(BGM 喜太郎)
幕末前後の古写真に郷愁を感じるのはなぜでしょうか?
黒白写真に採色を施してあるものまで残っている。
(浮世絵の彩色技術)
当時の人たちの見ていた実際の風景なのでしょう。
庶民の生活ぶりは、質素に見えますが清潔でゆったりした時間の流れを感じる。
今にも伝わる祭りの音色、書画骨董や生活の小物、農具、田畑の灌漑施設、御宮にお寺さんは、当時のまま残ってもいる。
庶民として確かな人生を過ごした証。
昔ですが、
百姓夫婦の底抜けな明るい笑顔の古写真から感じたのは豊かさでした。
自然は温暖で植生豊かな気候があった。
戦後の左傾化した貧農史観(ひんのうしかん)に染め上げられた言説に違和感を持ちました。
先祖を謗(そし)られているように感じたのです。
貧農史観は、自虐史観(じぎゃくしかん) とセツトの戦後のGHQ歴史観なのです。
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![本](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/240.gif)
田舎(天領)の土蔵にある物は、その農民が書き残した勘定帳、義理掛帳や、学んだであろう仏典、農業解説書、薬種、拝領の書画など多数があったからです。(子供たちの手習いの習字なども)
領民の命を大切にしなければ、学ぶ環境なぞ無かったはずです。
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【参考過去記事】
幕末風塵記 農兵隊
2010-07-03 11:38:18
テーマ:日本の歴史 幕末
その場所で・・
ふっと、感覚が過去に戻る瞬間があった。
重たい銃身
吶喊(とつかん)の雄たけび
一服の茶
寺の前の茶屋(江の島龍口寺)
古写真を見た時の驚き、眩暈(デジャヴ)。
後になり、幕府の洋式鉄砲調練場所に使われていた”域内”と知る。
民族の共有意識が、かすかに残る昔の記憶として懐かしいのでしょう。
貴方も、その時代に精一杯生きたのかもしれない。
自分や縁ある人たちに似ている顔が、古写真に・・・。
*ペタ復活させました。