鳥海山 新山山頂を華麗にスルーし外輪へ その2 | 鳥海の麓から

鳥海の麓から

休日は、山かバイクか。
登山、ハイキング、ツーリングの記録


千蛇谷へは、結構な距離を下ります。
まさに谷底へ!(笑)


小さく、大学生のパーティや先行する登山者
が見えます。


崖に根を張り可憐に咲くイワウメ(*^^*)


千蛇谷は、外輪の壁からの落石に注意。
できるだけ左側を歩きました。
雪渓歩きは雪山を歩くようになりだいぶ慣れては来ましたが
やっぱりちょっと苦手かなあ。
とたんに歩みが遅くなってしまいます(・・;)
ただでさえのんびり歩きだしあちこちで引っかかるのに(笑)


外輪の内壁を眺める。
帰りはあの上を歩きます♪
すごく楽しみ!


大学生パーティが前後にいて、そのお喋りを聞きながら歩きました。
話の内容がなかなかオモシロイ(^^)
抜きつ、抜かれつして挨拶しながら。
若いっていいね〜!
すごく、楽しそうな彼らなのでした。
わたしは黙々と、とにかく歩く(笑)





徐々に標高を上げ、やっとの事で御室直下へ辿り着きました。
雪渓の照り返しも眩しくなかなか大変でしたが
同時にここまで歩いた満足感も。


↑指が映り込んでしまいましたが
ここから更に、御室までぐんぐん標高を上げながら登って行きます。


イワベンケイ山盛り(*^^*)
オコジョがいないかとキョロキョロしながら歩きましたが
残念ながら会えなかった。。。


まだかなまだかなー
もう、足が、上がらない。。。
暑いし、それまでは順調だった呼吸のリズムも、乱れ始めた。
すごく、長く、長ーく、感じる。。。
ここで、倉敷から来たというご夫婦と一緒になり
しばらく抜きつ抜かれつしながら、お話もさせてもらいながら登りました。
鳥海山は初めてということでした(^^)
辛さが少し、和らぎました。


たまに小休止しながら
花に癒されながら頑張って歩きました。
↑アオノツガザクラ


御室のすぐ下に咲く、コメバツガザクラ。
風が強く当たる場所にたくさん咲く、小さいけどとても逞しい花。


小さくて白くて、プリティ♪


やっとの思いで御室小屋に辿り着きました。
よく歩いた!
アップダウンあり、雪渓ありで大変だったけど
ここまで歩けて感無量(^^)
登山口から休憩を含め5時間かかりました。
で、お腹が空きすぎて倒れそう(笑)だったので
まだ10時でしたが早いランチタイムに。
お湯を少なめに入れたカップヌードルがしょっぱくて激ウマ!
休憩の度に行動食を口に入れてはいましたが、すぐに消費してしまいます。
水分はこまめに。
下山までに3リットルの水はほぼ無くなりました。


わたしが座った場所の周りは黄色いミヤマキンバイでいっぱいでした(^o^)
お花畑に囲まれて、更にこの景色を眺めながらのランチは、最高!の一言に尽きます。


新山山頂は計画に入っていないので、、、
過去に一度登頂しているので、華麗に!?スルーです(*^^*)
ロッククライミング的な感じで楽しいんですけどね。
写真だけは撮りました。


大物忌神社本殿に参拝。
今年もよろしくお願いします。


しばらくゆっくり休んだのち、今度は外輪に上がるために
スノーブリッジを歩きます。
なかなかの斜度で怖かった!
滑ったらそのまま千蛇谷まで落ちるしかない。
千蛇谷からまた登り返すのは無理(・・;)
ピッケルは持っていないし、持っていたとしても、
滑落停止なんてわたしにはできません。
できない人がこんな所を歩くのはどうかとも思うけど。。。
故に、かなり慎重にゆっくり歩きました。


渡る前に、チョウカイフスマが咲いているのを見つけて感激(*^^*)
やはり花が早い。


外輪の壁を無事に登りきり、上がる事が出来ました。
まずは、虫穴へ。
興味津々で眺めます。
前にも書いた覚えがありますが、虫穴は
昔昔、この岩からたくさんの害虫が出てきて田畑に悪さをすると考えられ
岩に空いた穴という穴に御札?紙?を詰め
五穀豊穣を祈った、という言われが。
最近では、あまり誰もここに立ち寄る人はいないみたいですが
人の生活を守って来た神聖な場所だと言えます。


その虫穴の壁にも、たくさんのイワウメが咲いていました。


少し先にある七高山も撮影だけ。
そのうちまた行きます♪
康新道を歩きたいし!


新山に登る人々が豆粒みたいに見えます。


わたしは、山頂よりもイワウメ!
この花を見るためにここまで登りました。
標高約2200メートル。


イワウメと山頂


ミヤマキンバイとイワウメ


イワベンケイとイワウメ


かわいいなぁラブラブ
堪能〜♪♪♪


外輪を歩き始めると、チョウカイフスマを発見
まだまだこれからのようですが、
出会えて感激!
鳥海山の固有種だそうです。


イワウメとキンバイで、遊んでみる(*^^*)


(*^^*)


(*^^*)
結構際どい場所でしたが、人が来ない時に撮影しました。


外輪歩きがほんとに楽しくて!
↑新山と御室小屋


左手には、湯の台コース、赤い屋根の滝の小屋が。
遮る物は無し、更に雲の無い日で、素晴らしい景色を見ることができました。


気持ちいーい\(^o^)/


千蛇谷を見下ろす


今年もまた来ることが出来ました。


ここまで来なければ見れない景色や花がある。
なんだか、かっこいい!ふふふ(*^^*)


伏拝岳から新山


これから歩く稜線


崖に根を張り咲くイワウメ


外輪にも花がたくさん!
ナナカマドや、


ベニバナイチゴ(*^^*)


振り返ると山頂〜七高山、千蛇谷
歩いて来た道。


前を向くと、笙ヶ岳〜鳥海湖のシマシマの眺め(^^)


千畳ヶ原の雪も無くなって来ました。


よく行く月山森を見下ろす。
早くハイキングしたいな!


外輪の内壁の残雪がすごかった


湯の台コースの河原宿小屋も見て取れました。


歩いて行くうちに、だんだん近くなる。


さすがに疲れたな、と思い 
休憩しようと座り込んだ所には、ハクサンチドリが。
三姉妹だね(^^) 


遠ざかる山頂〜外輪


文珠岳に到着。
ここからは七五三掛まで下り、来た道を戻ります。


と、アゲハがふわりと。
まるで、わたしを撮って!と言っているみたいでした。



花たちを愛で、景色を堪能し


来た道を振り返る。
なんか、感無量!


七五三掛ではまたチングルマに捕まる(笑)


かーわいいラブラブ


御田ヶ原手前の登り返しで疲労困憊(・・;)
でも頑張りました!


楽しすぎて疲れも吹き飛ぶ(^o^)


ただいま鳥海湖!
朝より雪が解けてました。


ツマトリソウの完璧な形の花びら
つい、撮りたくなる


午後4時過ぎに無事に下山完了しました。
早朝5時から11時間掛かりました。
わたしの中では長い距離、ハードな道のり
頑張りました(*^^*)





鳥海山は登山コースがたくさんあり、比較的距離の短いコースから登り
経験を積んでからこのいちばん長い距離の道を歩きました。
短距離で山頂まで行くのも大変ですが、水分や食料が多ければ荷物も重くなるので
いきなりこのコースを歩くのは絶対に無理だと思っていました。
わたしにはね(^_^;)
いつかは歩きたいと思っていたコースなので、とてもうれしいですニコニコ

地図の赤いラインが繋がりました!
まだ歩いていない道もありますが、少しずつ埋めて行きたいな(*^^*)





梅雨に入り毎日雨がちになりましたが
晴れ間を見てまた、次は湯の台から月山森までハイキングしたいかな。
月山の夏山開きも目前なので、そちらにも行かなくちゃ!
わたしの夏は続きますヒマワリ