雨の予報で釣行を断念して仕事をすることにしたが、予報よりも小雨で釣行できたな。
まあ仕方ない。働けるうちは働こう。
そんな気分と符合するが、木村勝著『働けるうちは働きたい人のためのキャリアの教科書』を読了。3年ほど前に一度読んだのだが、図書館で借りて再読した。
木村氏によると、定年後のセカンドキャリアについては50代から考え始めるのがよく、その準備ができているかどうかが定年後のセカンドキャリアの成否を決めるそうである。
といっても、定年後のセカンドキャリアの形態は大きく4つしかない。そのまま継続再雇用、出向、転職、独立・起業である。
どれを取るか漠然と決めるのではなく、過去~現在~未来の自身・家族それぞれの年齢を併記した自身と家族の出来事と仕事の内容、その年の人生充実度(100点満点で採点)を年表形式にした「家族キャリアマップ」と、人生充実度を折れ線グラフにした「ライフカーブ」、経験した仕事別に業務内容と取得したスキルや資格、社内表彰などを一覧化した「キャリア棚卸シート」を作成して、自身を分析して、セカンドキャリアを練ることになる。
3年前にこの本を読んだときに以上をやってみた。なかなか骨の折れる作業だったが、自身を客観的に見つめ直すことができ、苦労以上の意義があった。
3年たって改めて再読して、その時に作成したキャリアマップや棚卸シートなども見直して修正した。
おかげで夏に迎える定年後のセカンドキャリアプランがよりクリアになった。
なお、初めてセカンドキャリアを考える方は、この本だけでなく、セカンドキャリアについて書かれた同様の本を何冊か読まれた方がよいかと思う。
木村氏は個人事業主として独立した立場だが、小規模合名会社を起業した人もおり、どれがよいかは人それぞれだからである。