■【主張】文革から50年 指導部は「評価」見直しを
2016.5.31 05:02産経ニュース
中国全土を混乱に陥れ10年間に及んだ文化大革命(文革)の開始から50年が経過した。紅衛兵の暴力が吹き荒れ、伝統文化は破壊された。虐殺は一般国民にも及んだ。
中国が日本に向かってよく用いる「歴史を鑑(かがみ)とする」との警句は、まず中国共産党指導部が銘記すべきものであろう。
文革の本質が、最高指導者の毛沢東による権力闘争だったことは今日、すでに明らかだ。
中国でも文革そのものは否定された。一方、毛沢東の責任を追及することは認められない。一説に「死者2千万人」とされる文革の被害実態も、今日まで公表されていない。
これで、文革を引き起こした権力の暴走を阻むことなど望めるのだろうか。文革開始から半世紀の節目の今こそ、指導部は毛沢東の責任論を含め、文革の実態を明らかにすべきである。
真相究明を阻んでいるのは、1981年に共産党が採択した「歴史決議」という公式評価である。文革を強く否定した「決議」も、その発動は毛沢東の「晩年の誤り」にすぎないとして、究明の道を閉ざした。
文革の再発防止に向けて、中国が取り組むべき目標は、党の権威保護を優先したこの「決議」の見直しをおいて他にないはずだ。
だが、党はこのほど機関紙「人民日報」の論評を通じ、「決議」の「揺るぎない権威」を再確認し、文革議論の再燃を封じた。一切の議論を認めないというのは、身勝手な「文革隠し」である。
文革で失脚したトウ小平は、最高実力者となった後、個人崇拝を禁じ、集団指導体制を進めた。
習近平政権の下でこの取り組みは守られているだろうか。
習近平国家主席をたたえる歌や美談の数々は、文革中の毛沢東礼賛を彷彿(ほうふつ)とさせる。権力の集中を急ぐあまりの過剰な権威づけは、時代錯誤である。
習政権の発足後、「反腐敗」を掲げた大物政治家らの摘発が相次いだ。最近も、胡錦濤前国家主席の側近だった令計画・前政治協商会議副主席が収賄罪で起訴された。汚職はむろん許されないが、政敵ばかりを狙う摘発は、権力闘争としか受け取られまい。
文革中に苦労した経験を持つからこそ、習氏には毛沢東時代を思わせる権力集中を捨て、文革の公式評価を見直してもらいたい。
. http://www.sankei.com/world/news/160531/wor1605310003-n1.html
【Front Japan 桜】有本香・福島香織:文革半世紀 語られない「食人事件」 / 米国「トイレ論争」 / 日本人の魚食離れ[桜H28/5/17]
https://youtu.be/fnsqbZCYPhw
2016/05/17 に公開
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■■■アンジェリーナ・ジェリー監督映画『アンブロークン』 アンシ゛ーが知らない人肉食の真相
(中国大陸では60年代まで、街では■肉が公然と売られていた)
飢えて総毛だって痩せているのが普通の状態だが、「顔つやがテカル、目が赤い(特に食べた直後)、乾燥人肉片を隠し持っている」など、尋問したのです。
日本兵は飢えて、餓死しました。
だが、朝鮮系日本兵は食人に奔った。
それが、遺棄死体や白人兵を生きたまま食べたとか、連合軍捕虜の噂話の元ネタになった。
決して日本兵捕虜を虐殺した連合軍には触れない。
連合軍捕虜を生かした日本軍を非難するのは公平でないでしょう。