いつもの里山に、季節の恵みを採りに分け入った村人がいました。
長い都会暮らしから戻った中年の男です。
ぼんやりした夕方、里山から下ると、前から来る人影がありましたが、ずぼらにして挨拶の声を掛けませんでした。
畏れも忘れ、山の神様への挨拶も省きました。
昔の人は、「逢魔ヶ刻」と言ってましたね。
「・・・・・」
そのまま歩いていくと、知らない、見た事もない村に迷い込みました。
家のある村への歩いていたのに・・・そこはトワイライトゾーンの村。
男は、村の挨拶の言い伝えを破ったのです。
永遠に帰ってこなかったそうです。
幣立神社の青緑の光柱
追伸
似た話が在りましても、小生は関知していませんのでご容赦願います。