ここ数年、ハリウッド映画は死んだかと思うほど面白くない都市が続いていましたが、昨年から大好きな映画が立て続けに出てきて、きんのすけは・・・もう嬉しくてうれしくて。
今回紹介するシンシティーもそうだし、マッドマックスそしてターミネーターと。。。幸せ
今回書くのはシン・シティーの第二作目「SIN CITY 復讐の女神」です。
2005年の映画『シン・シティ』の続編になる「SIN CITY 復讐の女神」が2014年に公開されていたことをコロッと忘れていて、今日見ました(笑)
今回はフランク・ミラーのコミック「シン・シティ」の「A Dame to Kill For」を映画化したものです。
フランク・ミラーって絶対に映画化をさせなかった作家ですが、ロバート・ロドリゲスがその壁を破ったことによって出来た映画ですね。第二作目もフランク・ミラーが関わっているところが解って、仲違えせずによく第二作が出せたなと思いました。
この映画、相変わらず超ハードボイルドで、見た人はおもしろいと言う人とさっぱり面白くないと言う人に、完全に二分されるでしょうね。
私は大好きなのです。
さて、第二作は・・・と、内容については見ていただくこととして・・・・、っていうか、この作品は内容がどうのこうのと考えてみる作品ではないのです。
ただ、腐敗都市シン・シティーを生きる物語なのですよね。
一番重要なのは・・・この描写スタイルでしょうか。
第一作目のメンバーのほとんどが第二作にも出演しているけれど、やっぱり主役はミッキー・ロークとジェシカ・アルバでしょうか。
マーブ役のミッキー・ロークは相変わらずです。
そしてナンシーというダンサー役のジェシカ・アルバは
同一人物でも大人になりましたし、最後はこんなになっちゃった
こういう演技までするところが、ハリウッドなのでしょうか。
マヌート役のマイケル・クラーク・ダンカンさんは
この作品の前に、残念ながら亡くなってしまいましたので、替りにデニス・ヘイスバートさんが演じています。
ダンカンさんといえば、「グリーンマイル」の大男といえばみなさんご存じではないでしょうか。
第一作では殺し屋役でミホという唯一の日本人であるデヴォン青木さんが演じていましたが、多分出産で出れなかったみたいです。
ゴールディとウェンディという娼婦はモデルのジェイミーキングさん。
あとは、第二作目で謎のウエイトレス役でレディー・ガガさんも出ていますね。
とにかく、モノクロを基調にした作品で、カメラアングルも、物語も独特な作品です。
ハードボイルドファンにはたまらない作品なのではないでしょうか。
一度踏み入れると二度とは出て来れないのではないかと言う街、警察すら入れない街シンシティー。
人間ってとにかく欲をもって生きる生き物。
そんな中で社会に入れず、心の荒んだ連中が集まる場所。
これは映画だけれど、人間社会は勝組みや並の生活者意外に、負け組も生きる場所が居るわけです。
映画ではそれがシンシティーなのでしょうが、現実の世界でもあります。
大阪では釜ヶ崎(あいりん)になるのだろうし、東京では山谷でしょうか。
山谷はオリンピックに向けて撤去させられて無くなるそうですが。
いいのか悪いのか・・・というより、人間である限り、裕福な世界が出来ればスラムも出来るという事なのでしょうね。
最後に、テーマソングだけは第一作の「CELLS」が良かったんだけどなぁ・・・同じ曲使えないし、仕方がないか。
兎に角、ハードボイルドファンには超お勧めですね。