【新型コロナ必見】感染指定病院の現状 どの薬が効いているのか◆緊急寄稿「アビガン」 | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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【新型コロナ必見】感染指定病院の現状 どの薬が効いているのか…医療の最前線情報を報告 市立札幌病院院長が語る【HTBニュース】 https://t.co/mZ9Ey2oM5z?amp=1

 

「感染症内科の医師はほぼ不眠不休で働いて、約1カ月半、2カ月近く経つがかなり負担は大きいかなと考えています。」

・・市立札幌病院の向井正也院長。
道内最大規模の感染症指定医療機関、これまで28人もの新型コロナウイルスの患者を受け入れています。

向井正也院長
「(発症から)1週間ほど経ってから急に悪くなる方がいる」
「高齢者の方だと急速に、一晩とかで悪くなる人もいます。」
「細菌性肺炎のようなベタッとした影でなくて、やや淡いような陰影になって、胸膜という肺の外側に近いところで主に起こってきて、しかも両側性(両肺)に起こってくるというのが特徴的です。」
「(肺胞)壁が厚くなってしまって、酸素と二酸化炭素が交換できなくなりますので、息を吸っても酸素が吸収できなくなり、息が極めて苦しくなる・・溺れているのと同じような形になります」


・・確立された治療法がない中、市立札幌病院では、抗インフルエンザ薬の「アビガン」や ぜんそくの治療薬「オルベスコ」、抗HIV薬の「カレトラ」など 別の感染症などに使われる薬を患者に投与しています。

HTB記者「抗HIV薬が効いているのでしょうか?」
向井医院長
抗インフルエンザ薬のアビガンの方が効いていることが多いのではないでしょうか」
軽症の方だとオルベスコの吸入薬・・ステロイドだけは抗ウイルス作用があり、有効のようです。」
保険外使用という形になるので、他の施設で例え良い結果があっても、
国がそれ(新型コロナウイルス治療)に使ってもいいという許しもないので、当院の倫理委員会で審議して「問題ない」ということになったので
患者の同意をいただいたうえで使っている状況です。」


・・こうした薬で回復する患者がいる一方で、今月70代の男性が死亡しました。
新型コロナ陽性の判明後、重度の呼吸不全の状態で転院してきましたが、

オルベスコやカレトラ投与しても改善しなかった
 

 

 

 

◆緊急寄稿「アビガン」

 

 

(4)アビガン

アビガンに関しては,抗ウイルス活性濃度(EC50)がエボラウイルスと新型コロナウイルスで同じであることが報告された9)10)。このことは,細菌でいえば,大腸菌とブドウ球菌でMIC(最小発育阻止濃度)が同じであれば,同じ投与量で同様に効果があることを意味する。細胞培養レベルで効くことがわかれば,EC50値の大小は投与量が変わるだけで,有効性は維持される。

 

アビガンは新規の感染細胞には有効であるが,既感染細胞でウイルス産生を阻止する活性は低いので,ウイルスの成熟・拡散を阻害する薬剤と併用すると,有効な治療ができると思われる。先に述べたように,アビガンの耐性ウイルスができないという特性は,最初から最後の患者まで,有効な治療ができる点で優れていると思う。

 

先日,中国の深圳と武漢の病院からアビガンの有効性が報告された(表1,武漢の報告は査読前のものを公表)7)11)。試験対象者は,深圳では発症7日未満と早い一方,武漢は発症12日までのために肺炎が進行した患者がおり,深圳の方が成績が良いように見える。対照群は,深圳はカレトラ,武漢はarbidol(ウイルスの侵入阻害薬)。アビガンの投与量は初日1600mg×2,それ以降600mg×2/日(新型インフルエンザと同様)を,深圳では14日,武漢では7日間投与し,臨床効果を評価した。武漢では表1の結果に加え,解熱や咳緩和までを有意に短縮した(P<0.0001)。有害事象は尿酸値の有意の上昇を認めている。

 

深圳では本疾患で重要な肺の線維化や瘢痕化に関わる胸部CT所見の変化を観察した。胸部CT改善率は4日目と9日目で有意差はなかったが,14日目にアビガン群は91.4%と有意に改善した。これは胸部CT所見の改善であり,健常への回復ではないので,ウイルス性肺炎では後遺症を残す12)13)

 

 

カレトラ群では,胸部CT悪化が9日で35.6%(16/45),14日で20%(9/45)である。中国ではCOVID-19患者のうち,重症肺炎患者の25%がICUに至っているが,この自然悪化率とカレトラ群の悪化率はほぼ同じといえる。一方,アビガン群では,14日での悪化は1例のみであるため,肺炎の重症化を阻止している意味は大きい。試験の対象が発症7日未満だと,肺炎が軽症で治療不要者を対象とする懸念があるかもしれないが,それよりも,肺の線維化や瘢痕等の後遺症を残さないことに意味があると思う。

 

COVID-19の発症6日までの早期治療は,肺炎による肺線維化や瘢痕化を最小限にして,死亡につながる肺炎重症化を阻止する。重要なことは,呼吸機能の予備能がない方々にいかに早期に対応するかであろう。

例えば,ウイルス感染症の帯状疱疹は,紅斑,水疱,膿疱,痂疲へと症状が移行するが,抗ウイルス薬の治療を開始するのは発疹出現時である。免疫応答により水疱ができてウイルス量がピークを過ぎるころから治療を開始しても大きな効果が期待できないからだ。

 

日本感染症学会の「COVID-19に対する抗ウイルス薬による治療の考え方 第1版」(2020年2月26日)では,抗ウイルス薬投与開始時期について「低酸素血症の発症」を必要条件としている。しかし,マウスのインフルエンザ肺炎では,この時期は抗ウイルス薬より,サイトカインと活性酸素による傷害を抗炎症薬や抗サイトカイン抗体(抗IL-6抗体)等14)により緩和する時期と思う。

 

なお,ここで,アビガンの治療効果を評価する時期について整理したい。COVID-19は,咽頭のウイルスは発症とともに検出される。ウイルス量は10日がピークで,12~15日で減少する。そして,鼻咽頭には症候性患者と無症状感染者も同等のウイルス負荷があるため,無症状感染者からの感染の可能性が報告されている15)

 

このように,発症後約2週間でピークを終えウイルスが消失するというウイルスの基礎知識に基づいて,ウイルス消失時期にアビガンの治療効果を評価する必要がある。ただし重症例では,ウイルス増殖時間は長いと思われる。

7. おわりに

COVID-19は,感染者の20%が重症肺炎となり2%が死に至る感染症である。したがって,身近に重症者が出る可能性が高いことから,抗ウイルス薬について実地医家の先生方が患者に説明できることを目的に本稿を作成した。前回(No.5004「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察」)の考察と中国の臨床試験から,発症6日までにアビガン治療を開始すれば,ウイルスの早期消失,咳嗽の軽減,肺炎の進行や重症化が阻止され,それにより死亡率が激減するであろう。さらに,若年者でも肺炎の後遺症である線維化や瘢痕化を最小限にすることができ,将来の呼吸機能の低下が避けられる。テドロスWHO事務局長が“kill”という表現を使ったように,COVID-19に殺されないためには,ハイリスクの年齢であったり基礎疾患を有しているのであれば,労作性呼吸困難(息切れや呼吸回数の増加)により肺合併症を早期に発見して,胸部CTで肺病変があれば,発症後6日にはアビガン治療を開始していただきたい。呼吸機能に予備能のない方を除けば,患者のADLを保ち,人工呼吸器装着者は減り,医療崩壊に至る可能性がなくなることが期待できると考えている。

 

※著者の利益相反として,アビガンの開発にかかわり,アビガンを製造する富山化学工業(現富士フイルム富山化学)と共同研究を行ってきた。



全文 https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14305

 

 

 

>COVID-19の発症6日までの早期治療は,肺炎による肺線維化や瘢痕化を最小限にして,死亡につながる肺炎重症化を阻止する。重要なことは,呼吸機能の予備能がない方々にいかに早期に対応するかであろう。

 

 

 

あい うえお@aiueo2112·14時間
COVID-19は発症後2週間でピークを終えウイルスが消失する。4日目で受診し呼吸困難となるまであと4日間が臨床医の勝負。

仮に日本人全員が新型コロナウイルスに感染した場合,重症化率を10%と低く見積もっても1000万人が使用する可能性があるので,耐性株出現を避けるアビガン使用法を目指す必要がある。

 

>発症6日までの早期治療

 

・・諸外国でのアビガン臨床の成功例が報道されてくると、

開発国の日本の動きが、止まっているように思えます。

 

アビガン投与のタイミング(6日まで)を外せば重篤化を阻止できない。

甚大な死傷者がでてくれば、その怨念は・・・

誰が止めているのか?!

 

 

慰霊塔カンボジヤ

ホ゜ルポト犠牲者の慰霊塔