はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神科医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

普段から

 

このブログを読んで頂いている方は

 

”喪失体験”という言葉には

 

ある程度、馴染みがあるかもしれません。

 

 

 

 

超ラフに説明しておくと

 

喪失体験とは、大切な人やモノを

 

失う体験のことです。

 

 

 

 

この喪失体験の

 

具体的なイメージとは

 

やはり ”死別” があげられるでしょう。

 

 

 

 

しかし

 

そのイメージが強すぎることで

 

見落とされることがあるのも事実です。

 

 

 

 

そもそも、死別といえば

 

大切な人を

 

急な不慮の事故や災害などで

 

亡くしてしまうケースも

 

寿命で亡くすようなケースもあります。

 

 

 

 

ただ

 

どのようなケースであっても

 

本人や周りが望むことはなく

 

ある意味、無理やり起こる喪失の体験です。

 

 

 

 

なので、そのイメージが強く

 

喪失体験は、いつも無理やりであり

 

強制的に起こるものだと思われています。

 

 

 

 

だからこそ周りからも


その辛さを共感してもらえる側面も


あるのでしょう。

 

 

 

 

しかし実際、世の中には

 

自ら喪失体験を選ぶ人もいます。

 

 

 

 

おそらく、そのように言われも

 

イメージがわかないと思います。

 

 

 

 

そこで、今回は

 

意外と見落とされがちな

 

自ら選ぶ喪失体験について

 

お話をさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

おそらく、多くの人が

 

『自分から、喪失体験を選ぶなんてある?!』

 

と思うのではないでしょうか。

 

 

 

 

そこで、最初に具体例を

 

挙げておきたいと思います。

 

 

 

 

たとえば

 

一番分かりやすいのは

 

失恋の場面ではないでしょうか。

 

 

 

 

特殊な場合を除き

 

失恋というのは

 

フッた人フラれた人がいますね。

 

 

 

 

一般的には、フラれた人は

 

大切な恋人を失ってしまい

 

喪失体験をしたのは理解できると思います。

 

 

 

 

ただ、当然ながら

 

フッた人も恋人を失い

 

喪失体験をしているのです。

 

 

 

 

しかも


自らその喪失体験を

 

選んでいるということです。

 

 

 


では、ここで確認しておきたいのは

 

自ら、その喪失体験を選んだら

 

心に何もネガティブな反応は

 

残らないのでしょうか。

 

 

 

 

決して、そんなことはありません。

 

 

 

 

もちろん、相手をフッたことで

 

清々する人もいるかと思いますが

 

実際には、自分からフッたにも関わらず

 

心に大きな穴がポッカリ空くことがあります。

 

 

 

 

つまり

 

自ら喪失体験を選んだからと言って

 

常にノーダメージな訳ではありません。

 

 

 

 

ここは、本当に勘違いされやすいところです。

 

 

 

 

他の例として

 

スポーツ選手の引退もでそうですね。

 

 

 

 

引退というのは

 

自分の夢や目標であったり

 

スポーツ選手であるアイデンティティなどを

 

失ってしまう喪失体験なのです。

 

 

 

 

もちろん、ケガなどによって

 

急にその引退せざるえない瞬間が

 

やって来ることもあるかもしれません。

 

 

 

 

しかし

 

『体は元気だけど、結果が出ない…

 

このまま、続けていても…』

 

というスポーツ選手もたくさんいます。

 

 

 

 

もしかしたら

 

『サラリーマンのような定年退職がないし

 

自分で時期を決めれるなんて悪くなさそう』

 

と思う人がいるかも知れません。

 

 

 

 

しかし、当然ながら

 

実際に引退に至るまで

 

何日…何週間…何年と悩みずっと葛藤して

 

『いつ、やめるのか…』

 

という自問自答を繰り返して


長い間、悩み続けるのです。

 

 

 

 

また、実際に

 

自分で引退を決めたからといって

 

清々しい気持ちになる人ばかりではありません。

 

 

 

 

自分で引退という喪失体験を選んでも

 

夢半ばで終わってしまったことなどを

 

嘆き、悲しむ人もたくさんいるのです。

 

 

 

 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

喪失体験といえば

 

死別のイメージが強いかと思います。

 

 

 

 

そのため、喪失体験というは

 

”いつも、急で強制的に起こるもの”

 

のように考えてしまいがちです。

 

 

 

 

しかし、世の中には

 

自ら喪失体験を選ぶ人もいます。

 

 

 

 

そして、当然ながら

 

そのような人も

 

心に大きな傷を負うことがあるのです。

 

 

 

 

ただ、世間的には

 

自ら選んだ喪失体験には

 

共感が得られにくく、悲しさや辛さなどを

 

理解してもらえないこともたくさんあります。

 

 

 

 

ここは、本当に見逃されがちなので

 

とても注意が必要であり

 

『自分で決めたから大丈夫だよね?』

 

と、周りが勝手に


思い込み過ぎないようにしましょう。

 

 

 

 

今後あなたの周りに

 

そのような喪失を選択した人がいても

 

一般的なイメージと同じ”喪失体験”として扱い

 

相手の心に寄り添った対応をしてくださいね ^^
 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

【今日の参考記事】

 

 

 

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