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「人は、何のために生きるのだろう?」

「自分だけの幸せ」ではなく、「誰かの幸せを自分の喜びにする生き方」にあるのではないか。
我欲ではなく、愛情を中心に生きる。
そんな生き方を、歴史や社会、身近な出来事、そして人生の「なぜ?」を通して、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

 

第十二章 カナンにて版図拡大

神様はヨシュアに命じられた。
「モーセは死んだ。ヨシュア、私はお前と共にいる。お前はカナンの地をカナン人から取り返さなければならない。もともとカナンは私がアブラハムに与えた土地である。アブラハムは代価を払ってカナンを手に入れたのである。400年間、お前たちはエジプトの寄留者であった。その間にカナン人が住んでしまった。お前たちはこのカナンを取り戻しWHY代表として立つ私の一人子の出現の基盤を造らなければならない。」
神様はミカエルに言われた。
「ヤコブはイスラエルという新しい称号のもとに、善の天使となった。それから400年間エジプトの受難時代を通過しながら私は民族を目指して訓練した。悪魔は既にエジプトで民族的版図を築いていた。従ってエジプトは民族レベルの長男であり我が民イスラエルは民族レベルの次男となる。つまりルシファーとアダムの関係が民族的な版図で再現されたことになる。イスラエルの民から見れば悪魔の攻撃の中で決して倒れることなく、如何に家庭的トライアングルを民族レベルのトライアングルに拡大するかに使命がある。これが民族的使命完成期間なのだ。」
ヤコブから400年をかけてモーセは誕生した。言い方を変えれば、この400年はモーセを迎えるための期間だったと言える。モーセが岩を二度打って悪魔に侵入されたことにより、この400年もまた悪魔に侵入されてしまった。
ミカエルは言った。
「ヤコブからモーセまでの400年が悪魔に奪われたとすれば、その再現清算のために再び400年が必要になりますね。」
神様は言われた。
「その通りだ。エリコを越えてカナンの地に入って400年間、イスラエル版拡時代が到来することになる。この期間の特徴は土地の所有権回復と分割統治にある。私はヤコブの12人の子供から生じた12部族にそれぞれ嗣業を与えた。それぞれに士師というリーダーが立ち、モーセの分身のような使命を担当する。即ち幹の時代から太い枝の時代が到来する。これは民族的レベルの調和完成を意味する。理解できるかね。」
ミカエルは答えた。
「ご主人様よく理解できます。アダムとエバが責任を果たしていれば、あなたはアダムの家庭を拡大して氏族、民族、国家、世界と拡大されたはずです。その全てを悪魔が先に行いました。嫉妬に狂った悪の天使界を、地上と霊界に広げてしまったのです。その一角からあなたの版図が拡大しつつあることは本当にうれしいことです。ところでご主人様、あなたは全宇宙の創造者でありながら人間の反逆によってわずかの土地も所有できませんでした。アブラハムに与えた土地もアブラハムの失敗で400年エジプトに寄留している間に悪魔に横取りされてしまいました。いまヨシュアによって初めてあなたの所有する土地ができようとしています。土地ができればあなたの理想とする国家を初めて打ち立てることになります。一体どのような制度で運営されるおつもりですか。」
神様は言われた。
「私はモーセに十戒と律法を与えた。これが私の国の柱となる。
もし人が害を与えれば同じ害によって償わなければならない。目には目を歯には歯をもって償わなければならない。一週間の七日目つまり土曜日は安息の日として貴重に扱わなければならない。六日の間働いて、七日目は私の安息であるから、働いてはならない。私が六日のうちに、天と地と海と、その中のすべてのものを造って、七日目に休んだからである
7年に一度、安息の年を定める。すなわち6年間土地を耕したなら7年目は土地にも休息を与えなければならない。7年を7回繰り返せば49年となる。その翌年つまり50年目はヨベルの年と呼ばれる。ヨベルの年には全てを初めの状態に戻さなければならない。借りたものは元に返し、再度、仕切り直さなければならない。
人間は私の僕の位置にある。従ってこのような規律は僕に対するものである。やがて子供に対する規定が定められるが今はその時ではない。
更に重要な規定を定める。12部族のうちレビ族は他の部族のように職業を持ってはならない。レビは私に対する専門官であり、他の仕事を兼ねてはならない。全ての部族は全ての10%を私に捧げなければならない。その10%をもってレビは私に仕え生活をしなければならない。正しく私に仕え、祭典を行い、行政を正しく行い、正しく裁かなければならない。全部族から受けた10%の更に10%は大祭司に捧げなければならない。傷のない最も素晴らしいものでなければならない。初物は神様のものとして捧げなければならない。臨時に捧げる10%がある。弱者の為の10%と特別な祭典のための10%である。」
ミカエルは言った。
「ヨシュアの最大の使命はあなたのご計画に従ってあなたの国の基礎を作ることなのですね。ヨシュアの最も注意すべきことはどのようなことでしょうか。」
つづく

 

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