「人は、何のために生きるのだろう?」 -65ページ目

「人は、何のために生きるのだろう?」

「自分だけの幸せ」ではなく、「誰かの幸せを自分の喜びにする生き方」にあるのではないか。
我欲ではなく、愛情を中心に生きる。
そんな生き方を、歴史や社会、身近な出来事、そして人生の「なぜ?」を通して、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

 

 

 

このようにしてヤコブはエサウから殺されることを避け、同時に兄

 

エサウに歓迎されるための準備をするためにカナンを去りハランへ

 

向かった。

 

ヤコブはハランへの途上で一夜を過ごそうと石を枕として寝た。

 

ヤコブは夢の中で天と地をつなぐはしごを見た。天使達が登り降り

 

していた。

 

神様はヤコブに言われた。

 

「私はいつもお前と共にいる。勇気を持って行きなさい。私はお前

 

を必ずこの地に導き帰るであろう。」

 

ヤコブは跳ね起き、神様に感謝し、祭壇を築き、その地の名をベテ

 

ルと名付けた。

 

ヤコブは神様に言った。

 

「あなたを私の神として仕えます。どうぞ常に私と共にいまし、私

 

を守り、私を故郷へ導いて下さい。私はあなたが下さる全ての物の

 

10%をあなたにお捧げします。」

 

ヤコブは旅を続けた。

 

神様はヤコブを立てて三大責任を完成させようと願っていた。父の

 

基盤でエサウが受け入れない時には、自ら挑戦して勝利の基盤を築

 

き上げなければならないのだ。

 

ヤコブはハランに到着した。

 

ヤコブはラバンの下に滞在した。ラバンには二人の娘がいた。姉は

 

その名をレアといい目が弱かった。妹の名はラケルといい、とても

 

美しく、愛らしかった。ヤコブはラケルを愛するようになった。

 

ヤコブはラバンに言った。

 

「私はラケルを愛しています。もし私に妻としていただけるなら私

 

は7年あなたに仕えましょう。」

 

ラバンは答えた。

 

「他人にやるよりもお前にやった方が良い。そのようにしなさ

 

い。」

 

ヤコブは7年の間仕えたがラケルを心から愛したので、わずか数日

 

のようにしか感じなかった。7年満ちた時、ラバンは人々を集めて

 

宴会を設けた。夕暮れとなった時、ラバンは姉レアを連れてきた。

 

一夜明けてヤコブが見るとレアだったのでラバンに言った。

 

「私はラケルのために7年働いたのです。どうして姉のレアを与え

 

たのですか。」

 

ラバンは言った。

 

「この国の風習として姉より先に妹が嫁ぐことはないのです。7日

 

の後には、間違いなくラケルを与えましょう。あなたは更に7年私

 

に仕えなければなりません。」

 

ヤコブはラケルをより愛して更に7年ラバンに仕えた。

 

ラケルが初めての子ヨセフを産んだ時、ヤコブはラバンに言った。

 

「私の家族を連れて故郷へ帰りたいと思います。どうぞ帰らせて下

 

さい。」

 

ラバンは言った。

 

「私と共にいて下さい。あなたには神様が共におられ私は大いに満

 

足しています。報酬として何でも言って下さい。」

 

ヤコブは言った。

 

「群れの中でぶちとまだらの羊、黒い羊、ぶちとまだらの山羊を私

 

に下さると約束して下さい。」

 

ラバンは承諾した。

 

しかしラバンは10度も報酬を変えヤコブを欺いた。ヤコブの苦労

 

は神様を感動させるに充分すぎるほどだった。神様は大いにヤコブ

 

を支援したのでヤコブは豊かになった。ところがヤコブの繁栄はラ

 

バンの子供達を嫉妬に駆り立てた。

 

彼らは言った。

 

「ヤコブはここに来る時、たった一人で何も持っていなかった。と

 

ころが今や我々よりも富むようになった。我々の父の物をことごと

 

く奪ったのだ。」

 

ラバンの子供達がヤコブの顔を見る時、もはや穏やかに顔と顔を合

 

わせることもできなくなっていた。

 

ミカエルは心の内で言った。

 

「公式通りになってきた。後のものが先のものより繁栄すると必ず

 

嫉妬が顔を出す。悪魔の植えつけた地雷が爆発しそうになってき

 

た。」

 

神様はヤコブに言われた。

 

「私はあなたと共にいる。もう充分だ。全てを携えて故郷へ帰りな

 

さい。」

 

ヤコブはレアとラケルを野に呼んで言った。

 

「私は力のかぎり、あなた方の父に仕えてきた。それはあなた方が

 

知っている通りだ。しかし、あなたがたの父は私を10度も欺い

 

て、報酬を変えた。けれども神様はいつも私を保護された。神様は

 

私に言われた。故郷へ帰りなさいと。」

 

レアとラケルはヤコブに言った。

 

「私達は全面的にあなたの味方です。あなたは私達のために14

 

年、財産を造るために6年働きました。あなたの働きと父のひどい

 

仕打ちは私達が良く知っています。どうぞ、あなたの仕える神様の

 

願い通りにして下さい。私達はあなたに従います。」

 

このようにしてヤコブは帰途に就いた。

 

つづく