はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神科医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

世の中は残酷なもので

 

なにかの病気だけではなく

 

事故、事件、災害などに

 

巻き込まれる可能性は


だれでもあります。

 

 

 

 

その結果、悲しいことに

 

若くして命を落としてしまう人

 

おられます。

 

 

 

 

もちろん、その中には

 

配偶者がいたり…


子どもがいたりする人もいるでしょう。

 

 

 

 

もちろん

 

残された遺族は

 

大切な家族を失ったので

 

抱えきれないほどの

 

辛い気持ちになるのは

 

言うまでもありません。

 

 

 

 

ただ


その一方で

 

遺族としては

 

配偶者と死別した後には

 

再婚をする選択肢もあります。

 

 

 

 

もちろん

 

このケースの再婚というのは

 

一筋縄ではいかずに

 

色々なハードルがあるでしょう。

 

 

 

 

とくに子供がいる時には

 

その子供の心を傷つけないように

 

十分に注意が必要です。

 

 

 

 

そこで今回は

 

死別後の再婚における

 

子どもの心を守るために

 

言ってはいけないことについて

 

お話したいとおもいます。

 

 

 

 

 

 

まず

 

状況を分かりやすくするため

 

簡略化した具体例をもとにして

 

お話をしたいと思います。

 

 

 

 

たとえば

 

母、父、子供1(小学生)、子供2(幼稚園)

 

の4人で暮らしていたとしましょう。

 

 

 

 

本当に不運なことに

 

病気によって

 

母が亡くなってしまったと仮定します。

 

 

 

 

そのあと

 

お父さんは色々と悩んだ末に

 

新しい女性と再婚することになりました。

 

 

 

 

たしかに、世間的には

 

この死別後の再婚に対しては

 

『亡くなった奥さんがかわいそうだ…』

 

などの意見もあるかと思います。

 

 

 

(ちなみに、今回の記事の内容は

 

死別後の再婚の是非はメインではないので

 

以下、サラッと一般論を述べておきます。)

 

 

 

ただ、母が死別してしまうと

 

父が、今まで母がやっていた

 

家事や学校行事への参加などを

 

担う必要のある家庭もあるでしょう。

 

 

 

 

それによっては

 

父は、今までのように仕事が出来ずに

 

時間の融通が利くような仕事に転職したり

 

収入が減ることも十分にあります。

 

 

 

 

さらには

 

父1人ではいくら頑張っても

 

家事などの家のことの対処に限界があり

 

子供が、家事や育児、介護までを

 

担っているケースまであります。

 

 

 

(これはヤングケアラーに近い話で

 

また別の記事でもお話したいと思います。)

 

  

 

ただ、傍から見ていると

 

この子供が頑張っている姿を

 

『家のお手伝いをする子供なんて

 

とても素敵なことですね!』

 

と感じる人もいるかも知れません。

 

 

 

 

しかし、この場合は

 

”お手伝い”の域を超えており

 

さらに、それが義務になれば

 

自分の家がとてもストレスのかかる場所

 

なってしまっているのです。

 

 

 

 

さらには

 

時間的な問題などもあり

 

親からの愛情が十分には伝わらなかったり

 

子供らしくいられる時間や空間を失うので

 

やはり、健全な心の発育に

 

良くない影響を与えることもあります。

 

 

 

 

このようなことを

 

少しでも回避するために…

 

ある意味、”子供のためにも”

 

配偶者の死別後に再婚することは

 

もちろん間違った選択ではありません。

 

 

 

 

 

 

しかし

 

新しい母親ができることで

 

子どもへの負担は減るかもしれませんが

 

いいことばかりではありません。

 

 

 

 

とくに

 

一般的な両親の離婚ではなく

 

母との死別であるので

 

たった1つの声かけで

 

子供の心に大きな負担を与えるのは

 

決して忘れてはいけません。

 

 

 

 

もちろん

 

子どもながらに

 

母と死別したことは

 

どれだけ時間がたっても

 

とても悲しい出来事です。

 

 

 

 

この悲しい気持ちを

 

少しでも和らげてあげようと

 

つい、周りの大人が

 

次のような声かけをしてしまうのです。

 

 

 

 

それは

 

『新しいママが来たから

 

そんなに悲しまなくても大丈夫だよ。』

 

 

 

 

このような声掛けは

 

死別してしまった母のことを

 

『一旦、置いておくように』

 

と、伝わってしまいます。

 

 

 

 

子どもにとって

 

死別した母親というのは

 

たった1人のかけがえのない母です

 

 

 

 

これは

 

まるでその大切な母を

 

ないがしろにすることを強要されるような

 

声かけにも聞こえてしまうのです。

 

 

 

 

しかも

 

母のことを想って悲しむことすら

 

禁止されているように伝わります。

 

 

 

 

これは、子供にとって

 

自然な悲嘆反応を禁止されることであり

 

とても大きなストレスになります。

 

 

 

 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

今回は

 

親の死別後の再婚における

 

子どもの心について

 

お話をさせてもらいました。

 

 

 

 

もちろん

 

死別後の再婚は自由です。

 

 

 

 

その再婚する理由の1つに

 

『子供のため』という要素

 

入ってくることも少なくありません。

 

 

 

 それによって

 

ポジティブな結果になることも

 

あるでしょう。

 

 

 

 

しかし

 

子どもの目線に立った時に

 

母の死別に悲しむ子供に

 

『新しいママが来たから

 

そんなに悲しまなくても大丈夫だよ。』

 

という内容のことは

 

絶対に言わないようにしましょう。

 

 

 

 

これに限らず

 

大人が、子どものためだと思って

 

実行することは多いですよね。

 

 


 

 しかし

 

そのような言動や行動を起こす前に

 

一度は、子供の視点にたってみて

 

子どもの気持ちを

 

尊重するようにしたいですね ^^

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

【今日の参考記事】

 

 

 

=(大切なお知らせ… (*´ω`*) )=

 ⇓ ⇓ ⇓ ⇓

 

2021年9月19日、新刊を出版します!

 

『この会社ムリと思いながら辞められないあなたへ』

 

 

現在、下記のネットショップで絶賛予約中!

 

①Amazon

②楽天