「人は、何のために生きるのだろう?」 -95ページ目

「人は、何のために生きるのだろう?」

「自分だけの幸せ」ではなく、「誰かの幸せを自分の喜びにする生き方」にあるのではないか。
我欲ではなく、愛情を中心に生きる。
そんな生き方を、歴史や社会、身近な出来事、そして人生の「なぜ?」を通して、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

 

第三章 人間の創造と三大責任

 

神様は人間の創造に着手された。

 

最初に人類の父となるべき男を創造された。

 

アダムと名づけられた。

 

神様は言われた。

 

「男一人は良くない。

 

ふさわしい助け手が必要だ。」

 

神様はアダムを眠らせて、そのあばら骨をとり、一人の女を造られ

 

た。エバはこうして生まれた。

 

神様の最後の創造はエバだった。

 

宇宙の完成の成否の鍵は、アダム以上にエバが握っていた。

 

エバは人類の母としての使命を持っていた。

 

さてアダムとエバは時と共に成長した。

 

アダムとエバは裸だったが、恥ずかしいとは思わなかった。

 

神様はアダムとエバに言われた。

 

「私の最愛の息子、娘よ。

 

お前達の誕生の一瞬のために備えたこの宇宙を見よ。全てをお前達

 

に与える。

 

私の愛のプレゼントを受け取りなさい。」

 

神様は二人に言われた。

 

「私はお前達を私の子供として創造した。私はお前達の親であり、

 

父である。天使達はお前達の僕として、お前達に智恵を授け、支

 

え、仕えるであろう。

 

私の話をよく聞きなさい。お前達が私の子として完成するための責

 

任を伝えよう。

 

まず第一は私と完全に一体となることだ。お前達が生まれる前に私

 

は人間創造の目的と構想を定めた。その目的がお前達の使命となり

 

責任となる。完成とは目的を定めた私と、責任を果たしたお前達が

 

完全に一体となることである。お前達の使命は自体責任において私

 

の姿に完全に似ることである。その時、私の愛は完成しお前達と完

 

全に一つとなり喜びを分かち合うことができる。その喜びと幸福感

 

が宇宙に満ちること、それが私の創造の最終目的である。そのため

 

に、まずお前達は、私の創造の目的を明確に知らなければならな

 

い。そして私の目的を、お前達の使命として自覚しなければならな

 

い。そしてその使命を完成しなければならない。つまり使命完成を

 

成し遂げなければならない。

 

ここから特に重要な注意事項に入る。耳を澄まして聞きなさい。僕

 

ルシファーは私の創造の目的を知っている。私が詳細に説明したの

 

だ。

 

しかし、ルシファーは私にこう言って来た。

 

「私は宇宙創造の初めから今日まで身を粉にして働いてきました。

 

あなたは私を最高の位置に置いていつも私を最優先して信頼して下

 

さいました。あなたの愛が私にどんなに喜びと幸福をもたらした

 

か、言葉では表現できません。しかし今のあなたは、もはや私に関

 

心がありません。あなたの愛はアダムとエバにだけ注がれていま

 

す。

 

私はあなたの愛を生き甲斐にして働いてきました。私には、今まで

 

の最高の位置はもはや許されないのでしょうか。どうかお願いで

 

す。アダムとエバを愛する気持ちより、私への愛を優先して下さ

 

い。あなたの愛が子供たちへ向かった今、私の心は冷え切っていま

 

す。どうか幸せだった昔に戻して下さい。」

 

そこで、私はルシファーに答えた。

 

「ルシファーよ。私のお前に対する愛情と信頼は一度も変わってい

 

ない。今まで最高の位置にいたとしても、それはあくまでも僕の代

 

表としてであった。今アダムとエバが私の愛をどんなに受けている

 

からといって、お前に対する愛情にいささかの変化もない。私は創

 

造の原則に従って行動している。もしそれでもお前の気持ちがおさ

 

まらないとすれば、それはねたみであり、嫉妬であり、宇宙の秩序

 

の原則に反する心である。」

 

私の説明にルシファーは納得していようには見えなかった。

 

そこで私はお前達に前もって言っておく。ルシファーが如何なる誘

 

惑をしたとしても、お前達は決して原則に反する道を選んではなら

 

ない。お前達人間は私と同格の位置を持っている。だから、人間の

 

選択すべき道はお前達の自体責任において決定しなければならな

 

い。それが人間の人間たる特権である。

 

お前達が責任を果たし使命完成を完了すれば、私と完全に一体とな

 

る。私はお前達の心と一体となり、お前達の体を私の家とする。つ

 

まりお前達は私の神殿となる。使命完成によって私の創造者として

 

の位置は、お前達に相続される。

 

その時お前達は、小宇宙として宇宙に匹敵する価値を持つ。同時に

 

私が唯一の存在であるように、人間一人一人はそれぞれ独自の個性

 

を備え、唯一個性体となる。誰しもがかけがえのない価値を持つ。

 

お前達は自分自身を自体責任で完成させることにより、創造者とし

 

ての資格を得ることができる。

 

つづく