北京遊学記 知らない女性に駆け寄られ名前を呼ばれる恐怖
授業が終わり(語学留学生は午前中のみ授業)
昼食は大学南門を出た馬蘭拉麺で大椀(大盛拉麺)を食べ
北門方面の金台路に当時あった
星巴克(スタバ)でコーヒーを飲み
外を見ると雲行きが怪しい。
急いで店を出て学校に停めてある愛車モペットに向かった。
しかし、遅かった。金台路×朝陽路の交差点で信号待ちしていると
雷鳴と共に大粒の雨が音を響かせながら降ってきた。
駆け足で信号を渡り、バス停の街路樹が多いところで雨を避けながら
立ち止まり、リュックから ちょっと大きめの折り畳み傘
(私は体が大きいので日本から持参)を出して開いた。
その時、一人の若い女性が駆け寄って来て傘に入って来た。
(年の頃は24,25歳くらい。美人で可愛いw)
雨に濡れた白いブラウスから少しだけ下着が透けていた。
多少大きい傘とはいえ大ぶりの雨なので、その女性とは
肌が降れるか触れないかという超近距離 少し濡れた髪が
セクシーだった。そして彼女は私を見上げながら
「〇〇」っと中国語で私の苗字を言った!!
・・・・私の脳裏を物凄いスピードで思考が駆け抜ける。
「どこの飲み屋の女の子だろう。思い出せ。思い出せぇぇぇ」
「飲み屋ではないのでは?私は北京の何処かで「おいた」をしたのだろうか?」
「そもそもKTVや風俗では名前は名乗らない。会社関係か?」
こんな考えが2,3秒で走り抜けた。
女性「私の事が解らないんですね。私はあなたの事を絶対に忘れない」
と言われた。
怖い怖い怖い・・・
(私は外で「おいた」時はちゃんと安全のベルトはするし
洞窟探検では必ずヘルメット被るもん)
私 「だ、だ、誰ですか?」
女性「私はあなたが学校に入学の際、※クラス編成テストで面接官だったのよ。
あんな面接の回答した生徒、名前も顔も忘れないわよ」
※『過酷なミッション 中国で初テスト』をご覧ください
先生はバスで帰るらしいので、私のタオルハンカチと傘を渡し
紳士の振る舞いに見せかけて、(一刻も早くこの場から離脱したかった)
大雨の中、愛車モペットで家に帰った。
これが周先生との2度目の出会いだった。