たす暮らす株式会社 中野瑞穂
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神奈川中小企業家同友会福祉部会記念講演会にて その②

その後、
出席された方とグループのテーブルで先生のお話についてと実際の雇用について
話し合いました。

 わたしのテーブルには、大企業で雇用推進を考えてらっしゃる方がいらしたので
その方のお話をいくつか

「大企業はまだまだ身体障害者の雇用に偏っているが(人事は障害種は理解していないので)
 自分は、自閉症の方と一緒に働いた経験から、もっともっと色んな障害種の方を
 雇いたいと思っている。

 企業は 半分の経費で8割の成果を残してもらえれば、障害者雇用は成功だと考えているが、私が一緒に働いた自閉症の方は120%の成果を残していた。
 だから、もっともっと彼らの能力を活かす方法を知りたいと思っている。

 企業が雇うとき、本人の性格も見るが、後ろにいる支援者の質も重要視している。
 支援者がしっかりしているところは、就労もうまくいくことが多い」

 この話を伺ってから、教材マスターに参加したので、

 企業の人たち、見て!!この方たちなら 間違いないよ!!という気持ちに。
 ご家族が、支援を与えられるという形ではなく、支援を共に考え、
 カスタマイズし、そして周りの組織と調整する、同じ立場の人と意見交換をする、
 その力を学齢期から、蓄えている事を無駄にしないような
 取り組みをしたいと心から思いました。

 講演を通して、
 支援を開発する専門家もいるたすくの企業としての役割も見えてきましたし、
 地域のすまいを推進する立場としても、地域で一緒に生きるメリットについて
 様々な側面から分析していきたいと思いました。

 私のグループには、見学しにいったGHのオーナーやリフォーム会社の方も
 いらっしゃったので、いい出会いを得る事ができました。
 これを未来に繋げることが出来るように取り組みを進めて参りますね。

神奈川中小企業家同友会福祉部会記念講演会にて

先日はたすくの教材マスターのつどいMAXに参加いたしました、
そちらの感想もまとめたいところですが、
その前日に
以前のGHを見学したときにご案内いただいた
神奈川の中小企業家同友会という集まりの福祉部会(障害者の雇用を推進
しようという企業の部会)での、4周年記念講演に参加してきましたので
そちらについて、報告させていただきます。

講演「CSRで中小企業を元気に!!~障害者雇用の経営上の効果~」
横浜市立大学 影山摩子弥先生

CSRとは、企業の社会的責任の事です(Corporate Social Responsibility)
社会的責任とはどのような責任かというと「社会の期待に答えるという責任」
その中には「倫理法令遵守」「品質向上」「環境保全」などの他にも
「社会貢献」という項目もあります。
その責任を果たすということは、企業の存続を果たせるということに
つながります。なぜなら、企業は、社会にその存続を許されている存在だからです。

 で、なぜ今そのCSRの重要性に注目されているかというと、
 現在は、消費社会化のなかでも市場が高度化/セグメント化した感性主義の
 時代
 その中では、 顧客や従業員の「共感」や「感動」に関わる「社会貢献」
という領域は、経営戦略として時代に合致したツールになると考えられます。
 現在、影山先生は、社会貢献への参加と同等の効果があると考えられる
 障害者の雇用について、実証研究をされています。
 実際に雇用をされている企業の「組織内マクロ労働生産性」の向上に
 注目し、(社員同士の相乗効果の高まりによる職務満足や精神健康度の改善→業績アップということ)現在継続して調査中です。
 
 と、以上が講演の簡単なまとめです。
 普段とは違う企業側からみた雇用促進の話で、
 当然彼らと働きたいから生きていたいから雇用するという思いだけでは
 ない、経営の面から理論だてて、皆と一緒に働く事の効果、戦略的意義について分析されていたので、そうゆう考え方があったのだ、と感銘を受けました。

長くなりましたので、その②につづく・・・

日本グループホーム学会盛岡大会②

2日目は、
入居者や当事者の皆様のワークショップと
全国のグループホーム運営されている方たちのシンポジウム 

 上田市いちごの家(重症心身障害者CH)
 石狩市 はるにれの里(重度自閉症CH)
 西宮市 あおば福祉会(身体障害者CH)
の3つのそれぞれの立ち上げの過程と実践から、
地域で暮らすことのリスクにどのように対応するか?
支援の資源をどのように利用しているか?(日中介護、移動支援など)
という事を中心に議論がありました。

誰でもくらしのなかで、リスクはありますが、
そのリスクを徹底的に研究しておくこと。
支援の資源をどう利用するか?については、
その行政によって対応差があり、改善させるために
どのように行政に働きかければよいだろうか?という話になりました。
グループホームへの対応は、助成金/設置基準への対応も含め
地域差があるのですが、このシンポジュウムで発表された方たちが
そうであったように、
制度ありきではなくて、いかに制度や仕組みを作っていくか?という姿勢が
必要なのだと感じました。

その後、学会から 総合福祉法のなかでGHはどうなるか?と
    グループホームのサービス管理責任者へのアンケート調査についての発表と

一日目も発表してくださった 大西先生の
 既存の戸建て住宅を活用した小規模グループホームの防火安全対策の検討について
 の発表がありました。

 大西先生の発表のスライドの写真に、よく知っている顔を見つけてびっくり。
 義妹・・・?そういえば、先生の大学出身のような・・・?
 先生に確認したら、本当に本人でした。
 上越の震災のときにグループホームを調査にしに行ったときの写真とのこと。
 縁って不思議ですね。おかげで、先生に他の方も紹介していただけて、
 いろいろつながりをつくる事ができました。

 学会終わった後、近くの県立美術館で
 アール・ブリュット・ジャポネ展が来ていたので、駆け足で鑑賞。
 
心の塊が見えるようでドキドキする作品ばかりで、
 この紙やねんどに向き合う個性的なまなざしを想像しながら
 鑑賞しました。
 身の回りにも、たくさんアーティストはいるよなあ・・というのも思いうかべ・・
 どうプロデュースしてあげるかも、センスだなあと。
 チラシの落書きとかもキレイに展示してありました。
 たしかに独特のルールで描いている方もありますものね。(この場合落書きと言っちゃうのは、センスがないんでしょうが・・)

 震災の喪失感に触れることからはじまった学会でしたが、
 全国の皆様の取り組みに再生のいぶきを感じ、
 ゆたかな才能の彩りに勇気をもらった2日間でした。

 花巻では、るんびぃに美術館という岩手のアールブリュット作家さんの
 作品を集めたところがあるというので、またの機会に行ってみます。
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