中学校 | タロのブログ

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 小学校から高校までの12年間とは何だったのだろうか。

 

 自分は、学校とは訓練するところだと思っている。それは、同じ時間に起床すること。定期的に集中して勉強すること。負けること、勝つことの意味を理解すること。そして、価値観の異なる人間とコミュニケーションして調整すること。これらのことを訓練する場だと思う。 

 

 そう考えると、自分の個人的な意見だが、中学校でそれらの訓練は終わっていると思う。高校に入ると、ほとんど自分と同じような能力の人間しかいない。中学校の頃に居た、カスタマイズした学生服を着た不良なんていない。タバコを吸ってキャッキャ騒ぐ子供もいないし、驚くような秀才もいない。でもそれらの人間が、塊となって生きていた中学校こそが、人生の最大の訓練機会だった。嫌な思い出もあるが。

 それに引き換え、高校以降というのは、自堕落な自分には、ただ、自堕落に過ぎていった。自分を引き上げてくれるところではないと気づくのは、卒業してからだいぶたってからだった。

 

 自分は、息子に良い高校に入ってほしいとは思わない。おそらく、学習時間が大幅に減った息子は、希望する高校には入れないと思う。悪いが、自分は「息子を一流高校に入学させるマシーン」ではないので、勉強しなければ放っておく。大事なのは、今の中学校生活をどのように過ごすかだ。それほど、中学校という世界に混在する子供達の個性はすばらしい。

 

 良い会社や良い大学に入るために、良い高校に入れる。そのために、個性に触れる機会を少なくすることのナンセンスたるや。