返ってみてください。

 

 

 

 

その時

 

何をすればいいか

 

見えてきやすいですから ^^

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

【今日の参考記事】

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