はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神科医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

あなたも今まで

 

とても大切だった人やモノを

 

失った経験があるかと思います。

 

 

 

 

これを喪失体験といいますが

 

もう少し身近な言葉でいえば

 

○○ロスのほうが分かりやすいですね。

 

 

 

 

たとえば

 

ペットロスなどはよく耳にしますし

 

もちろん祖父母が亡くなった経験も

 

喪失体験の1にはいります。

 

 

 

 

ただ、これらの体験をすると

 

とてつもなく悲しく、辛い気持ちが

 

あなたを苦しめることになります。

 

 

 

 

これを悲嘆反応といって

 

だれにも出てくる自然な反応なのですが

 

実際にこれらの感情をどのように

 

扱っていけばよいか分からない人も

 

少なくはありません。

 

 

 

 

なかには

 

この悲嘆反応が時間とともに

 

解消していくと考えている人もいますが…

 

実際には、とても個人差が大きく

 

常に時間が経過したからといって

 

解消していくわけではありません。

 

 

 

 

つまり

 

時には、この悲嘆反応

 

向き合って過ごしていくことが

 

必要になっていくのです。

 

 

 

 

以前の記事では

 

具体的にどのように乗り越えたらよいかを

 

説明させて頂きました。

 

(⇓ 下記、過去の記事を参考に ⇓)

 

 

 

 

そこで、今回は

 

その悲嘆反応と向き合っていくときに

 

やってはいけない3つのことについて

 

お話しをしたいと思います。

 

 

 

 

 


では、さっそく


順番にあげていこうと思います。




 

1つ目として

 

やってはいけないことは


自分を責めてしまうことです。



例えば

 

・もっと何か手を貸せたのではないか…


・もはや、自分が生き残っていいのだろうか…

 

 

・なんで、あの時あんなことを言ってしまったのか…

 

 

 

考えれば考えるほど

 

死別した人との”よい思い出”よりも

 

自分がモヤモヤする場面ばかりが

 

頭の中で浮かんでくるものです。

 

 

 

 

そして、そのたびに

 

後悔の気持ち、自分を責める気持ち

 

胸がいっぱいになって

 

息が詰まるように苦しくなるでしょう。

 

 

 

 

しかし

 

あなたのその人の対する言動は

 

その時は自分なりにベストで判断をして

 

振舞っていたはずなのです。

 

 

 

 

もしかすると


”今”から考えれば

 

それが不適切であったとしても

 

悪意を持って

 

相手を苦しめる意図はないでしょうから

 

自分を責める必要はありません。

 

 

 

 

さらに、2つ目として

 

やってはいけないことは

 

『~しなければいけない』と思い込むことです。





喪失体験からの悲嘆反応を

 

一般的な悲しさと同じよう考えしまうので

 

このような思い込みが出てきます。

 

 

 

 

たとえば

『夫と死別したけど


子供の前では絶対に悲しんだ姿を見せずに

 

心配させないように

 

元気に振舞わなければいけない』



『このような死別反応を引きずって

 

会社を休んだり、弱音を吐いたりせずに

 

心配されないように

 

元気に振舞わなければいけない』



『大切な人がいなくなってしまったけど

 

自分がしっかりしなければいけない』



このように…

 

悲しさを抑え込んで

 

健気に振舞うことを

 

自分で自分に強要してはいけません。



当然ながら、悲嘆反応は

 

今までの悲しみなどとは

 

比べ物にならないくらいのダメージを

 

あなたに与える可能性があります。

 

 

 

 

だから、決して無理に抑え込もうとせずに

 

子供の前であっても泣いてしまったり…

 

仕事が身に入らないことだったり…

 

そんな自分を許してあげてください。


 

 

 

さらに、3つ目として

 

やってはいけないことは

 

食事や睡眠をおろそかにすることです。





もちろん、わざと

 

食事や睡眠をおろそかに

 

しているわけではないでしょう。




ただ、悲嘆反応くらいの

 

大きなエネルギーと向き合うには

 

十分な体力が必要になります。

 

 

 

 

その体力をためるには

 

やはり食事と睡眠が必要なのです。




たとえば

 

いつも家事を任せていた妻が亡くなったあと

 

調理経験が乏しい旦那さんの食生活が

 

インスタント中心に変わることはよくあります。

 

 

 

 

その逆のケースとして

 

夫が亡くなったあとに

 

『もう食べてくれる人がいないし…』

 

という気持ちになってしまい

 

料理に消極的になる奥さんもいます。
 

 

 

 

ただ、それでは

 

やはり栄養価が十分とはいえず

 

悲嘆反応を乗り越えるための体力が

 

身につかないのです。

 

 

 

 

もちろん

 

悲嘆反応によって


食事が喉を通らない日もあるでしょうが

 

『やはり、食べなきゃダメなんだ…』

 

というのは頭に入れておいてください。

 

 



また、睡眠に関しても同様です。




喪失した人やモノが

 

ふいに頭の中をぐるぐるして

 

眠れない夜もあるでしょう。




そのような時は

 

無理はしなくてもいいので

 

たとえば

 

 

・翌日に昼寝をしてみる

 

・週末はいつもより睡眠時間を長めにとってみる

 

 

など、普段はしないようなことでも

 

自分のケアを優先することを


意識して過ごしてください。

 

 

 

決して、このような時も

 

『自分を甘やかしてばかりだ…』

 

のように自分を責めたりしないでください。




 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

今回は喪失体験による

 

ひどい悲しみなどの悲嘆反応と向き合う時に

 

やってはいけない3つのことについて

 

お話しをさせていただきました。

 

 

 

 

それは次の3つでしたね。

 


・自分を責めてしまうこと
 


・『~しなければいけない』と思い込むこと

 


・食事や睡眠をおろそかにすること

 

 

 

 

悲嘆反応は…


今までの悲しさなどとは

 

また違った感情であると

 

理解しておきましょう。

 

 

 

 

その意識が乏しいと

 

つい油断して今まで通りの方法で

 

何とか乗り越えられるだろうと

 

考えてしまうのです。

 

 

 

 

ただ、もしそこで

 

思った以上のインパクトにより

 

あなたが苦しんでしまうと

 

どんどん負のループに入ってしまいます。

 

 

 

 

そこで、死別による悲嘆反応が

 

どのようなものなかのかを知り…

 

 

決して、無理をしてまで

 

悲しいなどの気持ちなどを抑える必要がないことを

 

頭に入れておくだけでも

 

あなたが自分の心を守る武器になります。

 

 

 

 

これからも、このブログでは

 

悲嘆反応のことをはじめとして

 

精神医学、産業医学、心理学のことを

 

色々な角度からお伝えしたいと思うので

 

ぜひ、参考にしてくださいね ^^

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

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