「人は、何のために生きるのだろう?」 -82ページ目

「人は、何のために生きるのだろう?」

「自分だけの幸せ」ではなく、「誰かの幸せを自分の喜びにする生き方」にあるのではないか。
我欲ではなく、愛情を中心に生きる。
そんな生き方を、歴史や社会、身近な出来事、そして人生の「なぜ?」を通して、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

 

第八章 アダムトライアングル

エバは身ごもって男の子を産んだ。

 

長男はカインと名づけられた。

 

悪魔はカインを見るや否や、すぐ所有権を主張した。神様の言われ

 

た通りだった。悪魔はカインの毎日を指導した。嫉妬心と復讐心、

 

不平不満の要素を地雷のようにカインの心に埋め込んでいった。地

 

雷は普段は静かにしているが、何かのきっかけで突然爆発し破壊す

 

る。まさしく邪心は人間に埋め込まれた地雷である。

 

「必ず神様は人間を取り返しに来るに違いない。その日に備えるの

 

だ。」

 

エバは再び身ごもって男の子を産んだ。

 

その子はアベルと名づけられた。次男である。善悪分立の公式に

 

従って神様はアベルを所有した。

 

ここに悪魔側代表カインと神側代表アベルが立てられた。

 

神様は言われた。

 

「次に再現清算の公式について説明する。全てのトライアングルの

 

基本は、私を出発点とする神様トライアングルである。トライアン

 

グルにおいて初めの位置は原因位置と呼ばれ、最終の位置は結果位

 

置と呼ばれる。原因位置は私とルシファーによってビッグバンから

 

始まった。結果位置にはWHY代表の人間が立っている。神様トラ

 

イアングルは、私とルシファーと人間で完成する。天地創造の出

 

発、つまり原因の位置はルシファーから始まった。造られたものの

 

中ではルシファーが最初から働いて来たことになる。ルシファーが

 

担当した全てをHOWと呼ぶことは既に説明した。HOWゼロ位置か

 

らHOW99までが私の創造の法則の適用期間であった。神様トラ

 

イアングルの最後は人間によって決まる。人間は神様トライアング

 

ル完成の最終結果を担当するため、結果位置責任者と呼ばれる。そ

 

の人間の果たすべき責任が三大責任である。そして私と人間の関係

 

は親子であり水平移動であるため、WHYで表される。

 

 


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そもそも悪魔発生の原因は、初めから働いていたルシファーが、最

 

後に登場したアダムにねたみと嫉妬を感じたところから始まってい

 

る。つまりHOW代表がWHY代表に嫉妬してHOWとWHYが一致で

 

きなかったところに問題がある。

 

この主体的責任はあくまでもWHY代表にあり、HOW代表から如何

 

に敬慕を受けられるようになるかがポイントだったのである。

 

アダムに善悪分立の公式を適用してできるトライアングルに注目し

 

よう。アダムを原因の位置においてできるトライアングルをアダム

 

トライアングルと呼ぶ。アダムは原因の位置に立ち長男カインは先

 

に生まれたことにより、HOWを代表しルシファーを代表する。ア

 

ベルは後から生まれ、神様の身代わりに立っているためWHY代表

 

となる。この二つのトライアングルは完全に相似形である。

 

このように配役を変えて過去のトライアングルが同じ形で現される

 

ことを再現という。宇宙完成の成否は人間の責任によって決定され

 

る。このアダムトライアングルにおいては、アベルに責任がかかっ

 

ていることが理解できる。WHYと代表アベルが最終的にHOW代表

 

長男カインと見事に調和一体化できれば、ルシファーとアダムの間

 

でできなかったことが成功したことになる。

 

 


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つまり以前の失敗は清算され、新たに神様が所有者として登場でき

 

ることになる。このようなプロセスを通して本来の位置に戻すこと

 

を再現清算の公式という。」

 

ミカエルは言った。

 

「少し複雑に聞こえますが、要は人間の責任を果たすための舞台を

 

準備して、そこで過去の失敗を清算すれば、悪の天使が善の天使に

 

戻ることになるわけですね。その時長男がルシファーの立場、次男

 

がアダムの立場であり、更にその主体的責任を担っているのは、あ

 

くまでもアベルということのになるのですね。ところで人間には、

 

あなたと一致するための三大責任があると教わっていますが、それ

 

はアベルも同じなのですか?」

 

神様は答えられた。

 

「法則は如何なる場合も変わることはない。同じことだ。」

 

さて、カインは土を耕し、アベルは羊を飼った。

 

ある日、カインは収穫物を神様に供えた。アベルも、その羊の初子

 

を供えた。

 

神様はアベルとその供え物を受け入れた。しかしカインとその供え

 

物とは拒絶されたので、カインは大いに憤った。

 

この時アベルは神側に立っており、神様はアベルの供え物を受け入

 

れることはできたが、長男カインは悪魔に所有されていたため、カ

 

インの供え物を受け入れることはできなかったのである。神様には

 

それを受け取る権限がなかったのである。

 

三大責任を果たすべきアベルに焦点を合わせて考えてみよう。アダ

 

ムトライアングルが神様の所有になるためには、原因の位置に立つ

 

父アダムがまず神様と一致しなければならない。しかし、アダムは

 

その責任を果たせずアダムトライアングルの原因の位置は、悪魔の

 

ものとなってしまった。

 

アダムが責任者の位置を失った時、その代わりを担当できる者はア

 

ベル以外にはいなかった。アベルはアダムの位置、つまり父の位置

 

に立って神様に真心を込めて供えた。この心が神様に通じ、神様は

 

アベルを受け入れられた。この時、神様とアベルは一体となること

 

ができ、使命完成を成就できた。このことをアベルの真事権確立と

 

呼ぶ。使命完成と同じ意味である。

 

原因の位置を神様に取り戻せば、次の使命はその勝利を結果位置に

 

受け継がせることにある。なぜなら神様トライアングルにおいて、

 

アダムの位置は結果位置だからである。アベルは原因の位置と結果

 

位置の二役を担当していた。従って、原因の位置から結果位置への

 

相続は、アベルとアベルの一体化となるため自動的に成されてい

 

る。これが調和完成となる。アベルに残された最後の使命は敬慕完

 

成である。

 

ここで決着がつく・・・。

 

つづく