サピエンス全史 | 垂水のてるさんの釣りバカ日誌

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投げ釣りファンを増やすため神戸のアラ還釣りバカおじさんがポイントもコツも隠さずつぶやきます。

せっかくの年末年始の長い休みに実りのあることをしよう。

 

そう思い立って、ユヴァル・ノア・ハラリの世界的名著の『サピエンス全史』上下巻を図書館で借りて、もう一度読み直すことにした。

 

 

 

 

 

 

しかし、休み中に読み終えられず、まだ下巻を100ページほど残しているのだが、釣りに行けなくなったこの週末で読み終えられそうだ。

 

それにしてもこの本は読み直してみて、改めてすごいと思う。世界的ベストセラーになるのも納得である。

 

単に世界史だけの話ではなくて、物理、生物、化学、社会学、経済学など学問の垣根を超えたとてもスケールの大きい視点でまとめられている。

 

書き出しから衝撃を受ける。

 

てるさんは高校生の頃、勉強嫌いで、特に数学、物理、化学、世界史がチョー苦手だったが、もし高校の先生が最初にこんな説明をしてくれたら、勉強の意味がわかり、もっとまじめに取り組めたのではないかと思う。

 

 

今からおよそ135億年前、いわゆる「ビッグバン」によって、物質、エネルギー、時間、空間が誕生した。私たちの宇宙の根源を成すこれらの要素の物語を「物理学」という。 

およそ38億年前、地球と呼ばれる惑星の上で特定の分子が結合し、格別大きく入り組んだ構造体、すなわち有機体(生物・炭素を含む物質)を形作った。有機体の物語を「生物学」という。

そしておよそ7万年前、ホモ・サピエンスという種に属する生き物が、なおさらに精巧な構造体、すなわち文化を形成し始めた。そうした人間文化のその後の発展を「歴史」という。

 

 

「少年老い易く学成り難し」の通り、老いてから学んでいる次第であるが、学ばずに死ぬのが手遅れかと思うので、間に合ってよかったかな。