「人は、何のために生きるのだろう?」 -63ページ目

「人は、何のために生きるのだろう?」

「自分だけの幸せ」ではなく、「誰かの幸せを自分の喜びにする生き方」にあるのではないか。
我欲ではなく、愛情を中心に生きる。
そんな生き方を、歴史や社会、身近な出来事、そして人生の「なぜ?」を通して、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

ミカエルは興奮しながら神様に言った。

「御主人様、本当に良かったですね。こんな嬉しことは初めてで

す。ヤコブは見事にエサウの心を動かしました。悪魔が埋め込んだ

嫉妬心、復讐心の地雷は爆発しませんでした。あのエサウが涙を流

してヤコブを歓迎するなんて・・・。私も涙を抑えることができま

せん・・・。」

悪魔は顔面蒼白になっていた。いまいましそうに言った。

「エサウは私そっくりの男だった。すぐかっとなるし復讐心の強い

男だった。エサウは最も安心できる男と思っていたのに・・・。

何ということだ。今まであまりにも順調に行き過ぎて油断した。そ

れにしても悔しくて腹の虫がおさまらない・・・。

しかしまだまだ私の王国の基礎が崩壊したわけではない。たった一

つのイサクの家族が神様に奪い返されただけだ。既に民族の版図は

押さえている。神様がHOWゼロ位置を確立したからといって闘い

はこれからだ。根底から覆して見せる。」

悪魔はぶつぶつ言いながら去っていった。

神様は言われた。

「ヤコブは初めて私の所有権を確立した人物だ。今や名前はイスラ

エルに変わった。彼の闘いには悪魔に打ち勝つための公式が含まれ

ている。」
ミカエルは言った。

「ご主人様、よろしければ私の解釈を言わせて下さい。もし間違っ

ていたらご指導下さい。

まずヤコブがハランの地へ出かける時、あなたはヤコブを激励され

ました。全ての出発の動機はあなたになければならないことを示さ

れました。ヤコブは妹のラケルを愛し、そのために7年間働くこと

になりましたが、この期間は使命完成を担当する期間だと思いま

す。7年が数日にしか思えないほどヤコブはラケルを愛しました

が、それでも家庭は持ちませんでした。それは三大責任の第一が結

婚ではなく、あくまでもあなたとの一体化にあるからです。真事権

確立であり使命完成です。」

神様は言われた。

「ミカエルよ本当にお前は私の計画を理解できるようになった。ア

ダムが使命完成するには21年が必要だ。トライアングルは三段階

で完成するのが法則だ。使命完成21年は7年の三段階になってい

る。この期間はアダムとエバが私に対して信頼を寄せ、私と一体と

なり、私の住む家となるための期間として定められていた。しかし

ルシファーの誘惑により、使命完成をしないうちに過ちの結婚をし

てしまった。21年を三段階に分ければ、7,14、21がそれぞ

れの節目となる。7歳ではまだ異性には目覚めていなかった。21

歳になれば調和完成を目指して結婚することになっていた。この二

つを除けば14歳の時しかない。事実、このころアダムとエバはル

シファーの誘惑で去っていってしまった。この時以来、3分の2の

時点がいつも運命の分岐点となったのだ。」

つづく