*舞台劇の[小品]風であり、登場人物の語りや背景、時期は混ざっています。
祖父の家の箪笥には、たとう紙に包まれた紋付き袴が入っている。
大層な女物、和装小物や◆◆組の昔の紋付きもあった。
息子の成人式に着せてやりました。着付けの基本を知っていたので教えたのです。
パーマを掛けた二十歳の彼女(嫁)の黒髪は潤いありました。
pixta
最初、正月と成人式の振袖は着付師に頼みましたが、長時間になるとズレる、緩む。チョィと帯を締めあげたら喜ばれた。次回は、少し練習して私が仕上げたのです。
男ぽくないので、平気で頼めたそうです。(泣く)
子供の頃、母の着付けで、後ろ帯をきつく締める手伝いをさせられ、何となくコツを覚えていたのです。
実際昔の花柳界では、手力のある男衆が結んだそうです。
キュッキュッと締める音、香をたきこめた着物の匂いが懐かしい。
・・彼女(嫁)との遠出のデートは、鎌倉でした。
藤あや子(Fuji Ayako) - 夢一夜.[1978年原唱:南こうせつ (南高節)]
(東京公演~しなやかに幻想~1994年9月24日~中野サンプラザ
大雄sunshine
2019/07/16 に公開 (*2019.9.4 貼り替え)
◇独り言
人生の門出、妻と息子の二十歳の着付けは、私なのか・・と、今更ながら思うw