4月から、小学校知的障害特別支援学級の先生をしています。
初めて教師になって、わくわくどきどき、とっても楽しい一カ月間を過ごすことが出来ました。
大学時代から一番やりたかった特別支援学級の先生という仕事を、運よく初任で任せていただき、幸せな毎日を送っています。
私の勤務校は大規模校で、支援級在籍児が24人もいます。
関わるのが難しい子ばかりですが、とってもかわいくて、どの子も大好きです。この子たちに出会えてよかったなと思える子ばかりです。
問題行動のウラには、必ずその子なりの悲鳴であったり、いらだちであったり、何らかのメッセージが隠れています。
他の子に構ってもらいたくて、でも適切な関わりを見つけられなくて、他害行動に走ってしまう子。
能力的には出来るのに、自信がなくて、過去のトラウマがフラッシュバックして、教師に反抗したり、パニックに陥ったりする子。
どの子も、「子どもは決して悪くない、我々教師の支援の問題だ」と思い、子どもの悪口は、内言でも外言でももらしたことは一度もありません。
しかし・・・
親御さんに関しては、少し話が違ってきます。
支援級でよくいらっしゃるのが、
・「特別支援学校に行って下さい」という就学判定が出ているのに、支援学級や通常級に通わせたい
・「特別支援学級に行って下さい」という判定なのに、どうしても通常級に通わせたい
という親御さん。
子どもは支援級に行きたがっていて、学習の成熟度も明らかに支援級レベルなのに、子どもの想いを無視した親御さんの意向で、無理やり通常級で勉強させられている子。
環境の整った特別支援学校に通わせることを頑なに拒否して、空間環境も人的環境も不十分な支援級で、不必要なまでに負荷をかけて教育せざるを得ない子。
本当にかわいそうだなと思います。
もちろん、「他の子と一緒の環境で」「出来るだけ地域の学校で」という親御さんの想いは分からないでもありません。
例えば、自宅から離れた学校に通うしかない特別支援学校の子たちは、どうしても地域の中で孤立しがちな現状があります。
それを解消するため、地元の学校の子と関わる機会を作る「居住地交流」という取り組みが全国で始まっていますが、まだまだ不十分だと思います。
しかし、色んな事情を加味しても、その道の専門家が何人も集まって、子どもの幸せを考え抜いて出した結論が、就学判定です。
子どものことを考えれば、基本的にはその判定に従うことが、その子の幸せにつながると思います。
それぞれの親御さんなりの教育理念があるからこそ「この子のことを思って・・・」という気持ちから、判定に従わないのでしょう。
そりゃそうです。
自分の子の不幸を願う親御さんなんていません。
しかし、子どもに対する自身の考えや想いやりが、単なる親のエゴに過ぎないことに気付かず、教師にとっても、そして子どもにとっても「モンスターペアレント」に、知らぬ間になってしまっている方が沢山います。
我々教員は、その親御さんの想いも大切にしながら、日々悩みに悩んで指導を続けています。
先日あった支援級の学年会では、保護者対応の話し合いがもつれて、夜の8時まで会議が長引きました。
もちろん、本来やるべき事務作業や授業準備が山のように残っている中でです。
残業代が出るわけではないのに、定時外の3時間を使って、ご家庭から出された難しい要求に応え、子どもの幸せに繋がる指導をするため、必死で対応策を考えているのです。
かわいい教え子たちのことを考えれば、教師としては当たり前の事かも知れませんが、それだけ時間と労力を割いて、そうして出た結論が、教師が提示する結論であるということを、知ってほしい。
そう思い、こうしてブログにまとめました。
とは言え、これはあくまで新卒一年目の未熟な意見です。
もし別の視点を与えて戴けるようであれば、ご教授戴きたいと思います。
特に、ぜひとも、保護者さんのコメントをお待ちしております。