たしゅみちゃんアワード2023各賞発表⑤

2023年は、2月に引っ越しして、3月に職場が替わり、また新たな出会いが沢山あった1年でした

また舞台女優さんがアイドルグループに加入して9月に本格的にアイドル活動をするという事で、封印していたアイドル界隈にも出向く様にもなりました勿論寂しい出来事や、悲しい出来事もありましたが、それでも舞台俳優さんには一杯楽しませて貰いました1年間で約50本観劇させてもらって、翌日の仕事の活力や癒しを沢山頂いた事を感謝致します本当にありがとうございましたまだまだ演劇等分からない1ユーザーに過ぎない私ですが、舞台俳優さんやスタッフの皆様、作り手の皆様の励みや益々頑張って素敵な作品を作って頂きたいという思いから、このたしゅみちゃんアワードは毎年発表させてもらっています是非温かい目でご覧頂きたく存じますどうぞ宜しくお願いいたします

ではたしゅみちゃんアワード2023

各賞の発表をしていきたいと思います

次はいよいよ『舞台の華』

舞台女優さんなら1度は受賞してみたいと思う 優秀主演女優賞 の発表です

優秀主演女優賞

(受賞者6名)

1人目　シミズアスナ(6年振り2回目)

(受賞作品『missing～混血のハッシュタグ～』タルラ・ロッシュ役)

2017年で主演女優賞、2018.2019.2021年で助演女優賞を受賞している、自分にとってはかけがえのない大好きな舞台女優さんの1人です

贔屓(忖度)してるんかよー

そういう声もある事は重々承知の上で申し上げますが、彼女のお芝居は初めて拝見される方も絶対引き込まれますそれぐらい自信を持って言えます2023年は舞台女優さんでは最多の8作品(彼女は9作品に出演)拝見しましたが、そのどれもが存在感と心を揺り動かしてくれました

2月に上演された『推しのためなら死ねる』花園茂子では推される側ではなく推す側の会社員を熱演また4月は自分の大好きで出演を熱望していたカガミ相馬『水野朋子物語』の水野朋子役を汗だくのまさに熱演でしたそしてキ上の空論『幾度の群青に溺れ』の日向、ナミプロの『ガクヤ』での青井春と演技力の深さを感じ、『蛇姫花伝』の夜叉姫、『なるべく強く踏みつけて』のミカジメでは、衣装の圧巻さと美しさを堪能出来ましたそして今回最後まで助演賞にしようか悩んだENG作品『gagap 』の怪談は、彼女の努力と素質の両方が開花して作り上げたまさに怪演であり、最後怪盗に斬られるその一瞬まで燃え尽きてくれました～凄かった

そして初めてENG作品の主演を務めた『混タグ』のタルラ・ロッシュは、彼女の声と姿とそして今までやってきた経験とが合わさって、シミズアスナだから魅了出来る、そんな最高で濃密な時間を感じました栗生みなさん演じるアンジェラとの会話も吉田翔吾さん演じるロイとの会話もその1シーン1シーンにタルラの魂を吹き込んでいて、どのシーンも今でもジーンとしてしまいます2024年はどんな濃密な時間を感じられるのか？楽しみですおめでとうございます

『たしゅみちゃんアワード2019各賞発表⑦』

2人目　春名風花〈プロダクション・エース所属〉(初)

(受賞作品『Island-売春島-』天野咲役)

昨年は約5年振りに彼女のお芝居を拝見する事が出来(言葉のアリア『冬物語』)、舞台女優として、輝きを放っていて素晴らしいと再認識して、助演賞を贈らせて頂いたのですが、今回もお芝居を拝見出来た事、しかも主演作品を拝見出来た事が何より幸せでした『Island-売春島-』の主人公天野咲は、事故で亡くなった両親の借金のカタにある島の売春宿に売り飛ばされて、最初は売春婦達から、よく思われずに意地悪も受けていたが、覚悟を決めてからは売春宿のナンバーワンまで登り詰めていくのだが…

とにかく咲の心の変化とか徐々に売春婦として生きていく様を妖艶に演じ、正直暫くドキドキが収まりませんでした彼女のお芝居は観客を引き付けるオーラを感じる素晴らしいお芝居でした2024年も是非主演の彼女を見てドキドキしたいと思いますおめでとうございます

『たしゅみちゃんアワード2022各賞発表④』

3人目　千歳ゆう〈えりオフィスproduction所属〉(初)

(受賞作品『inthewomb2023 赤ちゃんといたい』頼子役)

過去ログで書かせて頂いた『赤の女王』でエリザベートとアメリア両方を演じた唯一の舞台女優である千歳さん昔から彼女のナチュラルなお芝居が大好きで、只何故かたしゅみちゃんアワードにはなかなか届かなかったのですが、忖度ナシに今回は贈りたいと思いましたその作品が『inthewomb2023 赤ちゃんといたい』の頼子役赤ちゃんを妊娠した事と不治の病を患っている事を医師から告げられて、赤ちゃんを産めば命の保証はないと言われ、それでも産む決断をしていく、優しくて強い女性を好演恋人への愛や、友人達の絆、そして生まれてきた我が子へ送られる彼女のメッセージに涙腺崩壊でヤバかった終演後に彼女と話す機会があった時、頼子は等身大の自分かなあと明るく話す彼女が印象的でした～今後の活躍も期待してますおめでとうございます

『赤の女王2022観劇感想』

4人目　真野未華〈劇団ラパン雑貨ゝ所属 たままProduce所属〉(6年振り2回目)

(受賞作品『舞台アスター』ナツ役)

2017年主演賞、2018.2019.2021年助演賞という事で、たしゅみちゃんアワードには欠かせない存在の真野さんシミズさんより更に自分にとっては長く応援させてもらっている女優さんです2016年頃に一旦充電期間をおいて、2017年に新たに活躍の場を広げていった彼女2023年は高宗さん増野さんと演劇ユニットを結成その第1回公演である『舞台アスター』で主演であるナツを演じましたナツは高校生時代、軽音部で伝説のギタリストして在校生の憧れの的であるが、その正体をずっと隠しながらその学校の教師に赴任し、軽音部をスパルタで指導してるという役でしたその役柄にも自分には色々な思いがあるし、昔観劇した椎名香奈江さんの舞台に設定がちょっぴり似てたけど、力をくれる様なセリフがあり旗揚げ公演は大成功でしたねこれからも勿論彼女を応援していきます

UDA☆MAP 『Dressing Room』『VAGUENIGMA -1954- 

祀木刑事の捜査ファイル【心餓】』

『Three Stories of Christmas 〜貴方の叶えたい夢は、何ですか！？〜』

こちらの3作品も彼女らしいお芝居で楽しかったおめでとうございます

5人目　高橋明日香〈PFH Entertainment(業務提携)〉(初)

(受賞作品『SUMMER FREESIA EXPRESSION』会田麻美-タタミ-役)

彼女は2019年暮れの『アリスインアリスinデットリースクール』で初めてお芝居を拝見したので、他の受賞者よりかなり遅く存在を知りましたですが、そこからは毎年毎年沢山のお芝居を拝見する事になりますそして2023年は実に4作品を観劇する事が出来ました先ずは7月に上演された『幾度の群青に溺れ』では宗教団体のリーダーを演じ、度肝を抜かれ『屋根裏のバーニャカウダー』では、弁護士の指示で主人公の妹を名乗り、財産を手に入れようとしたちょっと図々しい女を演じてこれも素晴らしかったそしてこちらも主演を務めた『噂噺　怪奇超常探偵叢書』では、子供役でこれまた

キラキラした目とかまさに子供しか見えない彼女の女優魂を見た思いがしましたそして『SUMMER FREESIA EXPRESSION』のタタミこちらはとことん可愛らしく、満面の笑顔に、事実を突きつけられて振り返った時の表情、手を握る前と後、最後の語りまで……

彼女のお芝居はほんとずっと見ていたくなる素敵過ぎる女優さんです2024年もきっと驚きと癒しを沢山届けてくれるでしょうおめでとうございます

6人目　宇田川美樹〈劇団6番シード所属  UDA⭐MAP主宰〉(初)

(受賞作品『Call me Connect you〜交渉人遠山弥生〜』遠山弥生役)

UDA⭐MAP主宰であり、劇団6番シードを草創期から支えてきた宇田川さん毎年、我々観劇する者に舞台の楽しさや奥深さを教えてくれるバイブル的存在であり、沢山の作品を拝見してきました今回は6Cが30周年という事で、どちらかというと脇役に徹している宇田川さんが、主演を務めるという事で凄く楽しみでした～しかも『Call me Connect you〜交渉人遠山弥生〜』はタイトル通り警察の交渉人ですが、彼女は年老いたお婆ちゃんで交渉人という、頼りなさそうな雰囲気を出しながら、強盗犯人を的確な判断で時に厳しく時に優しく、交渉人としてカッコいいお婆ちゃんでした他にも『屋根裏のバーニャカウダー』の森島由香里は投資事業をしながら趣味に生きる自由人で、宇田川さんのプライベートを思わせる役柄だったし、『舞台アスター』では主人公の高校時代の軽音部顧問であり、学校の教頭という役を安定の演技力で演じていました2024年はどうやらUDA⭐MAP も新しい作品が上演されるという事でそちらも大いに楽しみですおめでとうございます