七里ガ浜の霊光寺 祈雨の霊場 田辺が池 | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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☆BLOGの話題は、精神世界とリアルな現実世界の話題です。
巡礼の旅で、危機に瀕する日本を感じました。
未来の孫たちへ、「日本人の霊的遺伝子」を繋げる責務が、今の世代にあります。

◆文永8年(1271年)天変地異とも謂える旱魃が鎌倉幕府の土台を崩すと怖れた北条時宗は、諸宗の僧侶に雨請の修法を求めた。「請雨経法(しょううきょうほう)弘法大師の前例」

律宗・極楽寺殿(忍性)の数百人とも云える供僧の助勢も叶わず、一滴の雨も降りませんでした。
総勢の僧の頭上から湯気となり立ち上るのが望見できたそうです。


敢然と日蓮聖人は、
祈雨の修法をもって法華経の守護神・八大竜王 の霊験により雨を降らせたとの故事があります。

祈雨の修法対決は、法力を万人に示す結果となりました。


「一丈の堀を越えられぬ者が、どうして二丈三丈の堀を越えられるのか。雨をふらすなど、いともたやすい事、それも出来ぬ者が、はるかに難しい成仏を説くとは・・」(日蓮・頼基陳状)


taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢-江戸時代の講中が創建した埋没していた石碑 霊光寺
(江戸時代の講中が創建した埋没している石碑が発見され、見つけた僧が初代住職となり龍王山・霊光寺を開山)
$taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢-霊光寺 祈雨の霊場 修復された田辺の池
(近年荒れ果てた田辺の池は、祈雨の霊場として修復された。池面に映る御堂は八大竜王を祀っている)



◆この一件は、数ヵ月後の9月12日、龍ノ口法難(斬首)の遠因ともなった。

$taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢-江の島・龍口寺の法難会 万灯供養の纏い連
(2012年9月12日夜半 江の島・龍口寺の法難会 万灯纏(まとい)の練り供養)

江の島・龍ノ口で首が刎ねられる瞬間に”不思議が起こり”処刑は中断された。
急の使者を鎌倉幕府に奔らせると、丁度鎌倉よりの使者と”行合い川”でばったり行き合った。その行合い川の上流が、龍神の棲む祈雨の霊場です。

その夜半鎌倉幕府の屯営でも不思議があり、急遽処刑中止の使者を派遣したのです。


龍ノ口法難の不思議に遭遇した強者たちが、それからの生涯に亘り帰依したのは偶然でありません。そして強固な代々に伝わる縁の始まりです。

宗教奇談としてしか見えない宗教学者は、一族の命運を賭ける当主の心情を理解することは出来ない。まして・・


不思議を何度も体験する者は、日蓮聖人の不思議の意味を知っています。

神憑きのシャーマンなのだと。



◆懸念

近頃、龍神信仰を持つ異相の顔つきの者たちが訪れて、騒いでいるようです。(土俗の勝手な流儀)

しかし、彼らは自らの民族霊の邪気が、日本に根差した龍神の聖域を穢していることに気づいていない。

「護国修法」の精神か皆無だからです。

自利のみ。