TASL(タスエル)浦田 健志です。
昨日のブログで母や僕の選択に対し、
多くの情報や感想、励ましを頂き
ほんとにありがとうございます。
思いがこもったメッセージや情報に
どれだけ勇気づけられたことか
感謝してもしきれないくらいです。
母も本当にみなさんに感謝して
心から喜んでいます。
頂いた情報の中で、母が負担なく
受け取れるモノを選んでいきます。
答えはひとつではありません。
何通りもあります。
僕らは自分で選ぶモノを正しいモノ、
そうでないものを間違えとしがち。
僕がここでいつも伝えている
あなたの選択が唯一あなたにとっての
正解なんだということ。
だから誰かがした選択は尊重する。
自分も尊重されたいなら、
まず自分が率先してそうすること。
僕にとっても自分の母が大切なのは
言うまでないこと。命の残りが少ない
というのは、なんとも言えない気持ち。
ただ「最後まで自分らしく生きる」と
いう母の気持ちは大切にしてあげたい。
昨日は入院説明の予定だったので、
主治医の若い先生でしたが、
治療方針を立てる大先生が急遽登場。
母は「先生、申し訳ありません。
良くして頂いたけど、治療に耐えられる
と何をどう考えても思えません」
「残された時間が短くなったとしても
治療を受けずに私なりに生きたいです」
「先生が親身に治療計画を立てて
くださり、元々治療をしないと決めてた
のに、診断を聴き動揺してしまいました」
母は正直にありのままの気持ちを
伝えていた。
僕も「家族としても、母の気持ちを
尊重したい。覚悟はできていますし、
状況を楽観もしていません。」
「母は家族のことをいつも優先して、
自分を犠牲にし続けてきたので、人生の
後半の生き方は本人に選ばせたい。」
そう伝えると、先生はこう話してくれた
「わたしが来週とか年内とか急かした
感じになり過ぎたからかもですね」
「昔は告知せず治療を勧めたけど、今は
状況を説明してから、治療をする。
詳しく話過ぎたからかもしれませんね」
「ステージ4でもわたしは標準治療で
根治できて、しばらくは大変だけど、
回復できる自信があり、根治ありきでした」
「もう少し進んでいれば、最初から本人に
選んで頂くようにはしているんですが」
「言葉も足りなくて、すみません。
わたしが丁寧さに欠けたかもしれません」
「治療しない選択を選ばれるという
ことは、承知しました。」
「もし今後腫瘍が大きくなり、
食べづらくなったら、その時点で治療を
また考えます。遠慮なく外来にどうぞ」
これまでに見たことなかった優しい
笑顔で先生は母に話してくれた。
母は「ありがとうございます」と
言って泣き崩れていた。
若い主治医の先生も「何かあれば
すぐ来てください」と帰り際に笑顔で
手を振っていた。
ひとまずゆっくりしつつ、カラダと
ココロを休めてもらおうと思う。
告知の日に診察台に乗った母は、
一瞬ギュッと胃が締め付けられた
ようになり、息ができなくなったそう。
それを聴いても、やはり治療を断念
したのは良かったと思う。
母がかかった病院は、大きな拠点病院
だけど、積極標準治療を望む方には、
とても良い病院だと思います。
僕もこの病院に対して、悪い印象はなく、
むしろ良い病院だということは、
忘れずに、お伝えしておきます。
帰りの車で「なんかスッキリした。
変な金縛りが解放された気分。
頑張って治療したくないから。。。」
「ほんとにまな板に乗る前で良かった。」
と母が言い、
「ウロコ取られる寸前だったね。」と
僕は返して、2人で車の中で笑った。
セカンドオピニオンを沢山の方に勧めて
頂き、病院も具体的にあげてもらいました。
母はしばらく病院や治療する場には
どうあれ行きたくないようです。
それも無理はないです。。。
だから治療をしない選択だったし。
そんなこんなでひとまずゆっくりして、
僕なりの選択肢を選んで伝える予定。
「頑張り過ぎたのに、休まなかったから
こうなったと思う。気になるだろうけど
病気に執着せず、今を楽しんで欲しい。」
そう伝えた。
これから先どうなるかはわからない。
いろんな準備もある程度必要だ。
それにしてもたくさんのアドバイスや
情報、ご自身やご自身のご家族との
体験。。。ひとつひとつに感謝です。
想いは受け止めました。
ありがとうございます。
僕がこうして書いているのは、これから
同じ立場になった人への参考として
欲しいということでもあります。
多くの人々も直面する可能性がある
親の老いや看護と介護の問題。
あきらめずに1番マシな選択をする。
選択肢を増やす情報をいろんな人の
チカラを借りて集める。
これが本当に大切だと思います。
人は老いていき、ひとりで生きるのは
カンタンではないと年々実感が増す。
歳を重ねていくことは、なかなかに
大変なんですねーーー。
現在募集中の風水薬膳®︎基礎講座
もうしばらくお待ちください。
12月に講座の計画をしておりますが
今日現在設定ができません。
改訂版→TASLのメニューはこちらを↓ TASLが提供できるメニュー
お問い合わせフォーム 電話 09034162415