福島原発事故 老朽化していた原子炉 | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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古い記憶で申し訳ありませんが、原子力技術者が話さないことなのでポイントを述べておきます。

福島原発が、40年間使い続けていた炉を10年間延長しました。計画では、さらに10年延長して最大計60年間使う予定だと云われます。

延長に当たって技術的な検査(審査)をしたと思いますが、そこに”大きな疑問”があります。

強い原子炉内の発生放射線を金属に長期間照射すると脆化(劣化)するとの文献を読んだことが有ったからです。

放射能を帯びた金属に、”ス”が入ったような状態になり、脆くなる経年変化の実験資料でした。

古い1号炉と2号炉の圧力容器の内部金属は、表面がぼろぼろ状態と推測出来ます。

すでに設計条件は、満たしていません。

原子炉の寿命を延ばすことは、物理的に不可能と理解していました。


現在、注水作業で炉内の温度が上下する熱ストレスも掛かっています。
原子炉圧力容器に破壊的ストレスが掛かっているのてす。

老朽化して寿命が尽きたとも謂える原子炉を、使い続けた東京電力と監督官庁、政治家は、世界から指弾されるでしょう。


また、

枝野長官の言う「圧力計に大気圧以上の数値(低いレベル)があるので損傷していない」も疑問です。

圧力容器内の上部は壊れていないが、注水している間だけ下部に水が滞留していれば、水が損傷部分に蓋をしたように見えるからです。

底が多少抜けていても、見掛け上、上部の圧力計の数値は上がります。


いずれにしても、

原子力発電所の外観は綺麗に見えますが、内部は老朽化していたと云うことです。

東北・関東大震災で、一番古い原子炉から壊れていきました。

腐食していたのです。

 

短稿でした。