未開の部族にとっては、木や岩や動物は声をもち、夢をみている間に「知恵の言葉(インスピレーション)」を語りかけてくるものでした。
多くの太古の人々にとって、夢とはまさに、きわめて重要なものだったのです。
夢は純粋な創造的な行為、その本質において自律的な、部族にとって意義ぶかいメッセージをふくむものとして現われました。
あるグループでは、たとえば特別な夢見人(ドリーマー)が自分の属する部族のために夢見の役目をはたし、解釈されるべき夢を提供したのでした。
アーティストやシャーマンに意識の心の彼方にある、象徴とインスピレーシイョンの力づよい世界は、「現実」なのです。(シンクロニシティ 著者F・Dピート)
夢見人(ドリーマー)は、”意識”して部族のために”無意識”の領域に踏み込むのです。(F・Dピート)
自分なりに考察してみました・・・
肉体的な不随筋を意識して動かす能力は、ドリーマーの必須条件です。
意識エネルギーの閾値(しきいち)が明確になる。
すなわち、夢見に入る準備ができたことになります。
無意識の世界は、人類と“自然界すべて”の「集合的無意識」、宇宙をも抱合する内・外的世界です。
宗教的な修法、行法を行っても達することは不可能だと悟るでしょう。
生涯「夢見と瞑想」を修行したチベット僧でも、現在居りません。
過去調べた中で、二名の僧侶しか居ませんでした。
「転生霊童」を”霊視”した全ての僧は、間違いました。虚像(イメージ)を見ただけでした。
集合的無意識のパターンとエネルギーは、ユングの生涯の研究対象でありつづけました。
夢見人(ドリーマー)は、本質的にシャーマン体質(霊媒)。
それで無ければ、能動的に夢を見ることができません。受動的な夢を見るだけです。
深い底に潜在する夢は、目覚めるとともに薄れて憶えていないのが普通。
普通に憶えている夢は、表層部分の夢で、シンクロニシティのネットワークには寄与していません。
単発のシンクロニシティになり易い。
チベット瞑想によって、記憶の底から掬い上げるしか方法はないようです。
但し、あまり深い瞑想に浸りこむと、其処だけに捕らわれてしまい迷走します。
兼合いは難しい。(指導はしておりません)
■夢見とシンクロニシティ瞑想
■「夢見の部屋」 シャーマン覚醒者への伝言
受動的な夢にもメッセージ性の強い「夢示」があります。
繰り返し々す同じパターンの夢です。
「集合的無意識の大海原」に無意識にアクセスしているのでしょう。
過去、現在、未来が混沌として漂う感覚の世界(阿頼耶識)。稀に、昏睡している他人の夢と交差する場合があります。瀕死の状態なので繋がるのでしょう。訪問者として玄関に現われました。
「大量死の瞬間の意識」が、其処には存在します。
近未来のイメージは、個人の死の瞬間の意識・無意識(一念三千)を伝えてくるのでしょう。
建物などの物体の様相ではありません。
東日本大地震でのイメージは、膨大な死者の背中を見るものでした。2011年.3月9日、朝方の夢です。
福島原発のキノコ雲は、ぼんやりしている幼い頃から、長ずるにつけても繰り返す夢として鮮明になっていった。特定の地名はなかったのですが、母の里であった。
シンクロ二シティ現象は、「因縁」に沿って現われる実例です。
普通、幼い記憶は消え去りますが、歳を重ねても繰り返すことで鮮明な記憶となるのです。
シャーマン体質者の特徴です。
そのため古代日本では、「語り部」としての任についてきたのです。
記憶力が優れているからではないのです。
シャーマンは、消えない人間記憶媒体です。
■「時わたる精霊の夢」の続き
■印 (しるし) シャーマン体質の青年への伝言
夢見人(ドリーマー)は、シンクロニシティ現象をフローで体験することが何故が多い。
(ユングの研究対象者には居なかった)
もしもあなたがドリーマーなら、きっと公開されていない自分の能力にも気づくでしょう。
シンクロニシティは不思議の宝庫です・・・。
日本そして世界へ ホピ族からのメッセージ
http://youtu.be/Vh9bw62qPNs
追伸
[不思議の解明]のテーマ記事は、気づいた時、これからも推敲していきます。