今回の結論

 

>>

 

平均概念とは、過去10年の平均値。それが「あなたの潜在能力の限界だ」と言う。

 

しかし過去に100m15秒出せる人が、手抜きで20秒を出し続けていたら?

 

「あなたの最高記録は20秒ですね」と言う?

 

>>

 

こんにちは。tasanです。8月になりました。昔なら夏休みですね。スーファミやらプレステやらゲームばかりやっていた気がします。大学ならキャンプサークルで北海道行ってましたね。2週間とか学生ならでは、ですね本当。

 

さて、皆さまいかがお過ごしですか?我が栗原市ではまだコロナの感染者はおりませんが、ついに岩手県にも感染者が出てしまい、すぐ北にお出掛けするのも懸念されるようになってしまいました。うぬぬ。

 

そしてgoto。やっぱり海外から見たらヤバいみたいですよ。まぁそりゃそうですよね。

 

れいわ勝手に応援団 World!ウィーン 組の1人(&アジア・中東・米・北欧・NZ・カナダ)@Musikmusik7

https://twitter.com/Musikmusik7/status/1289120380335128576

「海外から見て日本、本当にヤバいです。詰んでる。 こんなに感染者が出てるのになぜ数字を発表するだけなのか、なぜ国会が開かれないのか。 与党は政治を放棄してるから、都道府県知事が権力使ってどうにかするしかない状態。 与党が問題を放り出して逃げちゃった日本…こんな国他にないんだけど。」

では余談はほどほどにして

>> 潜在GDP とは

 

ドラゴンボールの孫悟飯ではないですが、潜在能力みたいなものですね。まだ使っていないGDPと言いますか。どうして使っていないとわかるのか?そんなGDPがあるとわかるのか?簡単です。過去にやったことがあるからです。100m走で、15秒出せる人が、20秒かかったら、それ、余力がありますよね。

 

 

というわけで、緑色が、普通の、最大概念の潜在GDPと言います。現代の方が技術は発展しているんですから、同じ量の仕事なら、どんどん消化できるはず、というのは考えやすいですよね。なぜか現実には、ずっとゼロ成長が続いているわけですが。

 

はい。先ほど、潜在GDPが15秒で、ずっと20秒だとしたら手抜きだ、ということを書きました。つまりは、ゼロ成長というのは、ずっと手抜きをしています。この場合、手抜きをしているのは政府です。民間は仕事がなければ売り上げを上げることはできないですからね。

 

さて、グラフのタイトルにもある通り、今度は平均概念の潜在GDPの説明です。

 

>> 平均概念の潜在GDP

 

先ほどの最大概念のGDPはわかりやすかったですね。まぁ平均もわかりやすいです。単純に10年平均のGDPです。

 

ただし「平均とは、最大値なのか?」という矛盾が生じてきます。なぜなら

 

平均 = 潜在能力だ!

 

という理屈になってしまうからです。おかしいですよね。10年間、ずっと手抜きで20秒で走っていたら「あなたの限界は20秒です」となるわけです。そんなばかな話はありません。民間からすれば「いやいや、景気回復してくれよ!仕事あればやるからさ!」てなもんでしょう。

 

さらに、平均概念のGDPは矛盾を振りまきます。

 

>> デフレギャップとインフレギャップ

 

 

緑と紫で、最大概念と平均概念、それぞれのGDPを表現しました。そして赤と黒がデフレギャップです。赤と緑を見ればわかる通り、余力がどれだけあったか?というものを示します。

 

赤はどんどん拡大していますね。緑が小さくなるから当たり前です。黒は小さいですね。紫が手抜きだろうがなんだろうが、過去10年平均に合わせてくるからです。

 

ここでもうひとつの矛盾が発生します。潜在GDPというのは、潜在能力、すなわち最大GDPを示すはずです。赤い場合は、緑の点線を超えることはありません。緑は最大GDPそのものだからです。

 

しかし、潜在GDPで最大GDPであるはずの紫は平均GDPであるために「最大GDPであるはずの紫、を超える現実のGDP」が発生しています。この時点で意味不明です。

 

さらに、こちらの黒のデフレギャップ。その超えた所は反対にインフレギャップとなります。デフレギャップとは販売余力でした。使われなかった供給でした。ではインフレギャップとは?

 

インフレギャップとは余力がないのに生まれた販売です。最大GDPを超えた供給です。潜在GDPを超えているんですから。

 

限界を超えろ!とか少年漫画のような話ではありません。単純に平均だから、平均より上のGDPがあっても当たり前、ってことですね。潜在能力 = 平均 としているから、話がおかしくなるわけです。 

 

赤と緑の最大概念のGDPでは、常にデフレギャップしかありません。緑が常に上だからです。だから、普通に考えれば、インフレギャップは存在しえません。

 

>> 潜在能力の定義を、最大GDPから平均GDPと変更したら、すべて解決するか?

 

 

緑から紫に、潜在GDPの定義を変更したら、販売余力GDPもといデフレギャップは、赤から黒になります。つまり、矢印はその時点で小さくなり、

 

「民間企業は、潜在能力を十分に発揮し、仕事をしてくれている」「もう余力はあまり残ってないから、仕事を増やしたりしてはいけない、パンクしてしまう」「だから、政府は景気対策をして、民間需要を増やしてはいけない」

 

という話になります。

 

しかし、そんな理屈をこねたところで、現実には昔は12%成長くらいまでできたわけです。赤いデフレギャップが本物です。めちゃくちゃ余力が余っているわけです。

 

いくら言葉の定義だけを変えたところで、現実の供給設備はなくなりません。

 

「去年このくらいの売上があった」ならば「来年もこのくらいだろう」と考えることは自然なことです。それがほったらかしにされるわけです。

 

そんなことをされてこそ、設備はさびついて、稼働不良や廃棄となって、潜在能力は低下していきます。儲かってなければ、設備の更新もできなくなります。社員も解雇です。技術も経験も失われてしまいます。違いますか?

 

>> デフレギャップをグラフ化

 

 

デフレギャップというのは、販売余力GDPです。使えるのに使わなかった供給GDPとも言えます。赤いのが従来の最大概念のデフレギャップ評価ですが、ひたすらに増えてきたのがわかります。

 

しかし、竹中平蔵氏あたりから、潜在GDPは平均概念の評価に変わってしまい、限界値は黒い方に変わりました。そのために、デフレギャップは小さく「なりました」。

 

繰り返しですが

 

「民間は余力なく、精いっぱい仕事しているよね!」「これ以上政府がお金を出して、仕事の発注や景気刺激策をしたら、消化しきれないよね!」

 

と判断され、公的需要もとい政府支出(グラフ中の黄色い点)も減らされて来ました。

 

こうして、政府支出が減らされると、民間需要も減ってしまいます。最悪ですね。

 

 

そもそも、最大概念から平均概念に変わったことで、似たはずの指標?のはずなのに、これほど違いが出てくるのはいいのでしょうか?まぁ明らかにおかしいのは平均概念ですけど。

 

あ、ちなみに5年前のとしているのは前年比のデフォルメと同じです。移動平均みたいなものですね。あと、前年比と倍率は表示の仕方が違うだけなのでまったく一緒です。いつもさらっと出してますが、たまには説明入れときます。

 

また、金持ちの人も例外ではないですよ。むしろその方が。いま1000万円もらえたひとは、もしかしたら2000万円もらえていたかもしれませんね。

 

>> 私達はどれだけ貧困化したのか?

https://ameblo.jp/masayoshi-ogawa-1980/entry-12553992881.html

 

以前自分でも作ったことがありましたが、最近までありますし、充分カラフルでキレイなので、ツイッターでも引用させていただきました。最近相互にブログ、ツイートフォローいただきましてありがとうございます。

 

とまぁ、こういうわけで、いや、その竹中平蔵氏の前からですけど、

 

 

日本は倍増計画が終わってから、ずっと景気が悪いわけですね。これを提唱したのは自民党の4代目総裁で池田勇人さんです。皆さんぜひ覚えておいてくださいね。しっかり自民党のHPで説明してありますから。

 

>> 池田勇人総裁時代

https://www.jimin.jp/aboutus/history/4.html

(1)減税、(2)社会保障、(3)公共投資を三本柱として経済成長を推進した結果、民間経済の潜在的エネルギーをたくみにひき出して、"世界の奇跡"といわれる高度の経済成長をとげました。

 

同計画では、当初の三年間は年率九パーセントの成長を想定していたのに、現実には一〇パーセント以上という予想を上回る大幅な成長をとげ、国民所得は十年間で倍増する想定だったのに、わずか四年余で目標を達成するというめざましい成長だったのです。

 

ここでいう国民所得とは名目GDPのことです。現在だいたい500兆円ですから、4年で2000兆円です。2000兆円というのは現在のアメリカで、世界一の経済大国です。中国が今1300兆円くらいでしたかね。

 

国民一人当たりの実質所得が2倍になったのは7年かかりました。これ、物価が上がっていても、それを加味して、給料2倍ですからね。国民平均で。凄まじい成果です。

 

高度経済成長期も、国民所得倍増計画の「結果」です。マスコミや教科書では、さも「たまたま」高度経済成長期だったような言い方をしますが、計画が大事なのは当然です。それが、

 

 

自民党の内ゲバで1975年あたりから、どんどん悪化してきたのが事実ですね。自民党が良かったのは1955-1975の最初の20年だけでした。現代までの45年はひたすらに景気後退です。

 

まさか自民党の議員で国民所得倍増計画について知らない人はいないと思いますから?皆さん提示してあげてくださいね。

 

なお、国債の再開も、1965年からで、1960年にはありませんでした。どうやったか?→もともと政府と日銀はひとつで、1882年に分離したので、日銀に「お金ちょうだい」って言っただけです。このへんもおそらく答えられる人少ないでしょう。

 

なお、現在の形式は、国債を引き渡して、代わりにお金をもらっているだけです。ほぼ。政府はお金を作る機能は日銀に渡しましたが、国債はいくらでも作れますから。

 

言うなれば、日銀は自販機みたいなものですね。国債を入れると現金を出してくれる。運転免許センターなどにある、オリジナルコインを入れるとジュースが買える自販機と同じ、と考えるとイメージがつきやすいのではないでしょうか。

 

トーケン 自販機・設備機用メダル

https://www.token-osaka.co.jp/setsubi

自販機・設備機用メダル
①自社のマーク、名称を入れることが出来る為、会社の宣伝効果になります。

 

 

だから政府は、現在は国債市場を間にはさんでいるわけですから、お金がほしかったら、新規国債を発行して、市場に登録しておけば、日銀が買ってくれて、お金を吐き出してくれるわけですね。

 

だんだんといつもの国債の話しになってきましたが@@

最近プチ流行りのツイート貼って終わりにしたいと思います。

 

https://twitter.com/tasan_121/status/1289424831503429632

もし、国債を税金で返済したら、増税して集めるんだから、民間から1000兆円なくなります。 逆に言えば、国債があるから、私たちの手元にはお金があるってことです。 つまり国債発行して経済成長してきたわけで、国債があるほど今が豊かです。回収するほど未来が不毛に。 これ、難しいですか?

 

>なんでブログにツイートリンク機能があるのに、文章とリンクをコピペなの?
<アメーバの中からツイート検索する機能がショボすぎてヒットしないから。コピペの方が早いから。なんだったらスクショ画像を撮って、データをアップロードした方がまだ早いくらいショボい。

 

とりあえず今回のまとめは、平均概念はおかしいってことです。でもIMF?だかどっかでも使われているとか、チラッと読んだことがあるような気がします。経済学者は阿呆なことを考えますね。

 

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----編集後記----

 

さて、コロナが急増してきました。400人越えで、一気に国内全体では1500人を超えてきました。ドイツではコロナなど大したことがない、とデモが起きています。いやいや、お医者さんがダメだと言ってるんだから従いましょうよ。

 

若者は風邪だから、とかじゃなくて、後遺症もあるし、他人に感染させて、お年寄りが死ぬかもしれないし、その町で初めてかかった人や会社など、社会的に死にかねませんから。

 

すべての県で感染が確認されましたから、次は市、町単位で、初の感染者が社会的に避難されます。

 

こちら、岩手のすぐ下の市ですが、岩手県で初の感染者の話し、すぐこちら地元で広まりました。その人に、その人の会社に電話が相次いでいるそうです。岩手県の知事が警戒して呼び掛けていたにも関わらず。

 

特に、感染した理由が、東京の友人とキャンプをしたからとか。不味かったですね。だいたい田舎に飛び火してくるのは、都会返りの人や、都会からの旅行者が多いです。現実として。

 

世界最悪の対応の政府、またこの1週間、お盆前までにどうなるでしょうね?先日の連休に、久々にマーケティングの積読メルマガを読んでましたが、うん、お客さんとの接点をつなぎとめるくらいしかできませんよね、そりゃ。

 

一日も早い自粛と粗利保障などを願いたいと思います。