『毒箭』(どくせん)・・・毒矢のこと
劇場で映画『明日への遺言』は観ています。
高齢な方たちが、静かに観ていました。
*一度、本の紹介で採りあげた事が有ります。
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(岡田資(たすく)中将)
太平洋戦争末期の昭和二十年の名古屋、米軍機の爆撃によって多くの一般市民が犠牲になった。平成20年3月1日から全国ロードショーが始まった映画『明日への遺言』(小泉堯史監督 主演・藤田まこと、富司純子ほか)は、この空爆の際、撃墜した米軍兵士を処刑した責任を問われ、B級戦犯として絞首刑になった第十三方面軍司令官、兼東海軍管区司令官・岡田資(たすく)中将の法廷での戦いとスガモプリズン房舎で法華信仰と信念で最後まで若者を励まし続けた姿を描いている作品である。(『毒箭』昭和二十九年五月初版本・『統一』誌より)
http://otowatid.u.cnet-ta.ne.jp/p4c3.html
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岡田中将が次代に宛てた遺著『毒箭』(どくせん)を購入したのは、岡田資(たすく)氏の法華経信仰が、この寂光浄土の世界でどの様に実践して成就させたのか知りたかったのです。
岡田資(たすく)氏は、身に毒矢(米軍事裁判)が食い込み、毒が廻りだす事実に於いて、お釈迦様の喩え話し『毒箭』(どくせん・毒矢)を、命を賭して多くの若い軍人を助けた。
実践して悟られたのでしょう。
福島原発事故は、日本と地球に住む人々と、全ての生き物たちに刺さった”大なる毒矢”です。
原発事故を警告する者への批判は、現実の足元を見ていない。
小市民的な感覚で、空論に時を費やす事は避けたい。
毒矢を抜いて
生きる
次代へのことば。