はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神科医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

 

ここ最近では

 

社会の多様性について注目され

 

多くの人が意識していますね。

 

 

 

 

その多様性の1つである

 

性の多様性についての話題は

 

よくとりあげられます。

 

 

 

 

ちなみに

 

性=恋愛のイメージもあるので

 

『それはプライベートの問題でしょ?』

 

と考えられることもあります。

 

 

 

 

しかし

 

全くそんなこともなく

 

”社会”というよりも”会社”のなかでも

 

この性の多様性についての扱いは

 

とても大切なことになります。

 

 

 

 

実際に、会社の中では

 

性的マイノリティの人の扱いで

 

トラブルを抱えることも


少なくありません。

 

 

(この記事でも

 

LGBTQ+の内容が出てきますが

 

理解しやすさを重視で

 

あえてLGBTと表記します)

 

 

 

 

先日も


産業医としての話の流れで

 

『絶対にアウティングをしないように』

 

といった内容のお話しましたが

 

聞いている人の多くが

 

”ポカーン”とした顔をしていました。

 

 

 


つまり

 

このアウティングという単語も

 

まだまだ知られていないようです。

 

 

 

 

たしかに

 

性的マイノリティの話をする時は

 

色々な専門的な用語が出てきて

 

ややこしいと感じることも多いでしょう。

 

 

 

 

ただ、先述したように

 

今の時代では

 

この手の話を避けることできません。

 

 

 

 

そこで今回は

 

アウティングとは何ぞやという視点で

 

注意点なども含めて

 

お話していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

まず、さっそく


アウティングの意味ですが

 

性的マイノリティの人の了解を得ることなく

 

他人にその性的指向や性自認の秘密を

 

暴露する行動のことを指します。

 

 

 

 

また、ここで…

 

性的指向性自認といった

 

似たようなワードが出てきましたね。

 

 

 

 

これに関して

 

ラフに説明しておきますね。

 

 

 

 

性的指向というのは

 

自分という人間が


女性か男性のどちらの性別の人に


恋愛感情を向けるかという話です。

 

 

 

 

もっと簡略していえば

 

『自分は、男性が好きである』

 

『自分は、女性が好きである』

 

のどっちでしょうかという話です。

 

 

 

 

一方で

 

性自認というのは

 

生まれた時の身体的な性別は関係なく

 

自分の中で、自分の性別を

 

どのように捉えているかの話です。

 

 

 

 

体や性器の形などは関係なく

 

『自分は、自分のことを男性と思っている』

 

『自分は、自分のことを女性と思っている』

 

というのが、性自認の話です。

 

 

 

 

つまり

 

アウティングというのは

 

このような各個人の性的指向や性自認を

 

勝手に曝露する行為のことなのです。

 

 

 

 

性的マイノリティの人が

 

友人などにカミングアウトするのは

 

とても慎重に選ばれた人なのです。

 

 

 

 

もしも、その結果

 

アウティングされてしまうと

 

信じていた人に裏切られたショックで

 

心に大きに傷を負ってしまいます。

 

 

 


さらには


会社などアウティングが発覚すると

 

会う人、会う人に対して

 

『この人は、知っているんだろうか…』

 

と、常に大きなストレスを抱えます。

 

 

 

 

ニュースにもなっているので

 

知っている人も多いでしょうが

 

過去には


会社でのアウティングがきっかけで

 

命を落としてしまった当事者もいます。

 

 

 

 

それくらいにアウティングは

 

危険なことだという認識をもち

 

各々が関わって欲しいと思います。

 

 

 

 

 

 

とは言っても…

 

大半の人は

 

『そんな大事なことは

 

誰にも言わないよ!』

 

と、思うのではないでしょうか。

 

 

 

 

しかし、残念ながら

 

悪気が無いなかで

 

アウティングしてしまう人が

 

会社の中にいるのです。

 

 

 

 

たとえば

 

『私、Aさんと仲いいから


教えてもらったんだけど…

 


(女性の)Aさんは、心が男性なので

 

3階の多目的トイレを許可されているから

 

トイレ休憩が遅いとか指摘しないであげて』

 


のように、当事者を守る意識が強いため

 

ついアウティングする人がいます。

 

 

 

 

そもそも

 

このように自分は

 

当事者を理解して守る意識があっても

 

アウティングした先の人達が

 

どのように捉えるかは不明なのです。

 

 

 


そこで

 

このようなアウティングを防ぐための

 

シンプルな方法があります。

 

 

 

 

それは、あなたが

 

当事者からカミングアウトされた時

 

・誰にまで伝えているのか?

 

・誰にまで伝えてもよいのか?

 

を確認して、それを守ることです。

 

 

 

 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

今回は

 

アウティングとは何ぞやという話と

 

その注意点についてお話しました。

 

 

 

 

性的マイノリティの人が

 

あなたの身近におられることは

 

以前の記事でお話した通りです。

 

(最後の参考記事を参照してください)

 

 

 

 

つまり、それだけ

 

アウティングに関わる機会もあるので

 

各々が注意しなければいけません。

 

 

 

 

性的マジョリティの人からすれば

 

自分の性的指向や性自認に

 

意識を向けることも少ないでしょう。

 

 

 


だから

 

ついアウティングに関しても

 

軽く考えてしまう人もいます。

 

 

 

 

しかし、アウティングは

 

日本でも都市によっては

 

条例で禁止されているレベルであり

 

当事者は大きな心を傷を負うので

 

絶対にやってはいけないことです。

 

 

 

 

今回の記事を読むまで

 

『アウティング』ついて

 

知らなくても大丈夫です。

 

 


今、知れたら、それでいいのです。

 

 

 

 

多様性を受けいれて

 

みんなが生きやすい世の中を作ることを

 

1人1人が意識していきましょうよ ^^

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

【今日の参考記事】

 

 

 

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