「人は、何のために生きるのだろう?」 -5ページ目

「人は、何のために生きるのだろう?」

「自分だけの幸せ」ではなく、「誰かの幸せを自分の喜びにする生き方」にあるのではないか。
我欲ではなく、愛情を中心に生きる。
そんな生き方を、歴史や社会、身近な出来事、そして人生の「なぜ?」を通して、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

私たちは誰もが、幸せになりたいと願っています。

 

 

家族と穏やかに暮らし、安心できる社会の中で、豊かな人生を送りたい。

おそらく、多くの人がそう願っているのではないでしょうか。

ところが、人類の歴史を振り返ってみると、不思議なことに気づきます。

人間は「豊かになりたい」と願いながら、何度も争いを繰り返してきました。

土地を奪う。

資源を奪う。

富を奪う。

そして時には、人の自由や命まで奪ってきました。

なぜなのでしょう?

私はここに、人間が幸せになるための大きな「WHY」が隠れているように思うのです。

「大航海時代」という言葉から見えてこないもの

学校の歴史で「大航海時代」という言葉を習った方も多いでしょう。

ヨーロッパの人々が海を渡り、未知の世界へ進出していった時代です。

新しい航路が開かれ、世界各地の交流が急速に広がっていきました。

しかし、その歴史を別の側から見てみると、まったく違う景色が見えてきます。

ヨーロッパ諸国による海外進出は、交易や探検だけではありませんでした。

征服、植民地支配、資源の収奪、奴隷貿易などによって、多くの人々の生活や命が犠牲になりました。

もちろん歴史は単純ではありません。

「この国が悪かった」「この民族が悪かった」と一言で片づけられるものでもないでしょう。

私が考えたいのは、そこではありません。

もっと根本にある、

「なぜ人間は、自分たちが豊かになるために、他者から奪うことができてしまうのか?」

という問題です。

豊かさを求めることは悪いことなのか?

豊かになりたい。

幸せになりたい。

もっと便利な生活をしたい。

そう願うこと自体が悪いとは、私は思いません。

問題は、その願いが、

「自分さえ良ければいい」

という方向へ向かった時ではないでしょうか。

自分の利益のためなら、誰かが苦しんでも構わない。

自分の国が豊かになるなら、遠くの国から奪っても構わない。

自分が勝つためなら、相手を踏みつけても構わない。

欲望そのものではなく、

欲望の中心に「自分だけ」が置かれた時、我欲へと変わっていく。

私はそう考えています。

これは昔の人だけの問題だろうか?

ここで、少し考えてみたいのです。

植民地支配や奴隷貿易の歴史を見れば、

「昔の人はひどいことをしたものだ」

と思うかもしれません。

しかし、本当にこれは昔の人だけの問題なのでしょうか?

自分の利益を優先する。

自分が得をするためなら、誰かの不利益には目をつぶる。

自分と違う人を見下す。

自分の立場を守るために、弱い人を犠牲にする。

規模は違っても、同じ心は現代を生きる私たちの中にも存在しているのではないでしょうか。

そして私自身の中にもあります。

だから私は、歴史を「昔の悪い人たちの物語」として終わらせたくありません。

「我欲」の反対側にあるもの

では、我欲とは反対の生き方とは何でしょう。

私は、それを愛情だと考えています。

我欲が、

「自分が幸せになりたい」

だけで終わるものだとすれば、

愛情は、

「あなたにも幸せになってほしい」

と願う心です。

自分だけが豊かになるのではなく、一緒に豊かになる。

自分だけが喜ぶのではなく、誰かの喜びを自分の喜びにする。

奪うのではなく、与える。

競争するだけではなく、助け合う。

とても単純な違いのようですが、人類の歴史を振り返ると、この違いは決して小さくありません。

世界を変える前に、自分の心を見る

戦争のない世界。

貧困のない世界。

差別のない世界。

誰もが安心して暮らせる社会。

私たちは、そんな世界を願います。

けれども世界とは、結局、一人ひとりの人間が集まってできています。

だとすれば、

世界を変えようとする前に、

自分の心の中にある「我欲」と向き合う必要があるのではないでしょうか。

「自分さえ良ければいい」のか。

それとも、

「あなたにも幸せになってほしい」と願うのか。

その小さな違いが、家庭を変え、社会を変え、やがて世界を変えていくのかもしれません。

私はこれから、このブログで、

「人間は、なぜ争うのか」

「欲望は、本当に悪いものなのか」

「我欲と愛情は、何が違うのか」

そして、

「私たちは、どう生きれば幸せになれるのか」

ということを、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

最後に、あなたにも一つだけ問いかけたいと思います。

あなたが今日したことは、
「自分だけの幸せ」のためだったでしょうか。

それとも、

「誰かの幸せ」にもつながっていたでしょうか。

私も、自分自身に問い続けてみたいと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。