神戸は昨夜から今日の午前中にかけて雨。
通勤電車の車窓から見た須磨浦海岸は釣り人なし。
通勤中に反省したことがある。
雨の中、最寄り駅へと歩いている途中、時々出会う白杖の目の不自由な女性がいた。
人が二人歩ける細い路地で、傘を差していると狭い。白杖の女性は立ち止まり、てるさんが通り過ぎるのを待ってくれたので、急いで横を通り過ぎた。
今思えばこれはよくなかったなあ。
目が見えないだけでも非常に不自由なのに、雨の日に片手で傘を差し、片手で白杖をついてというのはてるさんには想像も及ばない不自由さであろう。
黙って急いで通り過ぎるのではなく、
「おはようございます。左側を通りますので、そのままお進みください」
と声をかけるべきだった。
これは雨の日に限らず、いつもしたほうがよいことである。
60年近く生きてきたが、お互いがハッピーになれる簡単なことをしていなかった。
まだまだ未熟者である。
こんなことは他にもありそうなので、気づく感性と改める行動力を持ち続けたいと、還暦を前に誓ったのであった。