第七章 神様の決意
神様は、思いもよらない結果に呆然となった。
何をすべきか途方にくれた。
神様はミカエルとガブリエルを呼んで言われた。
「ルシファーは反逆した。私が人間に与えた権限を盾に取って所有
権を主張している。このままでは宇宙の創造は完成できないのみな
らず、地獄が永遠に続くことになる。一刻の猶予もない。悲しみに
暮れている暇はない。ルシファーに代わって使命を引き継いでく
れ。ミカエルとガブリエル、私はお前達に期待する。」
神様は、ミカエルとガブリエルに言われた。
「悪魔は人間の責任を根拠として自分の版図を拡大しようとしてい
る。悪魔が原則違反すれば、私の権能ですぐ彼を処罰できるが
、彼はあくまでも人間の承諾を根拠として、悪の限りをつくそうと
している。私の側に立って責任を果たせる人間を見出さない限り、
何の解決にもならない。今や人間は悪魔の領域に所属してしまっ
た。それでも全面的に悪魔のものになったのではない。創造者とし
ての私の所有権はそのまま残っている。私が立てた原則を守りなが
ら如何に人間を取り戻すか、それが緊急の課題となった。悪魔は智
恵の天使長と言われただけあって、私の原則に違反しないように巧
妙に仕掛けてくる。
ミカエルとガブリエルよ。
私のトライアングルを再建する方法を説明する。
一点の間違いもなく理解するように・・・。
もともと創造の法則は以下のように整理される。
12の創造基本法則を説明する。
第一法則 トライアングルの法則
創造は如何なる場合もトライアングルの形態を通過する。
構想、材料、完成体の3つを繋げば、1つの三角形となる。
第二法則 目的先行の法則
存在の目的は、存在よりも必ず先にあるという法則である。
第三法則 目的と価値の法則
宇宙の全ては、神様の目的と構想によって創造された。
全ての存在の価値は、神様の創造目的に一致した度合いによって決
定されるという法則である。
第四法則 創造の法則、第五法則 親子の法則
神様の全てを受け継いだ人間は、親子の法則で説明され、それ以外
の全ては創造の法則で説明される。人間だけは神様と同格の位置に
立っている。創造の中心はアイデアと技術であり、知と意で行われ
るが、親子の関係は愛が中心であるという法則である。
第六法則 根源唯一の法則
全ての究極的中心は、必ず1つでなければならない。
宇宙は神様一人から始まった。
一本の木は教えている。無数の枝は、より太い枝で統括される。
その太い枝は更に太い枝で統括され、最終的には一本の幹に帰結す
る。何事もその出発点は、一点から始まるのが宇宙創造の原則だ。

つづく
