杞憂だったTPP反対派の懸念 日本は漁夫の利 不参加の中韓は不利 私見『 新経済冷戦』 | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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■【日本の解き方】杞憂だったTPP反対派の懸念 日本は漁夫の利 不参加の中韓は割を食う結果

2015.10.9 ZAKZAK

  やっとTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)が大筋合意になった。TPPによる日本のメリットは、自由貿易の恩恵だ。これは約200年間の経済学の歴史のなかでも最も確実な理論だ。自由貿易でメリットを受けるのは輸出者、消費者で、今回の合意でもこうした人たちの賛同意見が多い。一方で、デメリットになるのが輸入品と競合する国内生産者だ。

 「自由貿易の恩恵」というのは、メリットがデメリットを上回ることをいう。政府の試算でも、おおむね10年後に今よりGDP(国内総生産)が差し引き3兆円増加し、それが続く。この試算は国際機関でも確認されている。

 今回の交渉で日本は、コメ、牛肉、豚肉など関税撤廃の例外を確保したので、デメリットも限定的だ。

 TPP反対派がデメリットとして、懸念していたのは、交渉で米国の言いなりになってしまうことだった。さすがに自由貿易におけるメリットがデメリットを上回るという定量的な部分は否定できないこともあって、貿易ルールが米国有利になって日本がデメリットを受けることが強調されていた。

 その代表例が、ISD条項(国家対投資家の紛争処理条項)問題だ。これについて筆者は、次のように反論した。

 これまで日本は25以上の国と投資協定を結んでおり、その中に既にISD条項は入っているが、対日訴訟は一件もない。一方で、世界ではISD条項による訴訟は400ぐらいあり、訴えられている国は国内法整備が不備の途上国が多い。ISD条項は投資家や企業が国際投資で相手国に不平等な扱いを受けないようにするためだから、日本のような先進国では有利に働く-というものだ。

 実際、TPPの交渉で、ISD条項はほとんど問題にならなかった。TPPは多国間交渉であるので、対米国という観点では、二国間交渉より有利だ。今回の交渉でも、最後まで米国にオーストラリアなどが抵抗して、日本は結果として漁夫の利を得ている。むしろ、米国は知的財産権保護などで妥協したので、米議会がTPPを認めるかどうかが心配になるくらいだ。

 いずれにしても、今後詳細が分かれば、TPP反対派が懸念していたことはほとんど杞憂(きゆう)ということになるだろう。しかも、アジアに日米同盟を基軸とした高度な自由貿易圏ができることの意義は大きい。

 これで割を食うのは、TPPに参加しなかった中国と韓国である。両国ともに経済に陰りが出ている中、TPPの自由貿易圏で輸出を伸ばすチャンスを失ってしまった。実のところ、TPPが大詰めで大筋合意にこぎつけたのは、中国の台頭について各国首脳が危機感を持ったからだ。自由貿易のルールをだれが担うのがいいのかを考えれば、中国が支配するよりも今の西側自由貿易体制のほうがマシだろう。

 韓国は本来であれば、TPPに参加していても不思議ではなかった。いまになって参加を検討するとしているが、結果として大きなチャンスを逃したのではないか。これも日本のメリットの一つである。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

⇒   本文




 私見『 新経済冷戦』



http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/img/img10834_130612-06cyber.jpg


「中国のような国に世界経済のルールを作らせないby"弁護士"・オバマ大統領」 


TPP域外の中韓製品、原材料は原産地証明がいる・・
関税が掛かるので、著しく不利になります。
ルール破り常連の韓国は気付いて焦りだしたw


「新経済冷戦」の強い宣言です・・
一党独裁国家中国が、貿易ルールの背後にある「構造改革」を求められるTPP、積極的に参加することはないでしょう。

安倍首相「中韓の参加を歓迎する」・・
痛烈な嫌味ですなw