はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神科医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

今の日本はどんどん

 

高齢化社会になっているのは

 

多くの人が知っているでしょう。

 

 

 

 

これは裏を返すと

 

寿命や病気などで亡くなる人も

 

増えていくということです。

 

 

 

 

さらに、あなたの友人や知人が

 

大切な人を亡くして嘆き悲しむ経験をする

 

可能性も高いということです。

 

 

 

 

では、このような死別によって

 

悲しい気持ちを抱えている友人に

 

あなたはどのような声掛けをしますか。

 

 

 

 

意外とつまるのではないでしょうか。

 

 

 

 

実際には

 

その故人と遺族との

 

関係性などによっても違うので

 

”これが正解”といった言葉が

 

あるわけではありません。

 

 

 

 

しかし、その一方で

 

故人と遺族がどのような人間関係であろうが

 

あなたが悲しい気持ちの遺族に対して

 

絶対に使わないほうがいい言葉があります。

 

 

 

 

もしかしたら、あなたが

 

精神医学などを勉強していて

 

「励ましとかはだめだよなぁ…」

 

と理解されているかもしれません。

 

 

 

 

その考えは正しくて

 

遺族の方に関して良かれと思って

 

これから頑張ってね』

 

と励ます言葉を使う人がいますが

 

これは、絶対に使わないほうがいい言葉です。

 

 

 

 

ほかにも、もっと深く勉強してる人なら

 

「気持ちはだいぶ落ち着いてきた?」

 

という声かけもダメだよなぁ…

 

と分かるかも知れません。

 

 

 

 

ちなみに、この言葉の裏には

 

”時間が経てば調子がよくなるという大前提”

 

が含まれる声かけなのでNGですね。

 

 

 

 

実際に、死別によって

 

苦しむ遺族の人の心の痛みが

 

時間とともに改善していくのかについては

 

下記の記事で説明しているのでご覧ください。

 

⇓    ⇓    ⇓

 

 

  

しかし、実は今回、紹介したいのは

 

このようなちょっと考えれば

 

想像つくような言葉ではありません。

 

 

 

 

そこで、今日は

 

もっと身近で、ついつい多くの人が

 

遺族の人に向けて使うNGな言葉について

 

お話をしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

さっそく

 

結論からお伝えると

 

それは…

 

 『大往生でしたね』

 

  という言葉です。

 

 

 

 

もしかしたら

 

意外に感じたかもしれません。

 

 

 

 

あなたのその反応は一般的なので

 

『今でも、何気なく使っている…』

 

ショックを受けないで下さい。

 

 

 

 

そもそも、大往生という言葉には

 

『長生きできましたよね』

 

『天命を全うできましたよね』

のような、どちらかと言えば

 

前向きなイメージを含みますね。

 

 

 

 

そのため…

 

『大往生でしたね』

 

という言葉を使う人は

 

誰も悪気なく使っているでしょう。

 

 

 

 

では、いったいなぜ

 

この言葉を使うのはNGなのでしょうか。




もしも、故人が事故や病気ではなく

 

寿命で亡くなったとしても…

 

大事な人を亡くしてしまって

 

辛く悲しい気持ちを抱える遺族からすれば

 

 

この『大往生でしたね』と言う言葉は

 

 

・長生きしたんだから、そんなにクヨクヨするな

 

 

・寿命なんだから仕方ないよね

 

 

のように…

 

大切な人の死を軽んじられているように

 

感じてしまうからなのです。

 

 

 

 

もちろん、あなたには

 

全くそのようなつもりが無くても

 

このように伝わってしまうことがあるのです。

 

 

 

 

たとえ、寿命で長生きしたとしても

 

「人間はいつか死ぬ」ということを

 

遺族も頭ではしっかり理解していても…

 

 

・それでも、もっと一緒にいたかった

 

 

・それでも、もっと一緒に笑いたかった

 

 

・それでも、もっといっぱい話したかった

 

 

という考えで胸がいっぱいになり

 

気持ちの整理ができないのです。

 

 

 

 

私たちは

 

故人がどのような亡くなり方であっても

 

遺族の方が死に対して敏感になっていることを

 

決して忘れてはいけません。

 

 

 

 

そこで、この『大往生』という言葉は

 

周りの第三者が遺族に対して使うのではなく

 

遺族が周囲に対して使う言葉であると覚えておけば

 

不必要に相手の心を傷つけることはなくなります。

 

 



 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

大切な人を亡くした遺族に対して

 

あなたが声をかける時に

 

使ってはいけない言葉がたくさんあります。

 

 

 

 

そのなかでも

 

つい『大往生でしたね』という声掛けは

 

悪気もなく使ってしまうことがあります。

 

 

 

 

しかし、その言葉によって

 

大切な人の死を軽んじられていると伝わり

 

遺族の心をさらに傷つける可能性があるので

 

十分に注意してください。

 

 

 

 

 すると、やはり遺族に対して

 

どのような言葉を使うのがよいのかを

 

知りたくなると思います。

 

 

 

 

しかし、遺族に対して必要なのは

 

正しい声かけを丸暗記することなんかよりも

 

遺族の気持ちに寄り添うことです。

 

 

 

 

そのときには

 

何も言葉なんていらない時も

 

少なくはありませんよ ^^

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

=(大切なお知らせ… (*´ω`*) )=

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