■■【動画】歴史的なオバマ大統領広島演説全訳 安倍首相の演説全文 | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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(広島訪問)オバマ大統領 “ヒロシマスピーチ”(1)

https://youtu.be/KQeDNeR8K58

 

2016/05/27 に公開

オバマ大統領 “ヒロシマスピーチ”(1) - 日テレNEWS24
2016年5月27日 18:14
http://www.news24.jp/articles/2016/05...

アメリカ・オバマ大統領が27日夕方、被爆地・広島を訪れ、平和公園にある原爆慰霊碑 ­に花をささげた後、慰霊碑の前でスピーチを行った。スピーチの様子を動画で配信する。 ­(その1)

 

(広島訪問)オバマ大統領 “ヒロシマスピーチ”(2)  

https://youtu.be/O3_O_GuFYvM

 

 

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■【オバマ大統領広島演説(1)】「深く考えるためにここに来た」「10万人犠牲者の魂に語りかける」
2016.5.27 18:53産経

http://www.sankei.com/politics/news/160527/plt1605270066-n1.html

オバマ米大統領が広島の平和記念公園を訪れ、演説を行った。演説内容は以下の通り。

 

「それほど遠くない過去に起きたことを深く考えるためにここにやって来ました。また死者を悼み、10万人も超える日本の国民の方たち、何千人もの韓国、朝鮮人の方たちがここで命を落としました。その魂が私たちに語りかけています。 もっと内側を見て、私たちが一体何者かを振り返るように、そして今、どのようになろうとしているかを語りかけています。

 

戦争は広島だけが特別なのではなく、暴力的な紛争が古くから行われている。石ややりなどが使われました。これは単に狩りのためにではなく、自分たち人類を殺すためにこのような武器が使われてきました。どの大意においても、どの歴史においても、あらゆる文明は、金を求め、民族主義から、あるいは宗教的な理由から戦争が起こってきました。

 

帝国が台頭し、また衰退しました。そして人々が奴隷になり、解放されてきました。それぞれの歴史の転換点において罪のない人々が苦しみました。多くの人たちが犠牲になりました。その犠牲となった人たちの名前は時がたつと忘れられました。世界大戦は広島、長崎で大変残虐的に終わりました。

 

文明はすばらしいものを創出してきました。しかし同じところから戦争は出てきました。征服をしたい、という思い。非常に単純な部族からも出てきました。つまり古いパターンが新しい能力によってさらに増幅されてきました。そしてそこには制約が働きませんでした。

 

ほんの数年の間に6千万人の人が亡くなりました。男性、女性、子供たち。私たちとまったく変わるところがない人たちです。撃たれ、殴られ、あるいは行進させられ、飢えさせられ、また拘束され、またガス室に送られて亡くなっていきました。世界中にはこの戦争を記したところたくさんあります。慰霊碑がいろいろな英雄的な行いなども示している。空っぽな収容所だとか、そういったことを物語っています」

 

 

「原爆が落とされたときに思いはせています」「歴史を見据えなければならない」

 

オバマ米大統領が広島の平和記念公園で行った演説の第2部分は以下の通り。


「私たちは人類の矛盾というものを非常に強く突きつけられます。私たちの考え、想像し言語、道具をつくり、そして私たちが自然とは違うということを示す能力、そういったことそのものが大きな破壊の力を生み出したのでもあります。
私たちの偉大な宗教は愛や慈しみを説いていますが、それが決して殺す理由になってはいけないのです。国が台頭し、いろいろな犠牲が生まれ、そういったことが人類を抑圧する理由に使われてきました。

 

科学によって私たちはいろいろなコミュニケーションをし、空を飛び、病気を治し、科学によって宇宙を理解しようとしていますが、このような科学が非常に効率的な殺人の道具となってしまうことがあります。

 

しかし現代の社会は私たちに真理を教えています。広島はこの真理を伝えています。だからこそ今ここに立っているのです。

 

私たちはこの広島の真ん中に立ち、私たちは思いをはせます。この原爆が落とされたときに思いをはせています。子供たちの苦しみを思い起こします。子供たちが目にしたこと、声なき叫び声に耳を傾けます。私たちは罪のない人々が殺された、このむごい戦争によって殺されたことを記憶します。これまでの戦争、これからの戦争の犠牲者に思いをはせます。そして歴史を真っ向から見据えなくてはなりません」

 

 

「日米の同盟は戦争がもたらしたものでもある」「暴力的な競争をすべきではない」

 

オバマ米大統領が広島の平和記念公園で行った演説の第3部分は以下の通り。
 

「われわれは一体何を違った風にやらなければならないのか。そしてそのような苦しみを再発させないようにするにはどうしたら良いのかということを自問しなければなりません。いつの日か被爆者の声はなくなっていきます。1945年8月6日の苦しみは決して消えるものではありません。記憶によって慢心というものと闘わなければなりません。

 

それは私たちの道徳的な想像力をかきたてるものとなります。そして私たちに変化を促すものとなります。そして運命の日以来、私たちは希望を与える選択を行ってきました。アメリカ合衆国、そして日本は同盟を結んだだけではなく、友情を育んできました。それは本当に戦争がもたらしたものであります。

 

欧州では連合をつくりました。商業、民主主義によって結ばれています。国そして国民が開放というものを求めています。そしてさまざまな戦争を避けるための制度、条約が出てきました。そして制約をかけ、後退させ、ひいては核兵器を廃絶させことへ導くものです。

 

それにも関わらず国家間の攻撃的な行動、テロ、腐敗、残虐性、抑圧、そうした世界中で目にするものは私たちが行うことに終わりがないことを示しています。人類が悪を行うことを廃絶することはできないかもしれません。そして同盟というものは私たち自分自身を守るための道具を持たなければならない。核兵器を持っているわが国のように私たちは勇気を持たなければならない。そしてこういった恐れのロジックから私たちは自由になっていかなければなりません。


私が生きている間にこの目的は達成できないかもしれません。しかし可能性は追い求めていきたいと思います。このような破壊をもたらすような核兵器の保有を減らし、この死の道具が狂信的な人たちに渡らないようにしなくてはなりません。

 

しかしそれだけは十分でありません。世界には原始的なライフルであっても、原始的な道具であっても、破壊をもたらすことがあります。私たちの心を変えなければなりません。戦争に対する考え方を変える必要があります。紛争を外交手段によって解決するということが必要です。紛争を終わらせる努力をしなければなりません。平和的な協力をしていくことが重要で、暴力的な競争をすべきではありません。私たちは築き上げていかなければなりません。破壊をしてはならないのです」

 

「過去から学ぶことができる」「世界は広島によって一変した」

 

オバマ米大統領が広島の平和記念公園で行った演説の最終部分は以下の通り。

「同じ人類の一員としてつながりを再び確認する必要があります。このつながりこそが人類を独自のものにしているのです。私たち人類は過去に過ちを犯してきましたが、しかし過去から学ぶことができます。子供たちに対し別の道があるのだということを語ることができます。共通の人類、戦争が起こらない世界、残虐性をたやすく受け入れない世界をつくっていくことができます。

 

こういった話は被爆者の方たちが語ってくださっています。米国の犠牲も、日本の犠牲も同じ意味を持っています。米国の物語は簡単な言葉で始まります。すべての人類は平等である。そして持って生まれた権利がある。そして幸福を希求する権利です。

 

しかし、それを現実のものにするのは米国内であっても、米国人であっても決して簡単なことではありません。しかし、あくまでも真実であるということが非常に重要です。そして努力をしなければならない理想であり、そして全大陸、すべての国に必要なものであります。そしてすべての人命が貴重であるということです。

 

私たちは一つの家族の一部であるという考え方があります。それが私たちが伝えていかなければならない物語です。だからこそ私は広島に来たのです。そして私たちが愛している人たちのことを考え、朝起きてすぐの子供たちの笑顔、また配偶者の食卓をはさんだ優しいふれあい、親からの優しい抱擁、そういったことを考え、そういった素晴らしい瞬間というものが71年前にもここにあったんだということを考えることができます。亡くなった方々は私たちとまったく変わらない人たちでした。一般な方はそういったことを理解できると思います。
もはやこれ以上、戦争を望んではいません。科学をもっと人類を発達させることに使ってほしいと思います。国家のリーダーが選択をして反省するとき、この単純な知恵というものが広島から得られるでしょう。

 

世界はこの広島によって一変しました。しかし、今日、この広島の子供たちは平和な日々を生きています。なんと貴重なことでしょうか。この生活は守る価値があります。それを、すべての子供たちに広げていく必要があります。この未来こそが私たちが選択する未来です。広島と長崎は未来において、核戦争の地ではなく私たちの道義的な目覚めの地として知られるでしょう」

=NHKの同時通訳などによる。(了)

 

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■【オバマ大統領広島訪問】安倍首相の演説全文「日米が希望を生み出すともしびになる」
産経ニュース


 安倍晋三首相は27日午後、広島市の平和記念公園で演説した。首相はオバマ米大統領の広島訪問について「核なき世界を信じてやまない世界中の人々に大きな希望を与えてくれた」と高く評価。核なき世界の実現に向け「日本と米国が力を合わせて世界の人々に希望を生み出すともしびとなる」との決意を表明した。演説の詳細は以下の通り。

 昨年、戦後70年の節目にあたり、私は米国を訪問し、米国の上下両院の合同会議において日本の内閣総理大臣としてスピーチを行いました。この戦争によって多くの米国の若者たちの夢が失われ、未来が失われました。その苛烈な歴史に改めて思いをいたし、先の戦争で倒れた米国の全ての人々の魂にとこしえの哀悼をささげました。

 

 そして、この70年間、和解のために力を尽くしてくれた日米両国全ての人々に感謝と尊敬の念を表しました。熾烈に戦いあった敵は70年の時を経て心の紐帯を結ぶ友となり、深い信頼と友情によって結ばれる同盟国となりました。そうして生まれた日米同盟は世界に希望を生み出す同盟でなければならない。私はスピーチでそう訴えました。

 

 あれから1年。今度はオバマ大統領が米国のリーダーとして初めて、この被爆地・広島を訪問してくれました。米国の大統領が被爆の実相に触れ、核兵器のない世界への決意を新たにする。核なき世界を信じてやまない世界中の人々に大きな希望を与えてくれました。

 

 広島の人々のみならず、全ての日本国民が待ち望んだこの歴史的な訪問を心から歓迎したいと思います。

 

 日米両国の和解、そして信頼と友情の歴史に新たなページを刻むオバマ大統領の決断と勇気に対して、心から皆さまとともに敬意を表したいと思います。

 

 先ほど私とオバマ大統領は、先の大戦において、そして原爆投下によって犠牲になった全ての人々に対し哀悼の誠をささげました。

 

 71年前、広島そして長崎ではたった1発の原子爆弾によって何の罪もないたくさんの市井の人々が、そして子供たちが、無残にも犠牲となりました。一人一人にそれぞれの人生があり、夢があり、愛する家族があった。その当然の事実をかみしめるとき、ただただ断腸の念を禁じ得ません。いまなお被爆によって大変な苦痛を受けておられる方々もいらっしゃいます。

 

 71年前、まさにこの地にあって想像を絶するような悲惨な経験をした方々の思い。それは筆舌に尽くしがたいものであります。さまざまな思いが去来したであろう、その胸の中にあって、ただこのことだけは間違いありません。

 

 世界中のどこであろうとも、再びこのような悲惨な経験を決して繰り返させてはならない。この痛切な思いをしっかりと受け継いでいくことが今を生きる私たちの責任であります。

 

 核兵器のない世界を必ず実現する。その道のりがいかに長く、いかに困難な者であろうとも、絶え間なく努力を積み重ねていくことが今を生きる私たちの責任であります。

 

 そして、あの忘れえぬ日に生まれた子供たちが恒久平和を願ってともしたあの灯火に誓って、世界の平和と繁栄に力を尽くす。それが今を生きる私たちの責任であります。

 

 必ずやその責任を果たしていく。日本と米国が力を合わせて、世界の人々に希望を生み出すともしびとなる。この地に立ち、オバマ大統領とともに改めて固く決意しています。そのことが、広島、長崎の原子爆弾の犠牲となった数多の御霊の思いに応える唯一の道である。私はそう確信しています。
   http://www.sankei.com/politics/news/160527/plt1605270067-n1.html

 

【関連】
■【オバマ大統領広島訪問】未明に速報、生中継も 米メディアが高い関心「厳粛な訪問」
2016.5.27 19:39産経ニュース
 
 オバマ米大統領の27日の広島訪問について、米メディアは米時間の未明にもかかわらず通信社が速報、テレビ各局が平和記念公園で所感を述べるオバマ氏を「歴史的」(CNNテレビ)だとして生中継、高い関心を示した。

 

 AP通信は米東部時間27日午前4時(日本時間同日午後5時)すぎ「オバマ氏が広島到着、被爆地を訪れた初の現職大統領になった」と速報。CNN、FOXニュース、MSNBCテレビなどが所感表明を生中継した。

 

 CNNの記者は広島から、日本側がオバマ氏の訪問を待ち望んでいたとし「必ずしも謝罪を求めているわけではない」と報告した。

 

 ワシントン・ポスト紙電子版は「厳粛な訪問」と報じ「これまでの歴代米大統領は謝罪と受け止められることを懸念して被爆地訪問を避けてきた」と解説した。(共同)
 .  http://www.sankei.com/world/news/160527/wor1605270039-n1.html