はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神科医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

 

最近はSNSなどを使って

 

見知らぬ相手でも

 

個人の意見を届けることが

 

できるようになりましたね。

 

 

 

 

もちろん

 

賞賛の意見やコメントもありますが

 

どうしても批判的でネガティブな意見の方が

 

目に留まりやすいのは事実です。

 

 

 

 

ただ

 

攻撃的で批判的な意見であっても

 

よく見ると正論であることも

 

少なくありませんよね。

 

 

 

 

言い方や伝え方の問題はあっても

 

内容は”正論”であるからこそ

 

投稿者本人を咎めるのも違うような

 

モヤモヤした気持ちになった人も

 

いるかもしれませんね。

 

 

 

 

実際に、投稿者本人としては

 

それは本人の正義としての行動なので

 

とくに悪気をもっていないケースが

 

ほとんどなのです。

 

 

 

 

そもそもそ、なぜ最近は

 

これほどまでに正論をもって

 

相手を論破したり攻撃するような光景

 

目にするようになったのでしょうか。

 

 

 

 

そこで、今回はそのあたりと

 

生きる上で正論よりも大事なものについて

 

お話したいと思います。

 

 

 

 

 

 

まず、匿名のネット上で

 

正論を振りかざす人の特徴について

 

お話したいと思います。

 

 

 

 

それは、日常生活において

 

承認欲求が満たされていない人です。

 

 

 

 

そもそも、承認欲求とは

 

『自分を認めて欲しい』

 

という誰もが持っている欲求です。

 

 

 

 

しかし

 

この欲求が肥大化していくと

 

簡単に自分が満足するレベルに達せず

 

承認欲求不満な状態になります。





しかも

インターネットの発達によって

 

承認欲求は肥大化しやすくなったので

 

それだけ満たすのにも一苦労です。

 

 

 

 

たとえば、今までであれば

 

・そこそこPCのスキルが詳しい

 

・車のが趣味なので、簡単な整備もできる

 

のように


自分の得意なことや自慢できることを

 

自分の自信に変えることもできました。

 

 

 

 

しかし

 

インターネットが発達したことによって

 

自分よりも上には上がいること

 

簡単に思い知らされるようになりました。

 

 

 

 

たとえば

 

・同年代なのに、自分より稼いでる人

 

・年下なのに、自分よりPCスキルを持っている人

 

などは、簡単に見つけることができて

 

自分に自信をもつことが難しくなり

 

『もっと、認めて欲しい!』


という欲求を満たしにくくなったのです。





そうなってくると

 

『自分は自分であって、これでいいんだよなぁ』

 

のように、他人からではなく

 

自己を肯定する力を高めることが

 

とても大切になってきます。

 




しかし

 

それが出来ないから

 

ずっと他者からの承認を求めてしまいます。

 

 

 

 

そして

 

その他者からの承認を

 

割と簡単に得られる方法があるのです。




それが『正論を述べること』なのです。




正論というのは、

 

”正しい論”と表記するだけあって

 

間違っておらず


それ以上は無いのです。




つまり

 

誰からも訂正されることもないし…

誰からも抜かされることもないし…

誰もが受け入れるしかない論なのです。

 

 

 

 

なので

 

自分の意見や考えとして『正論』を言えば

 

周りからは簡単に承認されて

 

普段から不足した承認欲求を満たせるのです。





しかし、多くの人が

 

それをしないのはなぜでしょう。

 

 

 

 

それは相手への配慮があるからです。

 

 

 

 

正論ではあるが、それを言うことで

 

相手の心を傷つけてしまうのではないか…

相手に辛い思いをさせるのではないか…

 

という気持ちがブレーキをかけます。




もちろん

 

正論を述べるのが

 

必要な場面はいくらでもあります。

 

 

 

 

しかし

 

自分の承認欲求を満たすために

 

いつも相手に正論ばかりぶつけて

相手の心を傷つける行為に関しては

 

まだまだ議論の余地があるでしょう。




その一方で

 

これだけ科学技術が発展してきたので

今まで分からなかったデータや事実が

 

どんどん明らかになってきています。

 

 

 

 

それは、ある意味

 

『正論』が量産されてきたと


言っても過言ではありません。




そうなってくると

 

いつ、あなたも正論を

 

ぶつけられても不思議ではありません。

 

 

 

 

しかし、そのような時に

 

正論よりも大切にして欲しいものがあります。




それは

 

あなたの心から生まれた

 

自然な気持ちなのです。




たとえば

 

あなたが新しい仕事に就くとき

『それはAIに仕事を奪われるから良くない』


『その分野は、3Kの仕事だから勧めない』

 

のように正論をぶつけられることが

 

あるかも知れません。




しかし

 

そのような正論に

 

振り回されないでください。

 

 

 

あなたの心の中から生まれる

『やってみたいな』・『おもしろそうだな』

 

といったポジティブな自然な気持ちを

 

大切にするようにしてください。








では、今日のおさらいです。

 

 

 

世の中には

 

そこまで不自由なく生きているのに


どこか心が慢性的に

 

満たされない人がいます。

 

 

 

 

そのような人のなかには

 

仕事でも、社会的にも

 

自分が期待する評価を得られず

 

周りから、自分の存在や能力を

 

承認されていないことに不満を抱えています。

 

 

 

 

しかし

 

その欲求を簡単に満たすために

 

『正論』に頼るようになってしまうのです。

 

 

 

 

もちろん

 

正論がいつも悪い訳ではありません。

 

 

 

 

しかし

 

その正論によって

相手を傷つける可能性が高いので

 

正論を相手にぶつける時は

 

相手に敬意を持って使う必要があるのです。

 

 

 

そして今後は


正論によって

 

あなたの考えや行動に

 

水を差されることもあるかもしれません。

 

 

 

 

しかし

 

あなたの人生において

 

”正しい論述”よりも

 

”あなたの自然な気持ち”の方が

 

大切なことは往々にしてあります。

 

 

 

 

だからこそ

 

もし正論をぶつけられても狼狽せず

 

しっかり自分自身と対話すること

 

忘れないようにしてくださいね。

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

【今日の参考記事】

 

 

 

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