■■[小品]二十歳の振袖「夢一夜」 | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

☆BLOGの話題は、精神世界とリアルな現実世界の話題です。
巡礼の旅で、危機に瀕する日本を感じました。
未来の孫たちへ、「日本人の霊的遺伝子」を繋げる責務が、今の世代にあります。

*舞台劇の[小品]風であり、登場人物の語りや背景、時期は混ざっています。

 

祖父の家の箪笥には、たとう紙に包まれた紋付き袴が入っている。

大層な女物、和装小物や◆◆組の昔の紋付きもあった。
息子の成人式に着せてやりました。着付けの基本を知っていたので教えたのです。

パーマを掛けた二十歳の彼女(嫁)の黒髪は潤いありました。

pixta

 

最初、正月と成人式の振袖は着付師に頼みましたが、長時間になるとズレる、緩む。チョィと帯を締めあげたら喜ばれた。次回は、少し練習して私が仕上げたのです。

男ぽくないので、平気で頼めたそうです。(泣く)


子供の頃、母の着付けで、後ろ帯をきつく締める手伝いをさせられ、何となくコツを覚えていたのです。
実際昔の花柳界では、手力のある男衆が結んだそうです。

キュッキュッと締める音、香をたきこめた着物の匂いが懐かしい。

・・彼女(嫁)との遠出のデートは、鎌倉でした。

 

 

藤あや子(Fuji Ayako) - 夢一夜.[1978年原唱:南こうせつ (南高節)]

(東京公演~しなやかに幻想~1994年9月24日~中野サンプラザ

https://youtu.be/26iQwIACLN8

大雄sunshine
2019/07/16 に公開 (*2019.9.4 貼り替え)

 

 

◇独り言

人生の門出、妻と息子の二十歳の着付けは、私なのか・・と、今更ながら思うw