ハーバード白熱日本史教室 北川智子 (著) | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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未来の孫たちへ、「日本人の霊的遺伝子」を繋げる責務が、今の世代にあります。

ハーバード白熱日本史教室 北川智子(著)新潮新書

日本では、高校、大学でも理数系(数学)の若い女性が、不思議な経緯でハーバード大学の日本史の教師になったエッセイの紹介です。

欧米の日本関連の講座を履修する学生は、近年激減しているそうです。

しかし、著者はエキサイトな知的好奇心を学生たちに掻き立て、履修者ゼロを覚悟した1年目には小さな教室に16人集めました。
ルーキー先生の授業で10名を越えたのがチョッとしたニュースでした。教授たちは驚いたのです。

「Lady Samurai」

先生の講座名です。

日本史との出会いで閃いたアイディアでした。
我武者羅に突っ走ってハーバード大学の教師までなった動機。

日本史は、男性史です。半分の女性が描かれていません。
著者は「半分史」と呼んでいる。女性を書き足したいのです。(壮大!)

中世を切り取ることで、日本の歴史に流れる Lady Samurai の意識を学生たちに教えたのです。

3年目には、知的好奇心も意欲も、ずば抜けて高いハーバード大学生の履修者を251人まで増やしました。
5人の助手もつけられました。ホールでの授業です。



Justice: What's The Right Thing To Do? Episode 01 "THE MORAL SIDE OF MURDER"

Harvard さんが 2009/09/04 にアップロード (*参考 ホールでの授業)



「KYOTO」の日本史のコースでは、

外交官的役割として貢献ができる・・と作成意図を明らかにした。
(日本の外務省には耳が痛い)


「こんなふうに、出来ごとと出来ごとがつながり合って、新しいアイデアがうまれるんだょ」

と、学生たちに、クラスを教えることになったのか 説明しました。

瞬時にして、著者の歴史観に触れた学生たちとの一体感が生まれた。

白熱したのです。


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メモ昨日、立ち読みで偶然手にした新書です。

日蓮聖人は、女性をとても大事にしました。

「女人法華」

日本の歴史は男女が積み上げたもので、半分史ではないのです。

そして女性たちは、美しい草書体の手紙を残しました。

読み下す程、そのリズム感は心地よいものですね。



本PC用   ハーバード白熱日本史教室 (新潮新書) 


本モバイル用 ハーバード白熱日本史教室 (新潮新書)