【JR東日本の本気】北陸新幹線E7系グランクラスの旅 part1 | しなのは走るよ♩♫どこまでも☆♩♫♬

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〜19:00更新〜

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よろしくお願いします。

みなさんこんにちは。

ゼルファーです。

本日は東京駅に来ています。


今回は、この東京駅から


​北陸新幹線のグランクラス


に乗って、富山駅まで行ってみようと思います!



  かがやき509号金沢ゆき​



今回乗車するのは、10:24発かがやき509号金沢ゆき。


この電車は、下り方面のかがやき号で唯一『上野駅』を通過し、2時間27分で終点の金沢駅まで行くことができる最速のかがやき号です。


22番線からの発車です。



  ​鉄道のファーストクラス



グランクラスのコンセプトは「特別な旅のひとときをあなたに」


「パーソナル感の確保」「上質な時間」「オリジナリティ」がキーワードになっていて、これまでの鉄道車両には無い贅沢な空間と時間を堪能できる様、JR東日本がかなり力を入れて作ったいわば『鉄道のファーストクラス』です。




JR東日本(一部JR西日本)が管轄する新幹線車両で運用されていて、今回乗車する北陸新幹線のかがやき号をはじめ、東北・北海道新幹線で運用されているはやぶさ号やこまち号、2019年からは上越新幹線で運用される車両でもサービスが開始されています。


グランクラスのサービス内容と、普通車・グリーン車・グランクラスの特急料金比較は次の通りです。


 ​グランクラスのサービス

✴︎グランクラス(A)
専属の客室アテンダントによる軽食・ドリンク飲み放題サービス

✴︎グランクラス(B)
アテンダントによるサービスがなく座席のみの営業


 ​特急料金の比較

  • 自由席 ¥5,830
  • 指定席 ¥6,760
  • グリーン ¥12,820
  • グランクラス(B)  ¥17,020
  • グランクラス(A)  ¥21,200


普通車とグランクラスの料金差はなんと約3〜4倍


グリーン車と比較しても約1.7倍の料金差があります!




もちろん今回乗車するのはグランクラス(A)。


ちなみに案内板では先行するあさま635号長野ゆきにもグランクラスの表示がありますが、こちらはグランクラス(B)が最上級車両となります。



  E7系が颯爽と入線



列車が入線してきました!


運用される車両はJR東日本所属のE7系12両編成


2014年から運用が始まった最新式の新幹線車両です。



グランクラスは先頭車両の12号車。


程なくして乗降口が開き、グリーン車と普通車は乗車できるようになりましたが、グランクラスは車両の準備を整えてからの乗車となります。


他の車両に比べて少し待たされる感じになりましたが、その分しっかりと手入れが行き届いており、ちょっとした特別感があっていいですね。



金沢ゆきのLED式方向幕がいつもより特別に感じるのは、同じE7系の車両でも身にまとっているオーラが違うからでしょうか。



  ​JR東日本の本気




さて。いよいよ乗車です♬


グランクラス専属のアテンダントさんに出迎えられて入室します。


果たして、グリーン車の約1.7倍の特急料金をかけるグランクラス(A)の実力は如何ほどでしょうか?


 ​上質なエントランス


乗車してまずアッと驚かされました。


向かって左側にはグランクラスのロゴと赤色をベースに日本の四季をテーマにした絵画が描かれています。


照明は温かみのある電球色となっており、手すりはすべてゴールドの塗装。


入り口の醸し出すオーラが、これまでの鉄道車両の常識には無い最上級車両である事を物語っています。




私はこれまで乗った在来線特急や新幹線などのグリーン車でも、乗った瞬間に『いかにも特別車両である』という雰囲気を体感してきましたが、正直言ってこれは間違いなく過去1位。


エントランス全体に派手さはそこまでありませんが、むしろその点が『上質な空間を後押ししている』印象です。


なるほど。


これがグランクラスという訳です。


 ​常識をぶち破る水回りとトイレ



こちらは水回りスペース。


モノトーン基調の高級感あるエレガントなデザインとなっています。


先ほどのエントランスと同様、派手さよりも上質さを意識している印象を受けます。


ブラックのカーテンを引く事で、プライバシーを確保できる点も見逃せません。



そしてこちらは多目的トイレ


ベビーチェアにオムツ交換台、そしてウォシュレットも完備されたフルパッケージとなっていて、AEONなどのショッピングモールにある様な設備の整った清潔感あるトイレと比較しても何ら遜色なし。


駅の混雑したトイレを利用するよりこちらを利用する方が遥かに落ち着きます。



さらにトイレのすぐ近くには警備員が常駐し、トイレの扉は電子ロックにより外からは開閉ができないため、女性の1人旅でも安心です。


これまでの鉄道車両の水回りやトイレのイメージはあまりいいものではありませんでしたが、この水回りスペースの完成度の高さやトイレ設備の充実度は目を見張るものがあり、『これまでの鉄道車両の常識をぶち破る』と言っても過言ではありません。


 ​わずか18席の本革シート


ドアを開けるとそこには本革シートの座席が上質な絨毯の上に18席並んでいます。

注目する点は、新幹線車両としては異色の1人席が6人分用意されている事。

ドアを開けた瞬間にも感じましたが、これは本当にくつろげそうな空間です。



2人席の間には簡易的なアクリルの間仕切りがあり、ある程度プライバシーにも配慮がなされています。

枕は可動式の物が採用されていますが、E353系の枕と比較すると、ふっくらしていて非常に心地良いです。


枕のすぐ横に付いているのは読書灯


肘掛けのボタンを押すと電球色のLEDランプが点灯して手元が明るくなります。


肘掛けにはコンセントが完備され、もちろんスマホの充電もOK。

観光客・ビジネスマン双方にとってありがたい設備です。

さらに座席調整ボタンで座席を自分好みに調節することができます。


シートピッチはグリーン車よりも140mm広い1300mm、座面の幅はグリーン車よりも45mm広い520mmとなっています。


シートピッチが広いため、背もたれを限界まで倒しても後ろの方にほとんど迷惑はかかりません。



シートには川崎工業車両カンパニートヨタ紡織のロゴが入っていますが、かがやき号などのE7系のシートは高級国産車LEXUS LC500(¥15,000,000相当)などのラグジュアリークーペの座席に採用実績があるトヨタ紡織が製造。

これらを考慮すると、この座席の原価は恐らく数十万円(?)は掛かるとみて間違い無いという事です。


 ​航空機さながらの荷物スペース


座席上部には、扉付きの荷物スペースが備え付けられています。


扉の下に付いているボタンで開閉できるようになっていて、大きめの旅行バックも難なく収納できそうです。


まさしく航空機さながらの荷物スペースです。




エントランスの上質さと、充実した車内空間そして、それらを下支えする水回りスペース。


車内設備だけ見ても、この車両は随所から『JR東日本の本気』が垣間見えるそんな印象を受けます。


本当に素晴らしい車両だと感じます。



  ​10:24 東京駅発車



ゆったりとした本革シートに身を包みながら、東京駅の案内板を横目にかがやき509号が定刻通り10:24に発車していきます。


停車駅は大宮長野富山終点金沢です。


降車駅の富山には12:32の到着。



富山到着までの約2時間、グランクラスの旅を堪能します。



part2へ続く(現在制作中)


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この記事を書いた人


名前:ゼルファー


383系特急しなのをこよなく愛する鉄道ファンです。


きっぷを効率よく買う事でお金を浮かせて、普段は敷居の高いグリーン車に上手に乗る事が私の乗り鉄スタンスです。



好きな車両:381系、383系


撮影機材:SONY FDR-AX45


主な活動地域:関東地方、中部地方