ポーランドのアンジェイ・ワイダ映画監督が死去、享年90歳でした。 | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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Andrzej Wajda nie żyje. Miał 90 lat.
アンジェイ・ワイダが死去、享年90歳でした。
https://youtu.be/h2i-O9Yg9Cg
 
2016/10/10 に公開
Najsłynniejszy, polski reżyser, Andrzej Wajda, zmarł w wieku 90 lat.
Andrzej Wajda urodził się 6 marca 1926 roku w Suwałkach. Drugi zrealizowany film - "Kanał" przyniósł mu międzynarodowy sukces.
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【関連】
◆死去したアンジェイ・ワイダ監督、故国ポーランドで人間の尊厳と自由訴える
2016.10.11 産経

 9日に90歳で死去したポーランド映画の巨匠で、第8回高松宮殿下記念世界文化賞(演劇・映像部門)受賞者のアンジェイ・ワイダ監督は、ナチスドイツによる侵攻やその後の共産党支配といった故国の苦悩を見据え、人間の尊厳と自由の尊さを訴える数々の作品を生み出した。

 「私は作品の中で、人間の運命を通してポーランドを語る努力をしてきた」-。初期の代表作「灰とダイヤモンド」(1958年)は、党幹部の暗殺をたくらんだ青年が悲惨な最期を迎える物語。グラスの酒に火をともして死んだ仲間を弔う場面や、撃たれた青年の血が白いシーツににじむ場面など、美しい映像もあいまって世界中の若者が主人公に自分を重ねた。

 81年の「鉄の男」は、労働者の「私たちの映画を作ってほしい」という声に応えて製作。ポーランドの自主管理労組「連帯」元議長で後の大統領、レフ・ワレサ氏が自身の役で出演し、カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)に輝いた。

 ポーランド・クラクフで見た日本美術展がきっかけで芸術の道を志すなど大の親日家でもあった。阪神大震災の翌年、世界文化賞授賞式で来日した際は神戸市で講演を行い、「悲劇的な出来事の後、人間のポジティブな部分が見えることを知った」と被災者を激励。2011年の東日本大震災の際も「大災害に皆さんが立ち向かう姿を見ると、尊敬の念を新たにします。世界中が見習うべき模範です」とするメッセージを送っていた。(岡本耕治)
http://www.sankei.com/entertainments/news/161011/ent1610110010-n1.html
 
 
・・苦難のポーランドの歴史を、不屈の精神で撮り続けたアンジェイ・ワイダ監督でした。
作品のいくつかは、若き日に観ています。
 
信仰に裏打ちされたポーランド庶民の逞しさに、アンジェイ・ワイダ氏は、慈悲の眼を注いでいました。
アンジェイ・ワイダ監督は、愛国者であっても軍国主義者では無い。
長く続く恐怖と抑圧の時代、自国民を信頼し続けたインテリゲンチャ(政治的・社会的責任を自覚した知識人)のポーランド人です。晩年は、古武士の風格を感じました。
 
合掌